夫婦淫魔

 私は小泉璃菜。二十一歳。フリーアルバイター。現在の仕事、それ程悪質ではないが、それなりのサラ金業者の総務。出社が遅くていい分、終業も遅い。日給週給だが、仕事の性質上、不況になってもお給料は良い。休みも比較的自由に取れるが、少しでも貯金したいので、他のメンバーの様には休まない。私は自分でも結構美人で、スタイルも良いと自負している。勿論言い寄る男性は多い。しかし安売りはしない。大体ここの仕事場で、私が満足出来る男性など居る筈がない。あくまでもここの仕事は腰掛け。ある程度の資金が貯まったら、専門学校に通い、資格を得てから規模が小さくても良いから、伸びる仕事を見つける。あわよくばそこで将来のハズを見つける。それが経営者であれば最高。


 リナは仕事が終わり、都下のマンションに戻って来た。郊外のワンルームマンションで、出入りの激しい居住者の多い場所である。毎週の土日には必ずどこかの部屋で引っ越しをしている。若い人が多いが、胡散臭い連中や、明らかに水商売と分かる人が多い。当然近所付き合いは無く、かえって煩わしさは無かった。投資の為の部屋も有る様で、住人の居ない部屋も数多く在る。住人ですら不在がちなのである。だから街内でも静かで良い。

 華の金曜日でもリナには関係ない。変な男に捕まるよりも、部屋で貯金通帳を相手にテレビでも見ていた方がいいのだ。マンションに入り、エレベーターに乗ると、そこに小学生らしい可愛らしい男の子が乗っていた。リナが行き先ボタンを押そうとした時、既に十三階のボタンが押されていた。同じ階の子供だと思った。付き合いは無いのだから、どこの部屋の子供かは分からない。深夜に近いのに、という程度にしか思わなかった。
 十三階に着いて、ドアが開き、リナが下りると少年も一緒に下りて来た。部屋の前に着いた時、その子も一緒
にドアの前に立ったのだ。

 「なあに、ボク。ここは私のお部屋よ。」

 少年はニコッと微笑み、ポケットから封筒を出した。宛名書きは自分宛てになっていた。リナはドアを開けて部屋に入り封筒を開けた。少年もドアの内側に立ち、返事を待っている様だった。

 「えーと、何々、『ボクは痴漢です。これからお姉さんに悪戯します。騒ぐと殺します。』・・・・。なあに、これ?」

 リナが振り返って少年の方を向こうとした時、喉元に鋭いナイフが突き付けられていた。少年は相変わらず可愛い顔で微笑んでいた。

 「あ、危ない。やめなさい。冗談も程があるわよ。」

 少年は可愛らしいボーイソプラノの声で初めて答えた。

 「お姉さん。冗談ではありません。その紙に書いてある通りです。ボクの見掛けからの判断は本当に危険ですよ。」

 リナは後ずさりしながらナイフを持っていない方の手を握った。引き倒してナイフを取り上げようと思ったのだ。グイッと引っ張った。しかしビクともしないのだ。

 「ダメです。見かけは可愛いから、そんな事しようとしたのでしょうけど、ボクは力も強いですよ。」

 逆に少年がリナの腕を逆手に取って引き上げた。

 「あ、痛たた・・・。」
 「さあ、裸になって下さい。騒いでも、ここの防音は完璧ですよね。誰も気が付きません。」

 少年はリナをベッドの方へ押した。いかにも軽く押したのだが、リナは弾き飛ばされる様にベッドへ倒れ込んでしまった。

 「あなた、何なの・・・。」
 「ボクですか? メッセージの通りの痴漢ですよ。お姉さんを辱めに来たんです。」
 「だって、まだ子供じゃない。でも・・・。」
 「でも・・・何ですか?」
 「まるで子供らしくないわ。」
 「そうかも知れません。早く脱いで下さい。それともこのナイフで服を引き裂きますか?」

 リナは仕方なく服を脱ぐ為に立ち上がった。裸を見せればそれで済むと思っていたのだ。

 「そう、そうやって素直に脱いでくれれば、ボクも乱暴しないで済みますからね。」

 リナは上着を脱いだ。ブラウスの下はスリップで、ブラが透けて見えている。自信がある通り、その時点で既にいいプロポーションが見えている。スカートを脱ぎ、スリップに手を掛けながら、何とか懐柔しようと少年に話し掛けた。

 「坊や、何年生? 見た目と違ってスケベなのね。こんな歳上のお姉さんの裸がいいの?」
 「一番美しいのはやはりお姉さん位の歳の人ですよ。さあ、早く完全に脱いで下さい。」

 リナはブラも外した。さすがに手でバストを隠しながらだが、見ているのが小学生なので、幾分恥ずかしさは減少している。

 「もうオッパイ迄でいいでしょう?」
 「ボクは完全に脱いで下さいって言ってるんですよ。パンティーも脱ぎなさい。」
 「でも、一応あなただって男の子でしょ。そこ迄は勘弁して。」

 子供を諭す様な優しい声で頼んだのだが、少年はリナに近寄り、

 「ではナイフで切ります。肌に傷がついても知りませんよ。」

 ナイフをパンティーに押し付けたのだ。

 「アッ、やめて。脱ぐわよ。」

 リナはさすがに覚悟を決めてパンティーを脱ぎ始めた。

 「こんな子供に脅されてストリップするとは思わなかったわ。はい脱いだわよ。」

 リナはそのパンティーを少年に投げつけた。少年は軽く受けとめる。

 「全部脱いだわ。満足でしょう? その下着欲しければ上げるわ。だからもういいでしょう? 早く帰ってよ。」

 少年は少し冷たい笑いを口元に浮かべ、

 「ボクはお姉さんを辱めに来たのですよ。」
 「私はもう充分に恥ずかしいわよ。」
 「あれっ? こんなのはまだ恥ずかしい内には入りませんよ。」
 「じゃあ、写真でも撮るつもりなの?」
 「それはその内にね。さて、最初に何をするかお姉さん自分で決めて下さい。」

 少年はポケットから何枚かの紙を取り出した。

 「最初は簡単な奴ですよ。段々ハードになりますけど。」

 リナは紙の束を受け取り、それを読んで唖然とした。

 「な、何・・・これ?」

 紙には次の様な事が書かれていた。

  * 浣腸をして、排泄するところを見せる。
  * 股の毛を剃り、パイパンに成る。
  * クスコで膣を開き、中を見せる。
  * 足を大きく広げオナニーをして見せる。

 リナは顔を真っ赤にして怒った。そしてその紙の束を少年に向かって投げ返した。

 「あなた、何考えてるの? 意味が分かっているの?」
 「勿論分かっていますよ。どれを選びますか?」
 「そ、そんなもの、選べる訳ないでしょ。ひどい事ばっかりじゃない。どれもお断りよ。」
 「あれ? お姉さん、何か勘違いしている様ですね。」
 「勘違い?」
 「ボクは一つ選べって言ってるんじゃないですよ。この紙の事は全部して貰うのだけど、その順番を決めろって言ってるんですよ。」

 リナは頭の配線が切れた。紙を拾い集めている少年に、そばに在った花瓶を投げつけたのだった。大きな陶器製で、怒りに任せて投げつけた瞬間、リナはハッとした。まるでスローモーションで見ている様に長い時間に感じた。花瓶は少年の頭に向かって真っ直ぐに飛んで行った。

 (いけない。大怪我させちゃう。下手すると・・・。)

 思わず目を閉じた。しかし花瓶が少年の頭に当たる音は聞こえなかった。そっと目を開けたリナは息を飲んだ。

 「・・・・・?!」

 花瓶が少年の少し手前で、空中に浮いているのだ。微動だにしていない。

 「ウフフ。お姉さん。どんな抵抗しても無駄ですよ。」
 「あ、あなた・・・。超能力を・・・。」
 「超能力ですか。いい言葉ですけど、少し違います。正確には何と言えばいいか分からないけれど、昔ながらの言葉で『魔力』と言った方がいいでしょうね。但し、ボク自身の身体に備わった力ではないのです。私の魂というか、私の力なのですよ。」

