マオの日常生活にはそれ程の差はなかった。相変わらずマッサージ機で責められ、バイブでの高まりはあっても学校ではいく事が出来ず、ユリエに身を任せるしかない。ただ、マッサージ機が露骨にペニスの形である事が、いつ迄も恥ずかしさを催させるのだった。
「フーッ、つらい。」
マオは学校から戻ってすぐに衣服を脱ぎ去る。ブリーフを穿かされている事も強い汚辱感であり、部屋ではすっ裸で居る。そしてそれが不快な圧迫感を解消する。
「アッ、オシッコ・・・。」
マオは便器に向かったが、そこには男子用の小便器が設置されている。上の部屋でのトイレの使用は禁止されていて、もし使ったりするとひどい辱めを受ける事にされている。
「やっぱりこれを使うしか・・・。」
マオは数日使わされていたが、いつ迄も精神的には馴染めないでいる。しかしすっかり慣れてしまっている自分が悲しかった。マオは小便器の前に立ち、ペニス型マッサージ機を摘んで前に突き出す。チョロチョロとしか流れ出ないが、それでも自分か男に成ってしまった様な錯覚に涙するのだった。
「ただ今。」
ユリエも戻って来た。
「うん、今日はちゃんとオシッコしているわね。」
マオは顔を真っ赤にして排尿を終えた。
「ダメよ。いつも言っているでしょう。オシッコが終わったら、オチンチンを振るって滴を切るのよ。」
マオは逆らわなかった。逆らってもどうという事もないし、確かにマッサージ機の中に滴が残っているのは不潔に感じる。
「さあ、犬に成るのよ。」
マオは渋々手足の拘束具を着ける。最後の締めをユリエにして貰い、いつもの様に四つん這いにされた。そしてユリエも着替えをするが、下半身はスッポンポンのままベッドに座った。
「いいわよ。おいで。」
マオは少し照れ臭そうにしていたが、誘いに応じてユリエの股間に顔を埋めた。
「フーッ、私の方は分かっているけど、なかなかし難いのよね。」
マオは舌でユリエの陰唇を押し開き、尿道口を嘗め始めた。
「フッ、上手・・・。」
ユリエは急に尿意を催し、排尿を始めた。それをマオはピッタリと吸い付いて喉を鳴らすのだった。
「フーッ、どうしてユリエさんのオシッコがこんなに美味しいのかしら。」
「それはマオが私のペットの色情狂だからよ。」
ユリエはティッシュで股間を拭いて立ち上がろうとしたが、マオはまだ催促していた。
「まだ散歩はいいでしょう? 明るいもの。それよりもっと飲ませて。」
「だってオシッコはもう出ないわよ。」
「違うの。ユリエさんのお汁を飲みたい。」
「お汁?」
「甘くて美味しいのよ。」
「そうね。いいけれど、そう簡単には出ないわよ。マオみたいなスケベじゃないから。」
ユリエは座り直して足を拡げた。マオは再びユリエの股間を貪る。
「フーッ、まるでバター犬ね。」
マオはひたすらクリトリスを嘗め上げ、膣内に舌を挿入していた。
そして再び土曜日。すぐに部屋に戻って衣服を脱ぎ去っていると、ユリエも戻って来た。
「マオ、私は今日、クラブのミーティングなのよ。だから遅くなるからね。」
「遅くなる? そしたらバイブが・・・。」
「電池が切れる筈だったわね。だから抜いていって上げるわ。でも、戻って来たら挿れますからね。」
マオは内診台に上がろうとしたが、ユリエが止めた。
「時間がないの。だから犬に成って。」
「ハーイ。」
マオは手足の拘束具を素直に着けた。バイブを抜いて貰える嬉しさと、抜かれた後の空虚感への不安はあるのだが、そのままにしておいて膨れてしまう痛みよりは良いと思えた。
「マッサージ機の方も電池が切れるから、一緒に外すわよ。」
マオとしてはマッサージ機が外されるなら、自慰をする為には手の自由が欲しいのだった。
「えーと、あと一時間はあるわね。大丈夫ね。」
「一時間?」
「バスの時間がよ。それに遅れると、その後のバスでは間に合わないわ。」
パチンと音がしてマッサージ機が外される。クリトリスに直接外気の触れる感触が心地良い。そしてバイブも連結を外されて引き抜かれる。確かに空虚感が起きるが、被拘束感が少ないのは良かった。
〈この時点で良いのだな?〉
〈いつもの二人だ。サプレスするぞ。〉
〈了解。〉
次亜空間から精神抑圧ガスを噴き出すと、マオとユリエの精神行動が極端に低下する。ユリエは抜いたばかりのバイブを持ったまましゃがみ込んでしまう。
(夢? いつもの夢? 黒い影が・・・。)
(私を虐める影・・・。)
〈少し時間が掛かるな。〉
〈ペニス移植だからな。まあ、我々にとっては一連の作業だが、この女にしては一週間後だから。さて前処置を始める。〉
〈この器具だな?〉
〈そうだ。〉
影の未来人達は金属製の大きな注射器の様な物を取り出した。
〈最初が前立腺部位だ。センサーで確認しながら注入する。〉
〈フム、膣から入れるのだが、巧い具合にかなり拡げられて緩んでいる。この器具では少しきついかと思っていたが。〉
〈今回もそうだが、どうも我々の処置を順調に進める様に進行している気がする。〉
〈それはそうだが、偶然か、或いはマザーコンピューターが適切な時期を選んでいるのだろう。入れるぞ。〉
(イヤッ! 変な物入れないで!!)
(何なの、この人達? マオのあそこに変な器具を押し込んでいる。)
(ゲヒッ! 痛いっ!!)
器具がマオの膣に押し込まれ、更に奥深くに突き込まれる。バイブと違い、恐怖と汚辱に襲われるのだが、抑制された心ではすぐに薄れてしまう。
〈よし、センサーでの確認OK〉
その途端にマオは下腹部に強い鈍痛と不快な被注入感を感じた。
(何をしている? アッ、マオの下腹部が膨れている? 何か注入した?)
(ヒギッ、痛い。おなかに何か注射されてる? 注射? 違う。何か填め込まれている様な・・・。)
〈完了。引き続き精嚢部への注入。〉
器具が少し引き戻され、新たな部位へ痛みの少ない柔らかい針が刺さる。
(精嚢? どういう事? マオは女よ。)
(ハグッ、痛い。また何かを身体の中に押し込まれている。一体、何を入れているの?)
〈これで注入完了。位置の誤差は?〉
〈ちょっと待て。測定する。OK。一%以内。完全に許容誤差内だ。進捗率は?〉
〈ほう、進捗八%。順調だ。拒絶反応の確認に十五分は掛かるか。〉
〈制御ガスはまだ効いている。次はいつもの通り、クリトリスと乳房の成長剤だ。〉
影の未来人達は、ピストル型注射器でマオのクリトリスと乳房に薬剤を注入する。その間、マオ達はジッと硬直したままであるが、その時間経過すら分からないでいる。
(熱い。イヤッ、何するの? お豆とオッパイに?)
〈もうクリトリスとは言えない形状だな。〉
〈これを次はペニスにする。かなり大きなペニスにするらしい。まだ仕様の指示は表示されていないが、この段階でこれ程の成長剤を入れるのだとすれば、当然、相当の巨根だ。〉
〈そうだな。母台としては充分なのに、まだこれ程の成長剤を入れるのだからな。〉
〈まだこれだけではないぞ。〉
〈と言うと?〉
〈次の移植の前にも大量注入する。〉
〈本当か? ちょっと信じ難い量だが。いや、今迄の量だけでも凄い量だ。まだ効果は長く続く筈だからな。〉
〈乳房もそうだ。今回の前迄の量ですらとても似つかわしくない巨乳に成る筈。今回の量だけであっても、我々の時代ですら大犯罪の改造だ。〉
〈当たり前だ。こんなに大量の注射をされてしまえば、乳房のお化けだ。それに薬物免疫のない女ならなおさらだし。〉
〈次回が楽しみだな。〉
(オッパイがどう成るの? お薬って?)
(マオのオッパイに注射? 大きくするの?)
〈さて、もういいか。〉
〈拒絶反応は?〉
センサーをマオの股間に近付け、その器具を読み取る。
〈拒絶反応0? 稀にはそういう事があるとは聞いているが、この娘もそうなのか?〉
〈それもマザーコンピューターが選択した理由なのだろう。それにしても巧くいき過ぎる気はするが・・・。〉
〈順調なのは良い事だ。それだけ必然性があるという事で、ハルマゲドン回避が必然であるという事だからな。〉
〈よし、一旦撤収して一週間後にセット。〉
影達は次亜空間の窓に戻った。マオとユリエはまだボーっと硬直したままであった。
「今日は。」
弥生が不思議そうな顔をしながら地下室に下りてきた。ユリエが呆然としてまましゃがみ込んでいるのに不審を感じたのだ。
「ユリエちゃん?」
その声にハッと意識を取り戻した。
「アラッ? おば様?」
「何をボーっとしていたのよ。」
「ボーっとだなんて。そんな事ないわよ。」
「アグッ・・・?」
その時、マオは下腹部の違和感、異物感に不快な声を上げた。
「マオさん、どうしたの?」
「ウッ、何だかお股が変よ。」
その声に弥生は不振そうにマオを見つめたが、ユリエも素っ頓狂な声を上げた。
「アアッ、十五分前?」
「ユリエちゃん、どうしたの?」
「変よ。たった今迄一時間前だったのに。ミーティング遅れちゃう。どうして?」
「どうしたの?」
「分からない。とにかく急がないと。ごめん、おば様。マオの相手していてくれる?」
「それはいいけれど。それにマオさんのお股が変だという事だし。診ていて上げるわよ。」
ユリエはバタバタと階段を駆け上がった。その様子をマオも変な顔で見つめていた。
「マオさん、ユリエちゃんの言った事、本当?」
「ええ、授業が終わってすぐにユリエさんも来たのだから・・・。そうよ。確かに変だわ。時間が急に進んだみたいで・・・。ウクッ、菊野さん、お股が変。」
「そうだったわね。どんな具合?」
キクノは手でマオの下腹部を撫でていたが、不思議なしこりを感じた。
「痛いのはここ?」
「ええ、そこです。でも、痛いと言うより、何だか変な物を入れられた様な気がしていて。」
「入れられた?」
「ええ、なぜって言われても分からないのですが、何だか、何かを入れられてしまったという気はするんです。」
「そう・・・。」
暫くの間、弥生はマオの下腹部に手を当てたまま、ジッと何かを感じ取る様にしていた。そして大きく息をついた。
「菊野さん、一体・・・。」
「うーん、ハッキリとは分からないけれど、腫瘍とか腫れではないわね。」
弥生はある程度の確信を得てはいたが、それを口には出さなかった。それよりもただマオを安心させるだけだった。
「二週間もバイブを挿れ、マッサージ機で揉み続けられていたのですからね。疲労が出ているのよ。」
「だから、もうしなくてもいいでしょう?」
「勿論そうしたいけれど、マオさんの身体はそうはいかないわ。」
「だったら、ユリエさんが居ない間はこの犬を外して下さい。」
「それもダメよ。拘束していないと、いつ発作が起きるか分からないわ。もし急性色情狂の発作が起きてしまったら、マオさんはすっ裸のままで表に飛び出し、所構わずオナニーをしてしまう。色情狂でも露出狂を伴うでしょうから、大勢の通行人の居る所で始めてしまうわ。」
「キャーッ!! そんなのイヤッ!!」
「でしょう? けして虐めるつもりでこういう事をしているのではないのよ。ただ、ユリエちゃんの趣味に合っているのは確かですけれどね。こういう事を言うのは可哀想で惨いとは思うけれど、マオさんの肉体的色情狂はまだ進行中なのよ。ただ、バイブとかマッサージ機で遅らせてはいるけれど。お股の異物感もその現れなの。」
「エエッ?」
「ホルモン異常、それもホルモン分化症だという事は分かっていますね? お股の異物は男性ホルモンの影響なの。男の子であれば当然だけれど、精嚢と前立腺という器官が在るのよ。マオさんの場合もその部分に僅かに発現しているから、それがしこりと感じるのよ。」
「セイノウ? ゼンリツ?」
「精嚢とは、精子を作り出す器官。前立腺は精液を作り、文字通りオチンチンを勃起させる器官なの。」
「ま、まさかそれが私に・・・?」
「まだ大丈夫よ。女の人でも痕跡としては残っているのよ。普通なら女性ホルモンが働いて、全く成長しないの。ただ、マオさんの場合は男性ホルモンが集まってしまうので、少しは大きく成ってしまうわ。だからホルモン異常が治れば、すぐに消滅してしまうし、かなり大きく成長したところで、普通の男性ですら十年以上掛けて成長するのよ。オチンチンが出来ない限りは働かないわよ。」
マオは少しホッとした。
「じゃあ、腫れても問題はないのですね?」
「勿論。『オチンチンが出来ない限りは』全く問題はないわよ。」
マオは四つん這いの体勢になろうとして向きを変えた。肘で立とうとしたが、乳首が床から離れないのだ。
「ヒッ、どうしたの?」
「ん? マオさん、なあに?」
「菊野さん、私のオッパイが・・・。」
「オッパイ? まあ、随分と・・・。」
マオは膝で座り、肘で乳房に触れてみた。今迄もかなり大きく成っていた事は感じていたが、それが急に巨大化していたのだ。
「どうして? これじゃ・・・。」
マオの目から涙が溢れ出ていた。
「今迄だって随分大きくてつらかったのよ。それがこんなに・・・。」
「つらいって?」
「だって、ついこの前迄、私はBカップだったのよ。それが急に大きく成ったから、男子生徒だけでなく、女生徒にも変な目で見られていて・・・。私、病気だって事になっているから、誰も何も言わないけれど、影で噂されているのよ。こんな大きなオッパイ、Dカップ? E? もっと大きい?」
「そうねえ、Fカップよりは大きいわ。Gカップ、或いはそれ以上かも。」
「イヤーッ、これじゃ、どんなに締め込んでもバレてしまう。」
「確かに、もう乳房のマッサージ機は使えないわね。だけど少し苦しいけれど、乳房を押し付けるブラなら目立たないわね。」
「イヤよ、そんな事して迄学校には行きたくない。」
「マオさん、落ち着いて聞いてね。こんな事をあなたに言うのはつらいのだけれど、確かにこのまま乳房が育ち続けていったら、とても学校へは行けないわ。あなたは知らないでしょうけれど、心生学園には特別な養護学級が在り、そこへ通わなければならないかも知れないの。だから学校へ行けるなら、出来るだけ行っておいた方がいいわよ。」
「まさか・・・、学校へ行けない程のオッパイに?」
「可能性はあるという事よ。少しずつだけれど、症状は進行しているでしょう?」
「菊野さん、養護学級って? そこだってとんでもない大きさのオッパイでは・・・。」
「それは心配しないでいいわよ。一応一人クラスですし、マオさんが恥ずかしいと思わない様になれるお友達が出来れば複数のクラスになるわ。だけど難しいかも知れないけれど、心配は毒なのよ。それもストレスですから。オッパイがもっと大きく成ってしまうかも知れない。そうしたら普通のクラスに行くには恥ずかしいから、治る迄は別のクラスに行っている。そう考えていた方がいいわ。」