 リナには理解出来ない。少年の口調が少し変わったのは分かったが。

 「分かりませんか? 私はこの少年に宿っているのです。この少年、十歳の小学校四年生の桂木翔という子にね。生まれる前から宿っているのです。ところで天使が堕ちてサタンに成ったのは知っていますね?」
 「じゃあ、悪魔が取り憑いているの?」
 「私はサタンではありません。元々はキューピッド呼ばれていました。しかし精神愛だけでは不完全だと思い、自ら肉愛の世界を求めたのです。この世界ではインキュバスとか『淫魔』とか呼ばれますが、あまりいい響きではないので好きではありませんね。さて、本来のこの翔に少し喋らせて上げましょう。」

 翔はリナを見据えていたが、表情が突然変化した。泣き顔になり、声も上擦った調子で喋りだした。

 「お姉さん。ごめんなさい。ボクがやっているんじゃないよ。無理矢理やらされているの。ボクに乗り移っているのが、勝手にやっているんだよ。お姉さん、助けて。ボクが・・・。」

 表情が再び元の笑顔に戻った。

 「と、まあ、こう言う訳なんです。さて、話しを元に戻して、で、お姉さん。どれから始める?」
 「あ、悪魔よ。やっぱり悪魔よ。」
 「選ばないならボクが決めますよ。」
 「イヤッ、イヤヨ!」
 「順番通りにしましょうね。最初は浣腸からね。」
 「イヤーーッ!!」

 翔はポケットから浣腸器を取り出した。二百tクラスの大きいやつで、しかも既に液体が中に入っている。その長い物がどうして小さなポケットに入っていたのかは分からないが、ズルズルと引き出されてきたのだ。
 リナは壁を伝わる様に後ずさりして、逃げようとした。

 「はい、お姉さん。ちょっとお尻を突き出して、動かないでね。すぐ済むから。」
 「エッ? ああ・・・・?」

 リナの意志に関係なく、身体が捩られた。強い力でお尻を捻曲げられ、身体の自由が利かないのだ。翔の方へとお尻を突き出す格好になったまま、動きがとれない。翔はリナの尻たぶを広げ、浣腸器の嘴を宛てがった。

 「綺麗な肛門ですね。ここからぶっといウンチが出るなんて思えない。」
 「イヤッ! ダメッ!」

 翔は浣腸器をリナの肛門に捻込んだ。 

 「アウッ・・・、ダメーーッ!!」

 リナは肛門に激痛を感じ、直腸内に冷たい液の侵入を感じた。嫌悪感と汚辱感で全身の血液が逆流し、冷たい汗がどっと噴き出してきた。液体がこんなに堅い物であるとは思わなかった。直腸をいっぱいにすると大腸の方へも入ってきた。いきばる訳にはいかない。本当はいきばって浣腸液だけ出してしまえば良かったのだ。リナは口を開けて荒い息で耐えていた。浣腸を始められた時から既に便意は始まっていたのだ。しかし身体を動かせないという事が対応を誤らせた。

 「はい、お姉さん。終わったよ。」
 「ア・・・、ウ・・・。ダメ・・・。オトイレ行かせて。」

 使用はバスルームから洗面器を持って来た。

 「お姉さん。足以外は動けるよ。」

 翔の言葉により、リナの身体の硬直は解けた。しかし足の平は、まるで接着剤で付けられた様に床にへばり付いていて、剥がす事が出来ないのだ。

 「ダメ! 足が・・・。トイレ行かせて。」
 「トイレはそこに置いたでしょ。我慢は身体に毒だよ。」
 「まさか、この洗面器で???」
 「いらなきゃいいけど。」
 「ウウーッ!!」

 リナは我慢の限界を越えた。その洗面器を尻の下に置き、しゃがみ込むと同時に、ブリブリという爆発音とともに腸内の汚物を噴出させた。

 「イヤーッ! 見ないで。」

 リナは泣きじゃくり、髪を振り乱し、顔を押さえて排泄を続けた。やめようとしても、腸の活発な働きは治まらなかった。洗面器には汚物が山の様に盛り上がる。幾分便秘気味で、老廃物が余分に有ったには違いないが、リナ自身にとってその排泄物の量は過去最大であったので、恥ずかしさで心臓が破裂しそうであった。

 「へーっ。凄いウンチの量だね。」
 「見ないで。言わないで・・・。」

 体内の汚物の殆どを出し切ったリナは、まるで自尊心迄一緒に出してしまった様な放心状態になっていた。

 「お姉さん。いつ迄しゃがみ込んでいるの? 足も動くよ。いい加減にそれ始末しておいでよ。臭くってかなわない。」

 リナはただ涙を流したまま、汚物のいっぱいになった洗面器をバスルームの中のトイレへと運んで行った。バスルームのトイレの蓋を開け、中身を流し、シャワーで洗い流した。そして自分自身の身体にもシャワーを浴び、ひたすら泣き続けた。悔しさ、悲しさ、恥ずかしさに苛まれて暫く泣き続けていた。

 リナがバスタオルを巻いて出てきた時、翔はソファーに横になっていた。子供なら当然眠っている時間の筈である。リナは怒りがこみ上げてきて、拳を握りしめ、翔に近寄った。縮込まって眠っている翔は、涙が一筋光っていた。どう見ても普通の、いや普通以上に可愛い少年である。少年というよりもやや少女の様な面影も有り、いわゆる中性の可愛らしさが有るのだ。天使の様な寝顔に、リナは拳の力が抜けてしまっていくのが分かるのだった。

 「どうして、こんな子が・・・。本当に悪魔の乗り移られているのかしら。」

 翔の顔を見ていると、今迄自分がされた辱めが、何か夢であった様な気さえしてくるのだった。
 リナはタンスを開け、下着を取り出そうとした。その時引き出しがガタッと音がした。ハッとして翔の方を振り向いた。翔が目を覚ましてしまったのだ。ニッコリと可愛い微笑みを浮かべていた。

 「おや、お姉さん。終わったんだね。」
 「あ、あなたはどっち?」
 「どっちって? ああ、子供は寝ている時間でしょ。だからお姉さんを辱める方のボクですよ。」

 リナは後悔した。翔が寝ている間に殴り倒してでも追い出すべきであったのだ。

 「次はその陰毛を剃って貰うのでしたね。自分で剃りますか? それともボクが剃る?」
 「あなた・・・、どういう事しようとしているのか分かってるの?」
 「お姉さんの裸は綺麗でしょ。でも股の毛がぶち壊しになってる。それに、ぼくはまだ生えていないのに、お姉さんだけ生えているのは許せない。」
 「それはそうでしょ。私は大人。あなたは子供よ。ガキよ。赤ん坊よ。」
 「チェッ。よくも言ったな。悔しい思いさせて上げるから。」

 翔はバスルームの方を見た。

 「お姉さん。剃刀とクリームは在るね?」
 「フン・・・。」
 「はい。タオルは取って、もう一度すっ裸になって、取って来なさい。」

 その途端、リナは操られる様に身体が動き出した。

 「エッ? 何? 何したの?」
 「剃刀を探して持って来るのさ。」
 「イヤッ! ダメッ!」

 リナは逆らおうとしたが、フラフラしながらバスルームに入って行った。そして洗面台から剃刀とクリームを取り、翔の前に戻って来る。

 「さあ、テーブルの上で剃ってね。ボクに良く見える様にね。」

 リナはぎこちない動きでテーブルに上がろうとしている。

 「イヤッ! ごめんなさい。私が悪かったわ。だからやめて。」
 「ううん。お姉さんは悪くないよ。悪いのはボク。だから謝らなくていいよ。」

 リナはテーブルの上に座り、足を広げた。丁度翔の目の前に股間を晒す形になってしまった。

 「ダメーーッ!」
 「二番目と三番目を続けてやってしまってよ。逆らう意志が強いと、手が震えるから大事な所に傷がついちゃうよ。落ち着いて、丁寧に剃ってね。」

 リナの小刻みに震える手が、シェービングクリームのスプレーを持つ。

 「今はまだ剃るだけだから、後で生えてくるけど、その内脱毛処理して上げるよ。そうすれば永久にパイパンに成れるよ。」

 リナはスプレーを股間に吹き付けた。冷たい泡の感覚が芯迄冷やしていく。

 「お願い。勘弁して。ほかの事なら何でも言う事を聞くわ。だから、剃らせないで。」
 スプレーを置き、右手に剃刀を持ち替える。リナは涙を流している。剃刀が泡の部分に近寄る。