「そう考えるって・・・。大きなオッパイに成ってしまうって考えるの?」
「その方がいいのよ、本当はね。」
「じゃあ、本当にもっと大きく成ってしまうの?」
マオは肘で乳房を揺すって泣いていた。
「だけどね、巨乳と言っても、あなたの乳房は並みの巨乳と違うわ。自分でも分かるでしょうけれど、とても感度が高いの。とても気持ちがいいのよ。それに巨乳独特の垂れ下がりがないのよ。とても形のいい巨乳なのよ。」
「だって・・・、こんな大きなオッパイじゃ、誰だって変に思うわよ。」
「だから、私としては養護学級を勧めるのよ。だってついこの前迄はBカップだったから恥ずかしいのでしょう? もしあなたを知らない人が初めてあなたを見たらどう思う? バストの大きな人だとは思うでしょうが、違和感はないと思うわ。お友達と離れるのは悲しいし、寂しいでしょうが、新たなお友達の前に、最初からの巨乳美人として登場すればいいのよ。」
「それも程度問題ですよ・・・。」
弥生の言葉もなかなかマオへの慰めにならなかった。事実、弥生自身が信じていないので、なかなか説得が出来ない。それに弥生はマオを更に変態化させようと思っているので、言葉での納得をさせる事は可能でも、感情迄の深い説得は難しいのだった。
「ただ今。おば様、どうでした?」
「お帰り、ユリエちゃん。」
「思ったより、遅くなってしまって。アッ、マオの散歩は?」
「ユリエちゃんの代わりにさせて上げようと思ったのですけれど、マオさん、四つん這いになって見せて。」
マオは上目遣いで弥生を見つめながらも、渋々四つん這いになった。
「分かる?」
「アラッ? オッパイが・・・。」
「そうなの。急に大きく成ってしまっていて、これでは這って歩けないのよ。」
「うーん、そうしたら、もう散歩はさせて上げられないの?」
「散歩は必要なのよ。羞恥心は色情狂発作を押さえるのだから。」
「仕方ないわね。犬はやめて、普通の散歩しかないか・・・。」
「だとすると、学校に行っている間も羞恥心を刺激しておかないとならないわね。」
「ダメッ、もうこれ以上恥ずかしい事は・・・。」
「それは分かっているわよ。恥ずかしい思いをする事と、恥ずかしい目に遭う事とは違うから。」
「おば様。それは?」
「マオさんの恥ずかしい事と言ったら、オッパイが大きい事は大した事ではないし。」
「そんな、とても恥ずかしいのよ。」
「そういう意味ではないのよ。恥ずかしい事は分かるけれど、程度問題。慣れているとはいえ、私達の前で晒しておけるでしょう? 裸で居る事だってそうよ。裸で居る方が、気持ちいいのは分かっているわ。バイブにしてもそうでしょう? だとするとオチンチンだけれど、まさかクラスの人には見せられないけれど、見られる可能性のある状況にしておくのが羞恥心をずっと刺激するわね。」
「それで?」
「オチンチン型のマッサージ機を着けておくのは恥ずかしいでしょうけれど、ショーツの中にしまい込んでおくのは羞恥心が減殺されるわ。だから先週使っていた穴開きショーツの上からマッサージ機を着けるわ。」
「アハッ、それ、いいわね。」
「イヤよっ!! マッサージは仕方ないにしても、見られたら、私死んでしまう。」
「いいわよ、死んでも。マオの下着は私が管理しているのだから、別の物を穿きたくたって、何も無いのだから。私の言う事は絶対に聞く筈だしね。」
泣きじゃくり始めたマオを大人しくさせるのには、いつもの通りにクリトリスを責めれば良いのだ。大きく飛び出しているクリトリスはユリエには簡単に握れ、たちまちの内に泣き声が喘ぎ声に変わってしまうのだった。
日曜日の間、マオはひたすらユリエに弄ばれていた。ユリエ自身も何かを感じ、マオに余裕を与えないでいた。理性が戻ればある結論に達してしまいそうな事をユリエは潜在意識で分かっていた。
そして月曜日の早朝、マオがアクメに達して、意識が無い内に穴開きショーツを穿かせ、ペニス型マッサージ機を取り付けた。
「ウフフ・・・、おば様が言っていた通りね。まるで本当のオチンチンみたい。凄く卑猥なのがいいわ。」
そして暫くしてマオが目を覚まし、驚いて股間を見たが、それ程の泣き叫びはしなかった。マオとしてはどうしようもないし、ユリエが『する』と言った事は必ず実行されてしまい、逆らう事は出来ないという事を思い知らされているので、諦めてしまうしかなかったのだ。
「さて、マオのオッパイは少しきつくなるけれど、おば様が用意してくれたブラよ。」
ブラと言うには下着の様に見えるのだが、袖の無い、後ろ止めの下着である。
「それは?」
「この季節には少し厚手かも知れないけれど、オッパイが目立たない方がいいんでしょ? はい、着せて上げる。」
マオはその下着に腕を通した。乳房の部分は薄いが、かなり伸縮性の強い素材で、それ以外はフワッと膨れている。
「後ろを紐で絞るのよ。少しきついわよ。」
ユリエは背中の部分の紐を引き絞る。すると乳房にかなり強い圧迫感が起き、乳房が扁平する。
「ギッ・・・、きつい・・・。」
「仕方ないでしょ。ウーンと・・・。オッパイが潰れた分、脇の下の方に広がるわね。」
息が詰まりそうな程の圧迫だが、それでもシルエットはせいぜいDカップ程にしかならない。しかしマオにはかなりましなのだ。
「それと制服も緩いのにするわよ。そうすれば、少し太り気味に見える分、バストは目立たなくなるわ。マオは心臓が悪いという事にしてあるのだから、むくんでいると思われればいいのよ。」
マオは涙を拭って登校するのだった。
つらい授業時間を終え、急いで部屋に戻ったマオは、すぐに衣服を脱ぐ。そして背中の紐をもどかしく解くと、ずっと押さえ付けられていた乳房がバッと膨れて飛び出した。
「フーッ、苦しかった。」
大きくため息をつく。ショーツも脱ぎたいのだが、マッサージ機が着いているので無理だった。ショーツはバイブの隙間から漏れた愛液でビッショリとしていて、不快であるが、ユリエにマッサージ機を外して貰う迄はそのままなのだ。
「恥ずかしかった・・・。スカートで隠していても、何かの調子で見えてしまうかも知れないと思うと不安だったわ。そのせいかしら、お汁がこんなに。」
マッサージ機はかなり強い刺激を与えていたのだが、それよりも強い羞恥心が高まりを感じさせないでいたのだった。
「ウッ、オッパイが今朝よりも大きく感じる・・・。強く押さえ付けていた反動かしら・・・。」
乳房を撫で回している内に心が落ち着いたのか、催しが高まってきていた。乳首を指先で転がし、ペニス型マッサージ機をまるで男のマスターベーションの様に引っ張りながら更に高まりを増していく。しかしどんなに高まってもいく事は出来ず、ユリエの帰りを待つしかなかった。
「ただ今。」
「アッ、ユリエさん・・・。」
マオは涙で顔をクシャクシャにし、切なさそうににじり寄る。
「お願い、外して下さい。」
「あら、どうしたの?」
「今日は凄くつらいの。オッパイもお豆も大きく成ってしまっていて、凄く感じるの。だけどいけない・・・。」
「いいわよ。だけどマオは犬の散歩が出来ないわね。」
「何でもします。だから・・・。」
「じゃあ、簡単な散歩にしましょうね。そのままでいいわ。いつもの場所でオシッコをしていらっしゃい。勿論立ち小便でよ。」
マオは顔を赤らめていたが、急いで階段を上がっていった。発情で気が付かなかったのだが、まだ表は明るかった。
「ワッ、まだこんな時間?」
「どうしたの? いいわよ、夕方になってからでも。でも、随分日が長くなったわ。暗くなる迄かなり時間があるわ。」
マオはそれ迄耐えきれる自信がなかった。これ以上我慢していて、精神的色情狂の発作の起きる方が恐ろしく、辺りを見回しながら林の中に走り込んでいった。
(キャッ、まだ人が居る!!)
マオは茂みに隠れて通り過ぎていくのをジッと待つ。心臓は早鐘の様になっているが、それは新たな興奮でもあった。
やっと林の反対側に到着し、辺りに人の気配の無い事を確認してからおもむろに立ち小便をする。尿道に填まり込んでいる管の異物感は強いが、それでも何か心弾む快感を感じてしまうのだった。
「ユリエさん、早く!!」
マオは息を切らせ、真っ赤になって飛び込んできた。ショーツはビッショリに濡れていたが、それは小便ではなかった。ユリエはニコニコしながらマッサージ機を外す。そこには親指程の巨大化したクリトリスが覗いていた。急いでショーツを脱ぎ捨て、ユリエの目も気にせずにオナニーを始めるのだった。
「いいの。凄いスケベだって事は分かっているわ。だけど・・・。」
なかなか自分では達せない筈のマオだが、それでもオナニーをせずにはいられなかったのだ。
「マオ、して上げるわよ。」
ユリエの言葉に顔を輝かせたマオはベッドに座って足を広げるのだった。ただの発情雌に成り下がっているマオには恥じらいなど感じる余裕は既に無かった。クリトリスはユリエの掌の中ではち切れそうな程の肥大をし、それをしごかれるとマオは痙攣しながらアクメの声を発して達したのだった。
「確かに随分大きく成っているわ。オッパイも今朝よりも大きい様だし。この勢いで進むと、来週には隠しようがない程に成りそうね。おば様には何か特別の予感があるみたいだけれど、一体何なのかしら。マオには悪いけれど、もっと大きくして貰うわ。人前に晒せない身体に成ってしまうけれど、それでも構わないわ。おば様に任せておけば、全て巧くいく筈。」
この週は土曜日が休みなので、金曜日は学生にとっても花金である。しかしマオにとってはつらい金曜日であった。それはどういう訳か、連結バイブがお昼で止まってしまい、ほぼ同時にクリトリスマッサージ機も止まってしまったのだ。その為、午後になってからは、マオは膣、肛門には不快な挿入感だけとなり、やがてゆっくりと膨らみ出すバイブに力を加えない様にしていなければならなかった。
(ツッ・・・!! バイブが膨れてきた。オマンコが拡げられる。お尻もつらい。もう少しで授業が終わるわ。フーッ、汗が出てくる。周りの人が心配しているわ。私の苦しそうな様子に。心臓が痛い訳ではないのよ。オマンコとお尻が痛いの。誰にも分からないのだけれど・・・。お豆のマッサージ機が止まってしまったのもつらい。だけど動いていたら、オマンコにも力が入ってしまうから。あとちょっとの我慢・・・。)
その苦しさはバイブを抜いて貰い、マッサージ機を外して貰えば解消すると考えていたマオだが、実際は歴史的な特別の日である事と迄には考えが及ばないのだった。
やっと授業が終わったマオは急いで部屋へ戻るのだが、ガニ股に成りそうな足を無理に普通に歩くには、ユックリとした歩調にしかならない。ユリエも授業が終え、クラブに向かおうとしていた。しかし窓の下を歩いていくマオに気付いてニヤニヤしていたが、その歩き方にいつもと違う様子を感じ、急遽クラブは欠席して部屋に戻るのだった。
「マオ、どうしたの?」
「ユリエさん、バイブとマッサージ機の電池が・・・。」
「切れた? おかしいわね。明日迄保つ筈なのに。おば様、古い電池と間違えたのかしら? 仕方ないわね。外すわ。新しい電池は明日の朝用意してくれる筈だから、マオ、内診台に乗りなさい。」
「大人しくしています。だから・・・。」
「ダメよ。バイブもオチンチンも着けないで居たら、いつ発作が起きるか分からないわ。」
「でも・・・、一度も発作は起きていないから・・・。」
「アッ、そう。じゃあオマンコがガバガバに成る迄待っているといいわ。」
「アッ、ごめんなさい。抜いて下さい。」
マオは慌てて内診台に乗った。クリトリスマッサージ機が外され、ショーツを脱がされて足もベルトで拘束される。そしてパチンという音とともにバイブがスーッと細くなり、ズポッと音がしてそれぞれの穴から引き抜かれた。
〈この時点でいいのだな?〉
〈実施事項は簡単なのだが、時間指定は厳密だ。〉
〈ピッタリだ。いつもの二人だけだ。〉
影の未来人は精神サプレスガスを流す。マオ達はそこで意識がストップした。
〈ほう、準備万端だ。〉
〈マザーコンピューターの指示は完璧だな。我々の作業がし易い状況になっている。〉
〈確かに。この姿勢で居れば、股間の改造はし易い。それに見てみろ。今迄かなり太いバイブを挿れていたらしく、膣がかなり開いて緩んでいる。器具を挿れ易い状態だ。〉
〈今回の改造は時間が掛かる。時間的には余裕があるが、一番の進捗となる事項だから、絶対に失敗は許されないぞ。〉
〈了解。〉
影達はいつもより多くの機材を用意し、マオの股間に立った。
(誰? 私の恥ずかしい所を見ているのは。)
(この人達は何? マオに何するのかしら?)
〈器官置換器具を挿れる。〉
影は金属光沢のバイブの様な物をマオの膣内に挿入した。
(イヤッ、何を挿れるの?)
〈ほう、かなり太いのだが、すんなり入る。〉
〈準備が為されていたからだ。移植ペニス容器を。〉
影はガラス容器を取り出した。中には水の中にペニスと内部器官も繋がっている、標本の様な物を取り出した。
(エッ? それはオチンチン?)