 「イヤーーーッ!」

 悲鳴の為、ジョリジョリという音はかき消された。しかしその冷たい感覚は確実にリナに伝わっている。目の前では翔がニコニコしながら眺めているのだ。自分の意志ではないのに、隅々迄丁寧に剃り上げている。もし自分で剃ろうとしてもそこ迄綺麗には剃れないと思える程、丁寧に、完璧に剃っているのだ。毛の混じった泡がテーブルの上に積み上がる。半分程剃った頃には、リナの精神は弾け飛んでいた。

 翔はリナの手が確実に毛を剃り上げているところを嬉しそうに見つめていた。リナは意識を殆ど失っているので、かえって手の動きはスムーズであった。襞をめくり上げ、端の部分迄丁寧に剃り上げる。蟻の戸渡りの部分も、少し尻を浮かして剃る。

 剃り終わったリナの股間は、髭剃り後の様に妙に青々としているが、それでもまるで幼女の様な初々しさが逆に艶かしさを出していた。

 「お姉さん。終わったよ。」

 翔の呼び掛けに、ハッと我に返ったリナは、足を開いたままの股間を慌てて閉じようとした。しかしまだ身体の自由が利かない。

 「ウウッ・・・。」

 嗚咽を漏らし、悔しさと恥ずかしさに顔が青ざめていた。

 「さあ次はその中を見せてね。」

 翔は再びポケットから鈍い金属の輝きを発している物を取り出した。リナは、実物を見るのは始めてであったが、それが何かは知っていた。

 「お姉さん。使い方は知ってる?」
 「イ・・・、イヤッ・・・。」

 鈍い光のクスコは、リナにとっては悪魔の責め具であった。

 「はい。最初だから、小さいのにしておくよ。」

 翔が手渡すクスコをリナの手が受け取る。勿論リナの意志ではなく、腕が勝手に伸びていってしまうのだ。

 「キャーッ!!! イヤーーッ!!!」

 テーブルの上で股を開いたままのリナは、右手でクスコを持ち、左手で、たった今脱毛したばかりの陰部を拡げ始めた。操られる様にクスコはリナの秘部に押し当てられていく。

 「アウーーーーッ!!!」

 クスコの先端が割れ目に押し込まれた時、切り裂かれる様な苦痛が下腹部を襲うのだった。

 「痛い、ダメーッ!」
 「お姉さん。濡らさないと入り難いよ。良く嘗めてからにした方がいいよ。」

 リナの手は一瞬動きを止め、秘部から離れていく。ホッとしたのも束の間、クスコはリナの顔の方へと寄ってくる。唾液で湿らせようとしているのである。リナは顔をそむけ、口を堅く結んでいた。しかし、

 「ムゥォア・・・??」

 強引に口をこじ開けられたかの様に、リナの口が開かれていく。そこへクスコが押し入れられていくのだ。

 「グフォアッ・・・。」

 冷たい金属の刺激が唾液を出させる。舌もリナの意志に逆らって、クスコを丹念に嘗め上げるのであった。

 「もうその程度濡れれば入るだろう。」

 クスコが口から抜かれ、再び下腹部へと動かされる。

 「あ、・・・ああ・・・。」

 陰唇を拡げ、クスコの先端がその内部へと押し込まれる。ズプズプと卑猥な音を立ててめり込んでいく。

 「グ・・・、イヤ・・・。」

 金属の冷たい感触にリナは震え上がった。ヒリヒリする様な刺激が伝わってくる。唾液のせいで引きつられる事は無いのだが、精神的な痛みと痙攣で、気が狂いそうになるのであった。
 クスコは意外と簡単に膣内に納まってしまった。

 「お姉さんには使い方は分からないだろうけれど、手の方には教えて上げてあるからね。さあ、開いて見せてよ。」

 リナの両手はクスコの操作部を握り、ググッと押し開き始めた。

 「イヤーーーッ!!」

 クスコの嘴が開き始めた。膣の内部であるので、表面的には分からないが、リナには実際の拡がり以上に感じている。そして少しずつ拡げる度にクスコの固定ネジを回していくので、膣の筋肉に力を入れても拡がったままにされている。

 「ウグ、ウググ・・・。」

 膣内の感覚とクスコを操作させられている指の感覚で、クスコはいっぱいに拡げられた事が分かる。リナの手は丁寧にも拡げ切ったクスコを引っ張って、抜け出さない事迄確認しているのであった。

 「うん、拡がった様だね。さあ、お姉さん。中を見せてよ。」

 翔がテーブルに近付くと、リナは腰を浮かし気味に持ち上げ、一番隠しておきたい部分を翔の目の前に突き出させられるのだった。そして御丁寧に陰唇を拡げ、クスコの突き刺さった状態をはっきりと見せる形を取らされた。

 「フフフ・・・。お姉さん、自分でも見た事は無いだろうけど、中はかなりグロテスクだね。どうしてこんな部分に男は執着するのだろうね。毛が無い分、幾らか救われているけど。」
 「お、お願い。やめて・・・。」
 「まだ始まったばかりだよ。」
 「なぜこんな恥ずかしい事を・・・。」
 「アハハハ・・・。こんなのまだ恥ずかしい内に入らないよ。この程度で恥ずかしいなんて言ってたら、この先どうなるか。」

 翔はリナの膣内を覗き込みながら、陰唇を引っ張ったり、クリトリスをいじったりしていた。リナには汚辱感と嫌悪感だけなのだが、生理的な刺激を受けた女陰は少しずつ充血し、クリトリスは膨らみ始めていた。勿論リナに快感は現れてこない。ただひたすら耐えていた。少しでも精神を緩めると発狂してしまいそうな状況であった。

 「お姉さん。恥ずかしくてつらいだろうけど、身体は違うみたいだよ。お豆は大きく成ってきたし、膣の中も濡れてきたよ。」
 「・・・・・・。」

 リナには答えられなかった。刺激を受けて下腹部に熱いものが広がっている感覚は有るのだが、高まりは感じていないのだ。勿論オナニーはしていたし、男性経験だって有るのだが、肉体と精神がこれ程バラバラになっているのは初めての経験であった。

 「もう準備OKだね。充分見せて貰ったし、クスコ抜いていいよ。」

 リナの手は再び勝手にクスコを緩め始めた。段々と少なくなっていく不快な圧迫感にリナは幾分ホッとしていた。相変わらず恥ずかしさは有るのだが、他人の前で秘部に異物を挿入させられている辱めからは解放されるのだから。
 ズブッという音とともに悪魔の様な器具が抜き取られた。唾液でも尿でもないネットリとした粘液が糸を曳いている。リナはそれを放り出したいと思うのだが、手は言う事を聞かず、丁寧に台の上に下ろした。

 「さて次はオナニーを見せてくれるんだね。」
 「エッ・・・?!!」
 「いつもやっている様にしていってみてね。座ったままで足を広げてやるから難しいか知れないけど、出来るだろう。」

 リナの手は再び陰唇を拡げ始めるのだった。

 「キャーーーッ!!! イヤーーー!!!」

 指はいつもオナニーをしている時の様に、左の手の指で陰唇を拡げ、右手の中指と薬指が膣内に入っていく。そして人差し指と親指でクリトリスを摘むのであった。

 「フーン。お姉さんのやり方はそういう形なんだ。」
 「イヤーーッ!! 違うっ!!」

 膣内の指は抜き挿しを始め、クリトリスを挟んでいる指は左右に動き始めた。

 「アウッ!! ダメッ、やめてーーーっ!!!」
 「いかないと終わらないよ。早く終わしたかったら、早くいかないと。」
 「イヤッ! いける訳・・、ウッ・・、ないでしょ。」