ユリエは驚いて見つめていた。
〈私は初めて見るが、本物なのか?〉
〈私も見るのは初めてだ。しかし本物には違いないが、特別製だ。〉
〈特別?〉
〈クローン培養だが、ハイパー培養らしい。移植だとすれば当然拒絶反応が起きる。しかしDNAレベル迄この女と合わせてあるらしい。移植と言うよりは『溶植』と言うべき物だ。〉
〈『溶植』?〉
〈ウム。移植というのは、この場合はクリトリスの部分にペニスを植え付ける。勿論内部器官も含めての移植だから、ペニスとしての機能は持つ。しかし『溶植』であれば、ペニスがクリトリスに溶け込むのだ。或いはクリトリスがこのペニスに溶け込むと言った方がいいかも知れない。〉
〈ほう、それではクリトリスとペニスが一体化すると言う事か?〉
〈そうだ。だから当然の事として分離は出来ない。DNA迄一致しているのだから、移植されたペニスは最初からこの女の肉体であったと言っていい程なのだ。だからペニスには成っても、クリトリスとしての機能は保ち続ける。それとハイパー培養なので、細胞組織としては極端に活性が高められている。成長も早いし、機能は想像を絶する物がある。〉
〈フーム・・・。ん? ちょっと待て。成長が早い? このペニスは長さが十五p程もあるぞ。勿論非勃起状態だ。勃起すれば二十pには成るだろう。この時代の男性だとしてもかなりの形状だ。これ以上に成長させるのか?〉
〈ああ、そうだな。私もそこ迄は気が付かなかった。しかし良く見てみろ。これは包茎ペニスだ。未成熟を意味する。はて・・・。ハイパー培養ペニスだから、機能は高い。勃起時には二十pではない。約倍の長さに成るらしいから、三十pには成るぞ。〉
〈それはおかしい。三十pのペニスを挿入出来る女はこの時代では稀だ。それを成長させてしまったら、男性性器としての使用は不可能だ。ここに居る女に受精させるのではないのか? 外見からの判断は出来ないが、それでも・・・。〉
〈そうだな。一番重要な事項なのだ。我々が疑問を感じながらの措置では失敗の可能性もある。確認しよう。〉
未来人はコンピューター端末らしい箱を覗き込み、流れる文字を読んでいた。
〈おかしい。措置の指示に間違いはない。〉
〈それで最終目標値は?〉
〈我々の措置での最終形態は、平常時三十p、勃起時四十pだ。〉
〈何と・・・。そんな巨大な? うん? 『我々の措置』とは?〉
〈文字通りだ。我々の改造はその時点で完了する。但し、その後は別の第三者が更に改造を進めるとの事だ。〉
〈現時人よりも我々の方が巧く改造出来るだろう。〉
〈指示では分からぬが、ペニス移植は現時人には不可能だ。ましてハイパー培養ペニスだからな。その後の機能向上であれば可能なのだろう。それに精神構造は分からぬが、多分時間を掛ける必要があるのだろうな。〉
〈しかしまだ分からぬ。四十pのペニスの必要性が。〉
〈マザーコンピューターの指示だから間違いはないのは確認した。我々の処置はあと数回だ。データは都度指示されるから、その時点で分かるだろう。処置を開始しよう。〉
〈了解。開始する。既に置換吸引機はセットした。移植準備OK。〉
未来人はガラス容器から移植するペニスを取り出した。それは直接手では触れず、まるで空中に浮いている様だった。
(ペニス移植? まさか私にそのオチンチンを植え付けるの? そんな事出来っこない。)
(マオにオチンチンを植える? 本物の?)
影の一人がクリトリスで押し拡げられている大陰唇を更に拡げ、もう一人がペニスをクリトリスの先端に誘導する。
〈精嚢置換。〉
〈了解。〉
膣内の器具がブーンとうなりを発した。
(ウッ、おなかの中に入っていた変な塊が動く。グッ、無くなった? ヒッ、また元に戻った。)
〈前立腺置換。〉
〈了解。〉
再び器具がうなりを発し、マオの下腹部内の異物感が一瞬消え、そして再び現れる。どちらも異物感には違いないのだが、固さもなく、ずっと少ない異物感だった。
〈ペニス本体移植。〉
今度は膣内の器具ではなく、ピストルの様な器具をクリトリスに近付け、ペニスから伸びていた細い管をクリトリスの中の尿道口に誘導しながらスイッチを入れる。
(ヒーッ、お豆が熱い。痛い!!)
ペニスがスーッとクリトリスを覆う。
(痛い。お豆がオチンチンの中に引っぱり込まれる。強過ぎる。ちぎれてしまうわ。痛い!!)
マオにはクリトリスマッサージ機を着けられた時と同様、クリトリスが内部に強く引っぱり込まれる感じを受けた。しかしすぐに激しい痛みで悲鳴を発した。未来人達はビクッとしたが、マオの硬直はそのままだったので、ピストルの様な器具から迸る強い光をペニスの付け根に照射し続けた。
〈移植状況は?〉
〈センサーでチェックする。良好だ。さすがにハイパー培養ペニスだ。神経、血管の自己修復作用が強い。どんどん本来の体組織を取り込んでいく。既に四十%の接続が終わっている。このままでいけば、およそ一時間で接続完了する。体液循環も一部で開始。〉
〈移植完了を確認する必要があるな?〉
〈その通り。完全移植完了には六時間を要する。と言ってもその間、ずっと監視している必要はない。センサーを留置し、我々は次亜空間内で待機。異常発生の場合にアラームを出せば良い。〉
〈了解。撤収準備。〉
影達はマオの膣内の器具を抜き、道具類を持って次亜空間窓から戻って行った。
(オチンチン? 私のお股に? クーッ、熱い。引っ張られている。)
しかし精神サプレスガスの影響で、マオ達は殆ど記憶に留まらない。ただボーっとしたままであった。
〈どうだ?〉
未来人達がスーッと現れた。
〈順調に経過したらしい。センサー異常無し。移植は完了した。〉
〈どれどれ。〉
影はマオの股間を覗き込んだ。
〈ほう、さすがだ。継ぎ目は全く無い。自然に生えているペニスだ。〉
〈女の股間だぞ。自然な筈はない。女性器の上部に位置している。しかしバランスの悪い程の大きなペニスだが。〉
〈機能の確認は?〉
〈それは次の回だ。大きいとはいえ、このペニスは未成熟だ。ちょうど乳幼児のペニスだと思って良い。生理的に勃起はあるかも知れぬが、まだ先の事だ。と言っても来週迄には機能を発揮する筈だ。今は新しい器官が備わっただけで、まだ脳との連結は進んでいない。脳がペニスやその後部器官を認知して初めて機能する。〉
〈これが乳幼児のペニスか。だとすると、やはり凄さまじい巨根だな。それにしてもお前の技術は凄い。〉
〈ある程度の訓練を受けた。私もこの訓練の意味が分からず、この様な犯罪行為の訓練には疑問を持っていた。ただ、内心は嬉しく、楽しかったが。〉
〈ホーッ、私はその様な訓練は受けなかった。しかしこの時代の変態性技についてだけは学んだが。〉
〈それも私の不思議に思う事なのだ。私が改造処置をするのに、アシスタントにもそれ相応の技術講習を受けておいて貰うべきだと思う。〉
〈私も楽しいが、自分でも何をして良いのか分からぬ。私への指示は被改造者を良く観察する事だと言うが、使命が達成すれば我々の存在は無くなる筈。結果報告をすべき本部も無い筈だ。〉
〈マザーコンピューターはお前を最適のアシスタントと指示している。多分もっと先に重要な指令が出る筈だ。〉
〈そうかな・・・。自分自身に自信はないが、指示は的確だから・・・。〉
〈移植完了確認。次亜空間内でリセットする。〉
〈了解。〉
未来人達は再びスーッと姿を消した。
マオはただボーっとしたままであった。
「ユリエちゃん。」
「エッ、アッ、おば様。」
ユリエはハッとして階段の方を見た。
「新しい電池を持って来たわよ。」
「アッ、そうなのよ。一日分早く切れたわ。でも良かった。すぐに持って来てくれて。」
マオも弥生を見ながら恥ずかしそうに身体を揺すっていた。
「ユリエさん、早くして下さい。我慢出来なくて。」
「分かっているわ。だけどまだ日が暮れていないのよ。昨日と同じ様に散歩してからよ。」
「ちょっと待ちなさい。あなた達、何を言っているの?」
「何って?」
「もう朝よ。いくらマオさんが色情狂でも、朝っぱらからストリーキングは無理よ。」
「エッ、朝?」
ユリエはマオと顔を見合わせていた。そしてユリエは自分の腕時計を見、何度も目を擦った。
「だって私達、今戻ってきたのよ。」
「やっぱり・・・。」
「何が?」
ユリエはキョトンとした顔で弥生を見つめていた。そして弥生はテーブルの上に置いてあったクリトリスマッサージ機を指差し、マオの股間も指差した。
「ユリエちゃん、マオさんのマッサージ機は?」
「エッ、あら? 私、外したわよ。あれっ?」
マオも自分の股間の異物感に気が付いた。
「ウッ、どうしたのかしら。お豆が凄く気持ち悪い。まるで・・・。」
「マオさん、『まるで』?」
マオの頭に不思議な恐怖が襲う。
「まるで・・・・・・、お豆が襞に覆われている時と同じ・・・。」
ハッとしたユリエはマオのペニスをグッと握り、引っ張った。
「痛い!!」
「痛い? マオ、これは・・・。おば様?」
「やっぱりね・・・。」
「やっぱりって?」
「ユリエさん、どうしたの? 私のお股・・・。」
暫くの沈黙が続いた。
そして口を開いたのは弥生だった。
「ユリエちゃん、マオさんを下ろして上げなさい。マオさん自身に確認して貰いましょうね。」
ユリエは呆然としたままの顔で、マオの内診台固定ベルトを外した。マオはしゃがみ込んでペニスを握り、引っ張り、そして撫で回した。
「変よ。このマッサージ機・・・。表面迄感触があるの。先っぽがつらい。柔らかい? 作り物という感じがしない。まるで・・・、まるで・・・。」
長い沈黙の間もマオはペニスを摘んでいた。そして地下室にいつ迄も続くマオの絶叫が響いた。
「おば様、あれは一体どういう事?」
ユリエと弥生はマオを残して上の居間に戻った。
「多分、私の勘だけれど、あれは人為的な物よ。」
「人為的? 誰かがマオにオチンチンを作ったの? 私も居たのよ。それが一瞬で・・・。」
「一瞬じゃないでしょ? あなた達の意識は昨晩から今朝迄途絶えていたのよ。その間に作業したのよ。」
「誰が、半日にしても凄い事よ。あのオチンチンは本物でしょう? 皮被りだけれど、凄い出来よ。」
「そうね。今の技術では絶対に無理。それに念というか、ペニスに込められた意思からは強いものが感じられるの。それによると、とても大きくて丈夫な、並外れた強さに育つらしいわ。それも短期間で。だとすると未来の技術という事になるわ。なぜそういう事をするのかは分からないけれど、明らかにマオさんをターゲットにしているわ。」
「ねえ、おば様。大きなオチンチンに成るって言ったわね?」
「分かっています。私の勘では多分ユリエちゃんの願っている様になりそう。」
ユリエは少し驚いた顔で弥生を見つめた。
「おば様、知っているの? 私の必要なのは・・・。」
「知っているわよ。二ヶ月前にお店から勝手に持っていったでしょう。でも、あれでも少し細いと思うけれど。」
「グッ、知っていたの・・・。それなら・・・。」
「いいのよ。私の家系は性に関してはどこかは変態ですから。ただ、あなた達だけではユリエちゃんの望む形には成り難いの。だから私がお手伝いをしますからね。それにしてもマオさんは来週いっぱいしか学校へは行けないわね。」
「あの状態で行けるかしら。本物のオチンチンが生えたのよ。ショックがひどいわ。」
「行きたくないと言っても行かせなさい。最後の学校生活よ。」
「だけどどうして来週いっぱいなの?」
「あのオチンチンは未成熟だけれど本物よ。今はただ生えているだけだけれど、来週には更に成長し、機能が高まるわ。」
「ヘーッ、アッ、そうか・・・。」
「大きなオチンチンに成り、しかも勃起し始めるのよ。そしてクリトリスの時と同じ様に、布に包めないわ。」
「アーッ、そしたら・・・。凄い!!」
土曜日から日曜日に掛けてはマオはただ取り乱し、泣き叫ぶだけだった。夕方近くになってやっと無き疲れてベットに横たわっていた。
「マオ、落ち着いた?」
ユリエと弥生が下りてきた。
「菊野さん、私の身体は一体・・・。治らなくても、進行を押さえるって・・・。」
「押さえていてその程度なの。肉体的な色情狂はどんどん進んでしまうのね。私としては精神の色情狂を押さえる事程度しか出来ないわ。マオさんがつらく悲しく苦しむのは精神異常に成っていないからよ。取り合えず診察するわ。」
マオはただ大人しく足を開いた。股間に垂れ下がっている逸物は嫌悪の象徴だった。
「良く出来て・・・、ううん、ちゃんと生えているわ。マオさん、こうするとどう?」
弥生はペニスの包皮を引き延ばし、亀頭に被せた。
「クーッ、ダメッ!! お豆の時もそうだったけれど、もの凄く気分が悪くなります。今度の方がずっと悪い。」
「陰嚢もちゃんとしているわね。」
ペニスを持ち上げ、弥生は手をかざして内部の気を探っていた。
「ユリエちゃん。あなたの手で亀頭を撫でてみて上げて。」
「はい。」
ユリエはニコニコしながらペニスを摘んで撫で回した。
「ハアッ・・・。」
「どういう感じ?」
「凄くいい気持ちです。幸せな・・・。ユリエさんが上手なのもあるけれど、気持ち良さがずっと上。」
「それは当然ね。ペニスはクリトリスに比べて遥かに感度が高いのよ。そして体積も表面積もずっと大きいのですから。あら、ユリエちゃんも嬉しそうね。」
ユリエは微笑んでいたが、感動の涙すら流していた。
「だって・・・、マオ、ごめんね。私、本当に嬉しいの。」
「嬉しい? ユリエさん、私はオチンチンが生えてしまって悲しいのよ。」
「だからごめんね。マオがつらいのは分かっているわ。だけど私はレズなの。男は好きじゃないわ。だからオチンチンを触ろうなんて気は起きなかったし、まさかこんな事が出来るとは思っていなかったわ。憧れと言うか、夢ではあったけれど、楽しくオチンチンをいじれるなんて想像も出来なかった。だから・・・。」
涙を流しながら、優しく、いとおしそうにペニスを撫でているユリエは本当に嬉しそうだった。その表情は本物であり、ユリエの掌から伝わる暖かさは愛そのものであった。ペニスから伝わってくる愛はマオにも強く響く。今迄の苦悶が嘘の様に霧消していくのだった。そして愛液が音を立てて滴っていた。