 精神的に快感は無い。しかし肉体的には高まってきているのだ。愛液の量もいつもより多く感じられる。肉体的に高まってきているので、本当なら快感を感じられればむしろ幸せだとも思えるのだが、屈辱感の方が遥かに大きい。いつもならこれ程の高まりであるのならとうに到達してしまっている筈である。リナは快感の伴わないオナニーがこれ程つらいものであるとは知らなかった。

 「あ、あ・・・。つらい・・・。助けて・・・。」
 「オナニーにしてもセックスにしても高まってもいけないってつらいでしょ。これからもずっとそういう事されるのだから、どんな時でもいける癖つけないとね。どうせ限界迄いけば、いっちゃうよ。」

 リナはこれ迄に感じた事の無い高まりにより、精神的には殆ど失神状態になっている。何も考える事が出来なくなってしまっている。心が空白になった時、高まりが限界に達し、汚辱感を弾き飛ばした。

 「ハーーーーーーッ!!!」

 愛液が霧の様に噴き出し、仰け反る様に倒れ込んでいった。翔が念の力により支えなければ、リナはテーブルから無防備に落ちてしまったであろう。リナは白目を剥き、口からは泡の様な涎を流したまま気を失っていた。

 「やっといったな。まあ、ボクの念でも、本来いけるはずのない状態なのだから、結構時間が掛かった。暫く休んでいて貰おうね。」

 翔は意識の無いリナの脳に思念を送る。意識が無く、抵抗意志の無い場合はその人間を操る事が出来るのである。リナは白目を剥いたまま、フラフラとテーブルから下りてベッドに向かう。股間からは露が流れ出したままで、足を濡らしている。翔はリナをベッドに寝かせ、自分もソファーに横になった。

 「ボクの身体も休ませなくちゃ。子供の身体は夜更かしには弱いし、本当の翔の心はもうとっくに眠っちゃっているからな。」



 翌朝リナが目を覚ました時は既に日も高くなっていた。何となく不快な目覚めで眩しさを堪えながら起き上がった。

 「ン? 裸だわ・・・。」

 一瞬の後、リナは昨晩の事を思い出した。しかし途中からの事はまるで酔った時の様に朦朧としているのだが、少しずつ思い出すにつれ、恥辱感が全身に走ってきた。
 涙が流れ出し、全身に怒りの痙攣が蠢き、震えながらソファーを見た。そこには翔が可愛い寝顔でまだ眠っていたのである。テーブルには渇いているが昨日の辱めで出来たシミがくっきりと残っている。タオルで身体をくるみ、怒りに震えた拳を握りしめ、翔に近付いていく。

 「この子は・・・、何て事を・・・。」

 怒りに任せて少年に殴り掛かった。
 しかし、その拳は少年の顔のすぐ前で止まってしまった。見えない力で遮られてしまったのだ。

 「あ、お姉さん。お早よう。」

 リナはそのまま硬直してしまった。再び恐怖が甦ってきたのだ。怒りの震えはそのまま恐怖の震えになってしまった。

 「良く眠れたでしょう。なんせ、あれだけ激しいオナニーをしたんだから。」
 「あ、あ、・・・あなた・・・。」

 リナは言葉が出てこない。後ずさりしようにも動けないのだ。

 「そんなに恐がらないで。ボクはお姉さんにはエッチな事しかしないから。」
 「だ、だって・・・。」
 「お姉さん、ボクの様なインキュバスは本来エッチな人しか襲えないんだよ。恥ずかしいかも知れないけど、お姉さんにはそれなりの本性が有るのだから。」
 「う、嘘よ。私はエッチじゃない・・・。」

 翔は両肩をすくめて、

 「だって、ボクが見ているのにオナニーでいっちゃったでしょ?」
 「あ、あれは、あなたがさせたんで・・・。」
 「ううん、オナニーはさせたけれど、それで快感感じていっちゃったのはお姉さん自身だよ。普通の女の人だったら、あんな事されていける筈ないでしょ。」
 「だって・・・、そんな・・・。」

 翔の目の前でオナニーで達してしまった事を思い出し、恥ずかしさで顔を真っ赤にして狼狽えていた。
 翔は立ち上がり、伸びをしながら、

 「今日は土曜日でいい天気だね。お姉さん、まだ逆らうかな? 逆らう様なら、すっ裸のまま表に出してしまうよ。」
 「まさか・・・、イヤッ。」
 「表で、昨晩と同じ事をさせて上げてもいいけれど、どうする?」
 「イヤッ、ごめんなさい。逆らわないから、やめて。」
 「そうだよね。どっちにしろ逆らえないのだから、大人しくしていた方がいいよね。」

 翔はカーテンを開け放ち、明るい陽射しの街中を見ていた。そしてリナの方へ振り返り、

 「お姉さん、ボクだけと居る時には裸で居なさい。」
 「えっ?」
 「そのタオルを取ってって言ってるの。」
 「でも・・・。」

 リナはタオルをギュッと掴んだままでいた。

 「逆らうのかな? 無理矢理取って、そのまま表に出て貰おうか?」
 「あ、ごめんなさい。言う通りにするわ。」

 リナは涙ながらにタオルを外し裸体を晒した。しかし腕で胸と股間を隠している。

 「お姉さんは服を着ている時でもそんな風に胸と股を押さえているの? 裸で普段通りにしていて欲しいんだけどなあ。」

 リナは逆らえない。唇を噛みしめて両手を伸ばした。昨晩の様に自分の意志に反してでも辱めを受けさせられる事は良く分かっているのだ。

 「これでいいの? お願い、もうやめて帰ってちょうだい。」
 「フフフ。まだまだ終わってはいないよ。ボクは痴漢だからね。もっともっと恥ずかしい事するんだよ。」
 「な、何を・・・。」

 翔は含み笑いをしながら時計を見上げた。

 「もうすぐ宅配便が来るよ。でもお姉さんは裸だから、ボクが受け取りするけどね。」
 「宅配便?」
 「そう。お姉さんを辱める道具を色々頼んであるの。勿論お姉さんの名前でね。」
 「一体、なぜ・・・?」

 その時ドアホンがピンポーンと鳴った。リナは慌てて物陰に隠れる。翔はドアを開け、

 「はーい。どなた?」

 配達の人間である事は知っているし、何を届けに来たのかも知っているが、可愛い小学生らしい表情で応対していた。

 「小泉璃菜さんのお宅ですね?」
 「あ、お姉さん、今出掛けているけど。」
 「じゃあここに受取のサインをお願いします。」

 翔は渡された紙に「小泉」のサインをした。配達人は大きな段ボール箱を数個抱えて入ってきた。

 「ここでいいですか?」
 「はい、いいですよ。ご苦労様。」
 「どうも。」

 クスクス笑いしながら翔はドアを閉め、段ボールを見ながら数えている。

 「何なの? それは。」
 「言ったでしょう。お姉さんを辱める道具。でもそればっかりじゃないけどね。」
 「だってこんなに沢山・・・。」
 「値段も結構するよ。」

 翔は箱の一つに『納品書在中』と掛かれた比較的小さい段ボールを開いた。一番上に封筒が在り、それを開けて読みながら、

 「このお店は安くていい物を出しているけど、それでも四十万円を越えているよ。」
 「何がそんなに・・・。」
 「あ、お姉さん。言ってなかったけれど、このお金はお姉さんが払うんだよ。銀行引き下ろしになっているからね。」
 「エッ・・・? 四十万も私の口座から?」
 「そうだよ。だってこれ、全部お姉さんに使う物だもん。自分の物なんだから、自分で開けて整理してよ。多分、よその人には見せられない物ばかりだから、自分で片付けないとダメだよ。」

 リナは唖然として立ちすくんでいた。

 「いやよ、イヤーーーッ!!」

 リナは泣きじゃくりながら段ボール箱の方へ走り寄った。

 「逆らわない方がいい筈だよね。開けて見てご覧。」

 渋々箱を開き、中身を取り出した。紙に包まれているが、それを開くと下着類が出てくる。勿論普通の下着ではない。セクシャルを通り越し、卑猥でさえある。

 「こ、こんな下着・・・。着けられないわ。」
 「そうかなあ。いいと思うけど。でも着けないとノーブラ、ノーパンでは恥ずかしいでしょ?」
 「私は普通の下着がいいのよ。」
 「だって、お姉さんの普通の下着はもう無いよ。」
 「エッ?」

 リナは慌ててタンスに向かった。引き出しを開くと、中は空っぽだった。次の段も空であった。一番上の段の、靴下とハンカチだけは残されている。

 「私の下着、どうしたの?」
 「どうせもう不要なのだから消滅させたよ。」
 「消滅?」
 「そう。その位の事は魔力で簡単なの。だからお姉さんは下着を着けたければ、ボクが用意する物しか着けられない。」

 リナはハッとして洋ダンスも開けて見た。しかしそこに入っている上着類はそのままであった。

 「上着は外出に必要だからまだそのままだよ。安心して。その開いた引き出しに下着類を整理してね。」

 リナには言われた通りにするしかなかった。逆らう事は不可能であるし、どんなに恥ずかしい代物でも、全く下着を着けない訳にはいかないのだ。紙に包まれている下着は殆ど紐と言ってもいい程の物で、ちょっと大き目だと必ず前開きなのだ。ブラにしてもかなり危ない形で、淫猥であった。仕方なくタンスに並べていたが、次の包みは晒しの様な大きな布であった。

 「これは・・・?」
 「アッ、それはオシメだよ。もう一つの包みはオムツカバーだよ。」
 「オムツ・・・・! 何で・・・。」
 「だってまだお姉さんにはお漏らしして貰ったりするから必要でしょ?」
 「イヤヨ! ダメッ!!」
 「取り合えず仕舞っておきなよ。そんな物、大して恥ずかしい物ではないんだから。」

 リナは心の中では僅かな抵抗はしたが、翔の思念の強さと、逆らえないと思う心によって手早くオシメもタンスの中に仕舞い込んでしまった。開いたままにしておく方が恥ずかしく、見えない所に押し込んでしまった方が良いと思えたのだ。段ボール箱の中にはまだ何か入っている。紙包みの中からゴムの様な臭いがしてくる。

 「これは・・・?」
 「ゴムで出来た下着の類だね。その箱の中身は全部衣類だよ。その下には革で出来たのも在る筈だ。」

 確かにパンティーらしい形やブラらしいのだが、ゴムで出来ている。更に革製の物も在る。とても下着とは思えないのだが、恥ずかしい形の物よりは幾分ましだが、普通ではとても身に着けられない代物であった。リナは相変わらず涙を溢れさせながら整理させられていた。

 「さあ、まだまだ在るんだよ。身体の外側の物はあと少しだからね。」
 「・・・・? 外側?」
 「中側の物だって在るよ。」
 「中・・・?」
 「そうだよ。多分その次の箱だよ。」

 リナは不安そうな表情で箱を開けた。

 「アッ・・・・!!」

 箱を開いたままのリナの手が硬直し、ワナワナと震えている。

 「これ・・・・・・・。」

 喉の奥から搾り出す様に声を出すのだが、言葉が続かない。翔は脇から覗き込み、いかにもあどけない顔で嬉しそうな表情であった。

 「そう。中側の物でしょ?」
 「バイブ・・・・。」

 箱の中には数多くのバイブが納められていたのだ。どれも大型で、グロテスクで卑猥な代物であった。

 「ウフッ、お姉さんの名前で注文したんだ。お店の人は何だと思うだろうね。こんなに沢山のバイブを買う人なんて。しかも、住所、年齢、氏名、勤務先迄きちんと書いておいたから、今頃調べているかもね。」
 「こ、こんな物・・・、一体・・・。」
 「エッ? まさか、使い道を知らないなんて事はないよね?」
 「そうじゃない・・・。何故、こんなに沢山・・・。」
 「ああ、それは、勿論お姉さんに使って貰うのだけれど、こういう物はどうしても華奢なんだよ。壊れたらすぐ次のを使わないとね。」

 リナはまだ箱を開ける途中の格好のまま硬直している。

 「イヤッ・・・、こんな物・・・。」
 「でもねえ、ボクの身体はまだ子供だから、オチンチンは小さいし、そんなに続けられないの。魔力で大きくするにしても、ボク自身の身体ではまだまだなんだ。それ迄は偽物で我慢してね。お姉さんのオマンコには常にオチンチンの代わりに挿れておくから、数が必要なんだ。」
 「イヤッ・・・・、私・・・、こんな物・・・。」

 リナはやっと箱から離れ、後ずさりし始めた。

 「このバイブはまだ初級編だよ。もっと凄い物も在るんだけど、最初からは買えない。お店に対し、実績を作らないと。多分その頃迄にはお店ではお姉さんの調査を済ましている筈なんだ。本当に変態だと思ってくれれば、凄い物を出してくれる。それ迄に、このバイブをみんな使い潰さないとね。」

 翔は箱の中から一番大きなバイブを取り出した。それはとてもバイブとは思えない程にグロテスクで巨大な代物だった。長さはゆうに三十pはあり、太さも五、六pはある。

 「これは最終段階の物だね。」

 リナは震えながらその凶器を見つめていた。とても人体に使える様な物には見えなかったが、それでも翔の言葉が引っ掛かった。

 「最終・・・段階?」
 「当然でしょ? いきなりこんな物は挿れられないよ。」
 「ちょっ・・・ちょっと待って。まさかそれも・・・。」
 「そうだよ。お姉さんには段々と慣れて貰い、最後にはこのバイブが入る様なオマンコに成って貰うよ。」
 「嘘・・・、イヤッ・・・。そんな大きな物は・・・。そんなのが入る様に成ってしまったら・・・。」
 「大丈夫だよ。最初からこんな物が入る人は居ないよ。少しずつ大きくしていけば、大きなオチンチンでも挿れられる様になるし、しっかり訓練すればガバマンには成らないから。勿論それなりの訓練は必要だけどね。ところでお姉さん、どれがいい?」

 翔は箱の中から小さ目と思われるバイブを幾つか取り出して並べていた。リナは恐ろしい物を見つめる様に眺めていたが、そのバイブにはある特徴を感じた。翔が嬉しそうに電池を準備しているので気が付いたのだが、エロ本で見ていた様な、電池ボックスが外部に付く物は一つもなかった。全てがバイブ本体に電池を入れる物なのである。

 「ヘーッ、やっぱりお姉さんてスケベなんだ。」
 「エッ?」
 「お姉さんに使うバイブは全部一体型なんだよ。コードが伸びていると、引きちぎられてしまうからね。一体型だと、オマンコにスッポリ填まり込むから、抜き難いの。もっとも、外出する時には革パンティーを穿いて貰うから、バイブは抜けないよ。アッ、革とは言っても、中に金属のメッシュが仕込んであるから、切る事は出来ないし、鍵を掛けたら、自分では脱げないよ。」
 「そんな・・・、バイブを挿れたまま外出させるつもり?」
 「エヘヘ・・・、当然。それより、好きなバイブを選んでよ。」
 「イヤーッ、もうやめて。出て行ってよ!!」

 翔は眉をしかめた。

 「どうしてそんな物を使わなくてはならないのよ!!」
 「まだお姉さんは分かっていないんだね。お姉さんはこの部屋に居る時には裸で居るのだけれど、それだけじゃないよ。お姉さんはいつでもバイブを挿れていなくちゃならないんだよ。勿論ボクのオチンチンが成長したら、オチンチンを挿れたままにしておく。お姉さんのオマンコは、永久にオチンチンかバイブのどちらかが填まっているんだよ。仕方ないね。まあ、最初だから、細い物にしておいて上げる。」