「ユリエちゃん、今のマオさんのペニスは未成熟よ。射精は勿論、勃起もしないわ。」
「エッ、未成熟? 射精?」
マオは驚いて弥生を見つめた。
「マオさんはペニスを見た事ある? 大人と子供のペニスの違いを知っていますか?」
マオは顔を赤らめて首を振った。
「まず、それは本物のオチンチンよ。但し、まだ子供、いいえ、幼児と言ってもいいわ。確かに産まれたばかりのオチンチンですからね。」
「幼児って・・・。赤ちゃんのオチンチンなら見た事があるけれど、こんな・・・。」
「そうなの。最初に理解しておいて欲しいのだけれど、マオさんのオチンチンは産まれたばかりだけれど、機能はすぐに上がるわ。ホルモン分化が進んでいるので、オチンチンに働くホルモンは子供とは比べものにならないわ。比率から言えば、普通の男の子よりもずっと上よ。最初がその大きさであれば、成長すれば、ずっと大きく立派な、そして快感の度合いはずっと強くなるわよ。」
「イヤッ、こんなオチンチンでさえ、もう生きていけないと思える程に恥ずかしいのよ。それが大きく成ってしまうなんて・・・。」
「マオさんは幸せでいたい?」
「ええ・・・。」
「幸せってなあに?」
「・・・・・・。」
「幸せというのは他人には分からないわ。周りでどんなに幸せそうに見えても、本人が不幸と感じれば不幸だし、悲惨な生活に見えても、本人が幸せだと思っていれば幸せなのよ。だからこれだけは言えるわ。肉体的にはマオさんはたぐい稀な快感を得られる肉体なの。もし心迄が色情狂に成ってしまえば、心も幸せに感じるでしょうね。周りの人から見れば可哀想だけれど、マオさん自身はとても幸せになれるわよ。」
「イヤッ、イヤです。どんなに身体が変態でも、心は正常でいたいの。精神異常には成りたくない。」
「そう。人間としての理性なら当然でしょうね。じゃあ精神は正常で、肉体的には凄さまじい色情狂だとどうなります? かなりつらいわよ。自由が制限されるわ。分かるでしょ? だって、あなたの身体をまともに晒す訳にはいかないでしょう。だけど、色情狂の肉体はあなたに素晴らしい快感をもたらすのよ。そうねえ、こういう例えがいいかどうか・・・。男の子って、あなた達の歳頃だと、凄くセックスに憧れているわ。中には溺れている子も居るわね。女の子だってそれなりに性欲はあるのに、どうしてこんなに違うのか分かります?」
マオは静かに首を振った。
「男の子のセックスって、人生を賭けてもいい程のものなのよ。女の子でもそれなりにいいでしょうけれど、男の子のセックスの快感はとても比べものにならない程、激しい衝動が突き上げるの。射精の瞬間の絶頂感の凄さは、セックス好きの私としてはとても羨ましい。その代わり絶頂の時間は短いのよ。マオさんの場合はどうかしら。男と女のそれぞれの絶頂が得られるのよ。しかも男の子の部分も女の子の部分もとても並みの人とは比べものにならない程に感度が良く成っているわ。そういう意味ではとても幸せな身体なの。」
「でも・・・。」
「それに、あなたは別の意味でも幸せよ。もし、私達と出会わずに、特にユリエちゃんと出会わずに発症してしまっていたら、どうだったかしら。精神的にも色情狂に成ってしまっていたでしょうね。そうならなくても、誰があなたの世話をしてくれるかしら? 愛の無いセックスはあっても、セックスの無い愛は存在しないわ。マオさんのオッパイは凄い魅力的だけれど、男の人にとって、オチンチンの在る女の子とのお付き合いは考えられないでしょうね。女の人で、レズの人とのお付き合いだとどうかしら? レズは基本的にはペニスを嫌悪するわ。普通の女の人だったら? オチンチンは在っても、それ以外が自分よりも魅力的で、凄いいい乳房の子では、劣等感を抱かせるでしょうね。だけどユリエちゃんは変な変態なのよ。」
「おば様、それってどういう意味?」
「だってそうでしょう? ユリエちゃんは基本的にはレズだけれど、ペニスは大好き。セックスも大好きなのよ。だから私の診療所に、時々問い合わせてきたじゃない。『可愛いふたなり居ませんか?』って。マオさん、ふたなりって知ってる? つまり、今のマオさんみたいに、基本的には女の子で、オチンチンの在る子なのよ。滅多に居ないわ。ニューハーフではないのよ。ニューハーフは生物学的には男性で、ユリエちゃんはそういう人とは肌を合わせ難い体質なのよ。だけどふたなりだと、どうしてもホルモンバランスが悪くて、女性らしくなく、そして男性機能は弱いわ。そうしたらマオさんが発病してしまって。勿論心配はしていたけれど、内心嬉しかったのよ。」
「先輩、本当ですか?」
ユリエはドギマギした様子で、ボソッと呟いた。
「悪かったわ。最初はただの悪戯だったけれど、その内マオのお豆が大きく成った時には凄く嬉しかった。それが今度は本当のオチンチン。マオには悪いけれど、神様が私の為にマオをこういう身体にしてくれたんじゃないかって。私はマオを誰にも渡したくないわ。マオと一生付き合っていきたいとも思うの。」
その点はマオは嬉しく思っていた。しかしマオの変態化を望んでいるかと思うと、素直には喜べない。しかし現在ですらマオには選択の余地がない。まして更に変態化が進むとなると、弥生とユリエに身を委ねるしかない事は痛い程に分かっていた。
「さあ、明日からの学校は大変よ。色々しておかないと。」
「菊野さん、私は本当に学校を続ける事が出来るのですか?」
「いつ迄かは分からないわ。だけど、その時点での最大の努力はしましょうね。」
弥生はバッグから小さい袋を取り出した。透明な袋の中身は両端がスペードの様な小さな絆創膏である。マオにはそれが絆創膏であるという事も分からなかった。しかしユリエにはすぐに分かった。
「アハッ、おば様。『ペニバン』?」
「そうよ。マオさんは包茎なのだし、しかも自分でも分かる程の不快感を感じてしまうのだから。」
「あのう・・・、ペニバンって?」
「マオさんは知らないでしょうね。男の子はまだオチンチンが未成熟な内は亀頭を皮が覆っているの。それは垢が溜まって不潔になるだけでなく、亀頭が敏感だと、セックスの時にすぐ射精してしまう、つまり早漏の原因なのよ。マオさんの場合は単に不快だという事もあるけれど、やはり亀頭が敏感では、いつも感じてしまって、とても平静では居られませんからね。ユリエちゃん、剥いて上げて。」
「はい。マオ、多分剥がれないと思うけれど、自分でも出来る様にね。」
「大丈夫よ。せいぜい今週いっぱい・・・、アッ、何でもないわ。」
ユリエはマオのペニスの皮を引き、亀頭を剥き出しにした。
「痛い。グッ・・・。」
そして赤剥けになった亀頭はマオにとってはグロテスクそのものの逸物である。目を背けるのだが、ユリエの顔には輝く様な嬉しさが漂っている。そしていとおしそうに撫でながら、包皮をペニバンで固定するのだった。
「ほら、これで皮は戻らないから、気持ち悪くはないでしよう?」
しかしマオはいかにも嫌悪の表情で目を背けた。
「あら、これではダメ?」