 翔は細長いバイブに電池を填め込んだ。ブーンという軽い振動音がし、細かい振動をしている。

 「これは電池が無くなる迄止まらない。さあ、挿れるよ。」
 「イヤーッ!!」

 リナは裸のままでも部屋の外に逃げ出そうとした。ドアの前に立った時、ピタッと動きを止めた。

 「アウッ・・・。」
 「まだ分からないの? ボクはお姉さんの事を自在に扱えるのだよ。それっ!」

 リナはグッと引かれる様に後ずさりする。そしてそのまま床にしゃがみ込んでしまう。

 「アッ、ダメッ・・・!」

 更に後転をする様にして尻を上にする。そのまま止まってしまい、リナは陰部を晒け出したまま尻を突き上げたままにされた。

 「大人しくしていれば良かったのに。だけどこれならバイブを挿れても抜け落ちないね。それにお尻の方にも都合がいい。」
 「イヤーッ、やめてーっ!!」

 翔は唸っているバイブをリナの膣口に宛てがった。

 「ギヒーッ・・・!!」

 陰唇を開いて、その肉襞の中に静かに填め込むのだった。

 「イヤーーーーーッ!!!」

 激しい絶叫の悲鳴にも関わらず、リナは動く事が出来ない。嫌悪の異物が汚辱の振動とともにリナの体内に入り込んできた。

 「イヒーーーッ!」
 「ヘーッ、これだと巧く挿れられる。お姉さん、電池が無くなったら、すぐ次のバイブを挿れるよ。」
 「ダメーッ、抜いて!!」
 「だから出来るだけこのバイブを壊してしまえばいいんだよ。うんとオマンコを締めて、潰せればね。小さいのは意外と華奢だから、練習してね。」
 「ダメーッ、そんな事、出来ない!!」

 リナには天辺の膣に填まり込んでいるバイブが全く見えない。完全に埋没してしまっているのだ。尻を動かす事は出来ないのだが、膣に力を込める事は出来る。その力で押し出そうとしたが、それはかえってバイブの振動をもろに感じてしまう。

 「イヤよーっ、気持ち悪い!!」
 「気持ち悪い? 変だよ、お姉さん。オマンコからお汁が流れている。これはオシッコじゃないよね? 本気汁でしょう?」
 「ヒーッ・・・、そんな事ない!!」

 確かに快感などが出る筈はないが、腹に流れ落ちてきた液体が愛液であるのは分かる。

 「暫く楽しんでいてね。電池が切れる迄は止まらないのだから。でも、このままの姿勢だったら、食事もしてしまえそうだね。昨日、浣腸でおなかは空っぽだものね。」

 リナには翔の言っている事が分からなかった。それどころではない汚辱でいっぱいだった。だから翔が漏斗を持ってきても、その用途が分からなかった。

 「本当は栄養浣腸用の肛門栓が届いてからにするつもりだったのだけれど、これならいいね。接着剤で留めておけば外れないからね。」

 翔は喘いでいるリナの肛門を真探った。

 「キャーッ、何するのよ。」

 翔は愛液で肛門を濡らし、更に漏斗も濡らした。

 「エッ? それは?」
 「そうだよ。こうするの。」

 いきなり漏斗の口をリナの肛門に捻込む。

 「イヤーーーッ!! 何するのよ!!」

 いっぱいに挿し込んでから、翔は漏斗を吐き出そうとしていた肛門にチューブの液を塗り付けた。

 「ダメーッ、それは?」
 「接着剤。漏斗が外れない様にね。うん、しっかり付いた。」

 翔は漏斗を引っ張ってみたが、漏斗と肛門は完全に接着され、激しい苦痛がリナを襲う。

 「何したのよ。そんな事したら・・・。」
 「そうだよ。お姉さんは自由になったとしても、この漏斗は外れない。どうせ暫くは外に出られないんだから、このままでもいいよ。」
 「イヤーッ、取って。坊や、何をするのよ。会社にだって行かなくちゃ・・・。」
 「まさか、こんな格好で行くつもり? お姉さんはもう会社には行けないんだよ。表に出られる様に成るにはかなり時間が掛かる筈だし。」
 「出られる様? どういう事よ。」
 「ボクはお姉さんをもっとスケベにするんだよ。色情狂に成る迄は出られない。それにバイブを挿れたままでも外出出来ないとダメなのだから、それで充分に色気違いだね。それとお姉さんの食事はお尻からだけ。口だって性器なんだよ。」
 「食事をお尻? 何を言っているか分からない。」
 「こう言う事だよ。」

 翔は缶入りの栄養ドリンクを開け、リナの肛門に突き挿されている漏斗に流し込んだ。ボコボコと音を立てて僅かな量だが直腸に流れ込んだ。

 「いきばっていいよ。その方がより身体に流れ込むからね。」

 そう言われる迄もなくリナはいきばっていた。膣のバイブと肛門の漏斗で気が狂わんばかりに泣き叫ぶ。そしていきばればいきばる程栄養ドリンクは直腸から大腸へと流れ込んでいくのだった。その汚辱は肉体的には激しい高まりとなるが、精神的にはバラバラであり、快感などは感じられない。それは肉体的な高まりを更に高める事となり、肉体的高まりの限界を超えていた。そして精神の一瞬の緩みは一気に精神を弾き飛ばし、快感の伴わない激しい絶頂で、絶叫とともに達し、堕ちてしまうのだった。



 まだリナの下腹部には異物が軽い音を立てている振動帯が填まり込んでいた。そして肛門の異物から体内ガスが共鳴しながら吐き出されている。

 (悔しい。こんな格好でバイブを挿れられ、お尻から食事をさせられ、あげくにいかされてしまった・・・。)

 リナは歯を食いしばって嗚咽を堪えていたが、それでも声が出てしまう。

 「アハッ、お姉さん、気が付いたね。どうだった? 栄養浣腸をしながらのバイブでいっちゃうなんて、やっぱりお姉さんはスケベなんだね。」
 「・・・・・。」

 リナは返答出来ず、ただ翔を睨み付けるだけだった。

 「失神は癖になるそうだよ。これからも何度もいかせて上げるけれど、慣れればずっと気持ち良くなれるからね。」
 「お願い、もうやめて・・・。坊やはインキュバスが取り憑いているそうだけれど、その身体では私とのセックスは無理よ。これから私をどうするつもりなの?」
 「ウーン、それを言われるとつらいなあ。確かにこの身体は子供なんだよね。ボクはインキュバスだから、セックスが大好きなんだ。そしてそれ以上に女の人に快感を与えるという事が嬉しい。勿論精神的な快感も上げたいけれど、取り合えずは肉体的な快感だけだね。だけどこのオチンチンはまだまだ大きく成らないんだよ。それでもお姉さんのそういう格好を見ているせいか、小さいながらもオチンチンが勃起している。見てみる?」

 翔は半ズボンの前の部分から小さいペニスを引き出した。まだ子供の皮被りだが、それでも確かにいっぱいに勃起している。

 「翔自身はどう思っているのかな?」

 翔の表情が自信に満ちた淫魔の顔から、泣きそうな少年へと変貌した。

 「やめてっ! ボクから出て行って!」

 淫魔は翔自身も金縛りにしていた。翔はリナの前でペニスを出したままにしているのが恥ずかしく、顔を真っ赤にしている。翔の肉体を翔本人自身では動かせない。淫魔に操られ、自分でペニスを摘んで引き延ばすのだった。

 「ギーッ、痛い! やめて!!」

 そして翔の顔が再び淫魔に戻った。

 「やっぱりね。まだ成長していないから、オチンチンの気持ち良さは出ないね。そうでないと、ボク自身、インキュバスとしてのボクの事だけれど、翔本人の心には溶け込めない。ボクの存在価値はセックスだよ。セックスによる快感を得、そして与える事。それが、ううん、それだけがボクの存在価値。だからどんなに苦しみ、苦しみを与える事になろうとも、セックスの快感になるなら厭わない。」
 「あなた・・・、インキュバスとしてのボクちゃん、本気なの? それでいいの?」
 「勿論、ボクにとっては社会生活なんて事はどうでもいい事。だけどそれだけでは済まない事も分かっているよ。いいセックスをするにはいい生活の基盤がないとね。だけどそれは解決出来る。これは信じてもいいよ。ちゃんとした生活の元にいいセックスがある。きちんとした生活にはきちんとした仕事。きちんとした仕事は生活に張りを持たせる。ボクの方はまだ子供だから、ちゃんと学校に行かなくてはならないよ。ボクのインキュバスとしての能力はインキュバスとしての能力しかない。将来インキュバスとしてのボクが翔として生活していくのには、翔自身がちゃんとした人間に成っていなくてはならない。」
 「私はイヤッ・・・。お願い、つらいのよ。バイブを抜いて。お尻もつらい。」

 いった後も随分長い間高められていて、既に普通の高まりの限界を越えている事はリナにも分かる。膣の中は愛液で満ちていて、かなりの量が腹に流れ出ているのだ。いつアクメに達してしまうかも分からないのだが、快感のないアクメのつらさはイヤという程に分かっている。

 「フーン、どうしようかなあ・・・。ボクとしては早くお姉さんに色気違いに成って欲しいのだけれどね。」
 「バカッ!! いくらインキュバスでも、その身体は子供よ。ラッキョウみたいなオチンチンで、大人の私を・・・。」

 翔は少しカチンときた様だが、落ち着いた顔をしていた。そして開き気味のリナの陰唇から顔を出している充血したクリトリスを指先で弄ぶ。

 「キヒッ、ダメーッ!!」
 「そうだよね。折角お姉さんが色気違いに成ってくれても、ボクがセックス出来ないのはつまらない。翔の身体はまだ精通も始まっていないしね。この身体がお姉さんを好きになっていないとダメだしなあ・・・。」

 いきなり翔はズボンを脱ぎ始めた。リナにしてみれば大人の男性であれば慌てるのだろうが、子供の翔が何をしようとしているのか不思議だった。

 「お姉さんはボクの事を知らない。翔もそれ程は知らないのだけれどね。ボクはお姉さんの体の自由を奪ったり、ボクの思う様に動かす事は出来る。それは分かるよね。だけど心迄は出来ないんだ。だから心迄スケベに成って貰うのには、身体がうんとスケベに成ればいい。ボクの方はボクが乗り移っていれば翔の身体はボクの物。だからボクの思う様に操れる。翔の心を表に出せば翔が動かす。だけどそれでもボクが制御をする事も出来る。ボクの心がこの身体をスケベにしようとしても、翔が抵抗するからね。ボクがスケベに成った翔と一体化するという事は、スケベな翔に成るという事。インキュバスとしての心とスケベを喜ぶ翔の心。だけどそれはもうインキュバスではないんだ。今の様に他人を操る事は出来なくなる。操ると言っても、一度に二人を同時には難しい。ボクが翔の心に隠れている時はお姉さんを操り難い。ボクは本来の翔の心をスケベにしなくてはならないのだけれど、インキュバスのボクにはかなりの抵抗をするんだよ。だからお姉さん、取引しよう。」
 「取引? 何でもいい、お願い、抜いて・・・。アクッ、いっちゃ・・・。」

 リナは激しく身震いしたまま限界を越え、愛液の霧を噴き上げる様にしてアクメを迎えた。



 「ヒーッ、お願いよ。つらいの。」
 「つらい? それじゃ、もっと大きなバイブに挿れ替える?」
 「違うーっ!! 気が狂いそう。」

 リナはかすれた声で哀願する。

 「その内に慣れれば、バイブを挿れていないとつらくなる様に成るけれどね。お姉さんは本当にスケベだから、マン汁を沢山出し過ぎるんだよ。水分不足だから苦しいんだよ。入れて上げる。」

 翔は踏み台を用意し、リナの後ろに置き、その上に立った。そして半ズボンから勃起している小さなペニスを出した。リナには翔が何をしているのかが良く分からなかったが、尻に突き挿されている漏斗に何かをされそうな気配に不安な声を上げた。

 「ボクちゃん、何をするの?」
 「だから、お姉さんにお水を入れて上げるよ。」
 「水? エッ? アッ、まさかオシッコ? ダメーッ、そんな事しないで!!」
 「お姉さん、ボクはオシッコをお姉さんに入れる。お尻がイヤなら口で飲んで貰ってもいい。イヤがってもボクはお姉さんを動かせるのだから。最初だからお尻にして上げるんだよ。それとも口の方がいいの?」

 リナは返答出来ない。尿を体内に入れられるという汚辱感はつらいが、反抗すると、本当にペニスを喰わえさせられるのは確かな事だった。リナはジッと歯を食いしばっているしかなかった。すると翔の鼻歌と同時に、漏斗に水音がし、直腸の中に温かい液体が流れ込んでくるのだった。

 (オシッコ・・・!! 私のお尻にオシッコが・・・。ああ、身体の中に流れ込む。染み込んでいく・・・。)

 水分が大腸に吸収されているのがリナにも分かるのだった。そしてまるで尿がすぐに涙となってリナの身体を通り過ぎるかの様に、いつ迄も涙が溢れ続けるのだった。



 「お願いよ。バイブを抜いて。この格好はイヤ。」
 「どの格好?」
 「だって・・・。恥ずかしい所を晒け出したままで・・・。」
 「フーン、バイブはもう少しで電池が切れそうだよね。」

 言われてみると、リナの慣れもあるのだが、バイブの力は落ちてきていた。

 「ボクは最初に言ったよね。お姉さんのオマンコにはボクのオチンチンかバイブを挿れたままにしておくって。ボクのオチンチンは当分挿れられない。だからバイブは挿れたままだよ。そこで、さっき言った取引だけれど・・・。」
 「取引? 何でも言う事を聞くわ。」
 「ボクは魔力では二人を同時に束縛するのは難しい。それにインキュバスと言っても精神だけだから、精神エネルギーも休まないと回復出来ない。ボクが翔の中に入って休むと、お姉さんを拘束出来ないんだ。だから逃げ出せない様にしたんだけれどね。お姉さんを自由にして上げている間、翔のオチンチンを育てて欲しいんだよ。多分もう初通が始まる筈だから、翔の最初の射精はお姉さんに任せたい。これからもずっとして貰うけれどね。インキュバスとしての自尊心として、マスターベーションなんて事は絶対にしたくない。セックスが無理ならオスペでないとね。」
 「な、何て事を・・・。私が坊やの?」
 「だから取引だよ。バイブは抜いて上げないけれど、電池が切れてもお姉さんが翔のオチンチンをしごいている間はそのままでいいよ。しごきをやめるか、お姉さんが動くバイブが欲しくなった時には挿れ代えて上げる。勝手に抜いてしまえばボクの力で新しいバイブを填め込むからね。どうだい?」
 「いいわ。分かったわ。この格好はつらいの。お願い。」

 翔はニッコリ微笑んだ。途端にリナを押さえ付けている力が緩み、ゴロンと転がった。

 「おっと、バイブと漏斗は抜かない事。勝手に外すと、そのままの格好で表に歩き出させるからね。」

 リナは慌てて手を縮めた。股間と尻に手が伸びそうだった。そしてバイブの動きが緩慢になり、やっと激しい刺激からは解放された。

 「さてと、今度は翔を押さえ付けないとね。」

 翔はパンツを脱ぎ、床に大の字に寝て、リナを誘った。

 「翔の心は恥ずかしがっているけれど、オチンチンはギンギンだ。お姉さん、分かっているね。しっかり搾ってやってよ。」

 そしてインキュバスの気配が薄くなった事が何となくリナにも分かった。

 「ヤーッ、ダメーッ!!」

 翔が本来の子供に戻ったのだ。涙を流しながら震えている。しかし自分では手足を動かせないらしく、ただ両手足を引っ張られた様にしたままバタバタしていた。翔が本当にイヤがり、恥ずかしがっているので、リナはオスペをする事に躊躇していた。すると翔の表情だけがスッとインキュバスに戻った。

 「お姉さん、分かっているね? 揉まないのならバイブを挿れ代えるよ。」
 「アッ、イヤッ、分かってるわ。」

 リナはおそるおそる翔のペニスに手を伸ばした。

 「ヤダーッ、お姉さん、やめてーーっ!!」
 「ボクちゃん、ごめんね。あなたのオチンチンを搾らないと、私がつらい目に遭うのよ。」
 「ヒーーーッ!!」

 リナは小さいがいっぱいに勃起している翔のペニスの皮を剥いた。まだピンクの亀頭は妙に初々しかった。翔にも自分の中のインキュバスがリナを辱めている事はつらい事であり、そのインキュバスが自分を責めているのだ。そして初めて他人の手に触れられるペニスには新鮮な大きな刺激であった。

 「ダッ、ダメッ・・・。お姉さん、オシッコ・・・、オシッコ出ちゃう。」
 「オシッコ? 射精じゃ?」
 「ヒーッ、出ちゃうよーーっ!!」

 リナにもペニスの脈動が射精寸前である事が分かった。それが初めての射精であるらしい事も。切羽詰まっている翔の顔は可愛らしく、何となく不思議な嬉しさにリナの頬が緩んだ。しかしその瞬間、インキュバスの力が働き、その緩んだ口元を広げられ、ハッと思う間もなく、リナの頭は翔の下腹部に押し付けられた。

 「バハッ、ハマ・・・、バフッ・・・!!」
 (キャーーッ!!)
 「ワーッ、お姉さん?!」

 リナの口はグッと閉じられてしまった。翔のペニスを喰わえ込んだまま、舌でペニスをさすらされる。

 (イヤーッ、アッ、アッ・・・、ボクちゃんのオチンチンは・・・。)

 リナの恐れと同時に翔のペニスの限界が訪れた。

 (キャー、射精・・・!)

 リナの口内に汚辱の液体が突き刺さってきた。苦く生臭い液体がリナの口の中で激しく渦巻いていた。そして二人の体に自由が戻った。リナの口を除いて。

 「お、お姉さん・・・。」
 「ムグーーーッ!!!」

 リナは何とか口を開けようとし、ペニスを引き出そうとする。しかしリナの意志に反し、口はしっかりと翔のペニスを喰わえ込んだままであり、舌は相変わらず亀頭をさすり続けるのだった。

 (臭い・・・。イヤよ、早く離して。このままでは精液を飲み込んでしまう。ウッ、ボクちゃんのオチンチンがまた硬くなってきた? ワッ、私の舌がオチンチンを興奮させているの? ダメッ、このままではまた射精されてしまう。)
 「お姉さん、やめて。オチンチンが・・・、ムズムズするよ。アフッ、オシッコが出そうだよ。我慢出来ないよ。ダメーッ・・・!!」

 そして連続の射精をさせられてしまうのだった。

 (イヤーッ、またーーーっ・・・。)

 口の中の精液の量は大した物ではないのだが、それでも吐き出せない為にリナには過剰な量だった。インキュバスはリナに精液を飲み下す迄はそのままにしておくだろう事は分かった。リナにとっても口の中に精液を溜めたままにし、いつ迄も味わっている事はつらく、飲んでしまう以外には道がなかった。



 「坊や・・・、ひどい・・・。」

 飲んでしまうとやはりリナの口に自由が戻った。リナは泣きながら水道に向かう。

 「ごめんなさい・・・、だけど・・・。」

 翔も泣きながら謝っていたが、声だけが急に変わった。

 「お姉さん、ボクのオチンチンをしごいている間だけはバイブが止まったままでもいいんだよ。」

 ハッとしたリナは翔の方を向いた。翔も自分の意志でない声に慌てている様だった。

 「それにお姉さんはボクのオチンチンから出る物以外は口に出来ない。勿論水もダメ。どうしても水が飲みたいならボクのオシッコだけだよ。さあ早くこのオチンチンを揉みなさい。」

 翔は自分の口を塞ごうと狼狽えていた。

 「ボクちゃん・・・、あなた・・・。」
 「ち、違う・・・。ボクじゃない。ボク・・・、そう、インキュバスのボクだ。」

 リナはそれでも口の中の汚辱の残り香を拭う為に水を飲もうとコップに手を伸ばした。そしてピタッと動きが止まった。そして操られる様に向きを変え、タンスに向かわされる。

 「仕方ないな。バイブを挿れ直して貰おう。」
 「バイブ? アッ、ごめんなさい。言う通りにする。だからやめてっ!!」

 リナはタンスの引き出しを開け、沢山のバイブの中から一つを掴み上げていた。

 「どうしてもお姉さんはボクの外見で侮ってしまうんだよね。」

 リナは首を振り、イヤがっていたが、腕は勝手に動き、バイブの中に電池を装填してしまう。そして持ったまま翔の前に寄って来た。

 「本当は楽しくて嬉しい事なんだけれど、お姉さんも翔もまだ分からない。特に翔自身がスケベに成らないと、ボクの手間が掛かる。」

 翔は自分の意志でない言葉の出る事で顔を歪めて泣いていた。リナは新たなバイブを翔に手渡した。それが何を意味する事なのかは二人にも分かった。

 「イヤーッ、私が悪かったわ。言う通りにします。バイブも挿れるわ。自分でする。だからーーーっ・・・。」
 「ボクが? 悪魔さん、ボクにさせないで。お姉さんを虐めさせないで。ボクに何をしてもいいよ。だけどボクにお姉さんを・・・。」

 翔は自分の中の淫魔に哀願する。そして一人で多重人格の様に会話を始めるのだった。

 「自分だけ気持ち良くなり、お姉さんをそのままにしておくのか?」
 「気持ち良くなんかない。つらいんだよ。」
 「つらい? お前は初めての射精をこんなにスケベなお姉さんにして貰えたんだぞ。しかも口でして貰えた。こんな事は誰にも無い事なんだよ。お姉さんに聞いてみろ。こんないい事をして貰える子供がどこに居る?」

 リナは震えたままジッと翔を見つめていた。

 「お姉さん、本当なの? オシッコを口にする事は凄い事なの?」

 リナは悔しそうに呻いた。

 「ボクちゃん、本当に知らないの? 射精した事無かったの? 男の人は・・・、射精する時は気持ちいいのよ。」

 翔は頭の混乱の中で思い出してみていた。ペニスが激しく勃起し、射精寸前の切羽詰まった感覚が思い出され、射精の瞬間の爆発を思い出した。それは不思議な快感であった事が思い出された。

 「あれが精子・・・?」
 「少しは分かったかな? 男と女とでは気持ち良さは違うが、お姉さんはオマンコにオチンチンを挿れて上げないと気持ち良くなれない。だから代わりにそのバイブを挿れて上げて気持ち良くして上げるんだ。」
 「イヤーッ、ダメよっ!!」

 しかしリナの身体はインキュバスに操られ、翔の前で足を広げて股間を晒け出させられる。既に停止しているバイブが膣に填まり込んでいる。

 「ワッ・・・。」

 翔の腕がそのバイブを摘み上げ、ズルズルと引き出す。愛液に濡れ、引っぱり出し難く、そのグロテスクさに翔は目を瞑ろうとした。しかしインキュバスはそうはさせない。

 「ヒーッ・・・。」

 リナはただ震えたままである。翔は新たなバイブを押し込む。リナは鳥肌を立て、歯を食いしばって耐えていた。いっぱいに押し込まれたバイブに耐えようとしている時に翔の指がリナのクリトリスを摘み上げた。

 「キャーッ!! そこはダメッ!!」

 そして新たな異物感の中でその汚辱の異物がうなりを立てた途端、悲鳴を上げて仰け反った。





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