「違うの。自分の身体に生えた物なのに、とてもグロテスクで気色が悪い。ユリエさんはいいわね。他人の物だから冷静でいられて。」
「あら、何を言っているのよ。いくら私だって、男の人のでは気持ち悪くて触れないわよ。だけどマオのオチンチンだから、楽に触れるのよ。ううん、触っているととても嬉しいの。私自身も驚いているのだけれど、オチンチンって、とっても可愛らしい物ね。」
「本当?」
「本当よ。それに女のあそこって意外とグロテスクでしょ? それに比べると、皮でくるまれている為かしらね、清潔感もあり、爽やかにさえ感じるわ。さあ、お豆の時と同じ様に、気持ち良くして上げる。」
マオはペニスをマッサージされると、今迄以上の激しい高まりの中、愛液を噴き飛ばしながらアクメの絶叫の中で果てた。そしてほんの少しだが亀頭も膨らみ、硬さも増すのだった。
マオはペニスが生えてしまったという心のつらさを忘れる為に、ひたすらユリエに求め、そしてユリエの股間を吸い続けるのだった。
登校は不安だったマオだったが、穴開きショーツの穴を大きくしたものを穿き、ペニスはただ剥き出しのままで、マッサージ機は着けられていない分、連結バイブだけではそれ程の高まりはなかった。最初はショーツの中にペニスをしまおうとしたのだが、肥大したクリトリスの時と同様、或いはそれ以上に強い不快感でペニスを隠せなかったのだ。しかし授業中は座っているし、スカートの中では垂れ下がったペニスが時々布に触れる不快はあったものの、思ったよりは我慢が出来た。むしろ登下校の歩行中の方がつらい。どうしてもガニ股になりそうなので、足を閉じて歩こうとすると、ペニスや睾丸を挟み込んでしまうのだった。それと、慣れてきたとはいえ、強く圧縮されている乳房への痛みはかなりのものであった。
やっと部屋に戻った時、かなりの汗をかいていて、急いで衣服を脱ぎ去るのがいつもの日課である。
「フーッ、苦しかった。今日は少し蒸し暑かったから、オッパイが蒸れてつらかった。だけど、どうしよう。みんな夏物なのに、私だけがこんなに厚手の物で。夏休み迄あと一月。もしこれ以上オッパイが大きく成ってしまったら・・・。」
マオは洗い場でシャワーを浴びていた。そして触りたくはないのだが、清潔を保てと言われているペニスも丁寧に洗うのだった。
「どうしてこんなにグロテスクな物をユリエさんは嬉しそうに・・・。気持ちがいいのは確かだけれど、感覚が鋭くてつらい。」
どうしても涙が溢れてきてしまうのを耐えられなかった。そしてペニスをこね回している内に、何となく亀頭が膨れてきたのを感じた。
「お豆の時もそうだったけれど、オチンチンでも同じなのね。フーッ、気持ち良くなってきちゃう。」
マオは洗い場に座ったままでオナニーを始めてしまう。緩く感じていたバイブが急にきつくなるのは、オナニーによる膣筋の緊張であり、バイブの振動も心地良くなるのだった。そしていつもはどうしても自分ではいけなかったオナニーだが、激しい、衝動的な高まりの中で一気にアクメに達したのだった。
「ヒーーッ? 何、これ? 翔んじゃう・・・。」
「マオ?」
「エッ? アッ、ユリエさん。」
「どうしたの? 洗い場で寝てたの?」
マオはハッとして起き上がり、濡れた身体をタオルで拭く。そしてペロッと舌を出しながら、
「オナニーで・・・、いっちゃった。」
「ヘーッ、いけたの?」
「オチンチンて凄いの。びっくりする程。」
ユリエは内心喜んでいる。マオがいかにも嬉しそうに喋っているという事は、ペニスに対する嫌悪感が薄れ、ユリエの望む方向への変化が期待出来るからだ。
「ねえ、ユリエさん。男の子って、こういう風に気持ち良くなるものなの?」
「私だって知らないわよ。だけど、マオは射精していないでしょう? 射精する時が気持ちいいのよ。」
「私もそう成るのかしら? だとしたら恐い・・・。」
「恐い?」
「だって、今だって凄かったの。それがこれ以上に気持ち良かったら、私はオチンチンを喜んでしまうかも知れない。オチンチンが生えた事を喜んでしまう様になったら、私は心も色情狂に成ってしまう。」
「おば様も言っていたでしょう。ストレスを溜めるなって。気持ちのいい事は素直に気持ちいいって感じなさい。ねえ、マオ、良く見せてよ。」
「見せる?」
「だってね、マオも知っているでしょうけれど、私はスケベよ。女の方がいいけれど、オチンチンが嫌いという訳ではないのよ。だけど、今迄じっくりと見た事なんかなかったもの。興味はあるの。」
マオは照れてはいたが、ユリエのいかにも真剣な様子に押され、ベッドに座って足を開いた。
「私も見た事はなかったわ。だけど、まさか自分の物として見るなんて思いも付かなかった。ねえ、ユリエさん、このオチンチンは本当に男の人のオチンチンと同じなの?」
「私も見た事はないけれど、マオよりは詳しいわ。だっておば様のお店にはそっくりのバイブも在るし、かなり精巧な偽物も在ったから。私は本物との比較は分からないけれど、あれと同じなら、本物だと思っていいんじゃない?」
「そうなの? オチンチンの下にぶら下がっている袋と玉が不気味で・・・。」
「男の場合はその玉で精子を作るらしいわ。精子は熱に弱いので、袋の襞で放熱するんだって。暖かい時はダラーンとしているけれど、寒くなると縮み上がるそうよ。それと気を付けなさい。オチンチンもそうだけれど、玉も男の人の急所だそうよ。叩かれると、もの凄く痛いらしいわ。」
「アッ、それは知ってる。だけど、お股に何かがぶら下がっている感じはどうしても気持ち悪いわ。」
ユリエがペニスや睾丸を撫で回している内に、マオは段々に高まってきてしまった。大きいだけでまだ未成熟なペニスだが、僅かに硬さが増し、勃起の前兆らしいものはユリエにも分かった。
「ハフッ・・・。」
ユリエは更に刺激を増し、一気に高めさせた。
(そうよ。うんとオチンチンで気持ち良くなりなさい。そうすれば、マオ自身もオチンチンの気持ち良さを求める様になる。うんとオチンチンを揉んで上げれば、どんどん成熟する筈。そうすれば本当のオチンチンに成るわ。これが未成熟なオチンチンだとすると、ひょっとすると、成熟したら、私に使える物に成るかも・・・。)
連続のアクメはマオの目に暖かい涙を溢れさせる。まだ男としての快感ではないのだが、女としての快感もずっと高まっている。いつ迄も痺れる様な快感の余韻の中でずっと楽しんでいるのだった。
「キャーッ!」
マオのけたたましい悲鳴にユリエは慌てて地下室に下りてきた。
「どうしたの? マオ!!」
「オチンチンが・・・。」
ユリエは震えながら足を開き、ユリエにペニスを見せた。ペニスはほぼ真っ直ぐに前に突き出し、しかも長さが二十p程に成っていた。
「ワーッ、凄い。」
「ユリエさん、急に大きく成って・・・。それに、こんな風に突き出して・・・。」
しかしユリエは笑っていた。
「マオ、オシッコはした?」
「いえ、まだだけど・・・。」
「それならオシッコしてしまいなさい。」
「それどころじゃないのよ。どうしたら・・・。」
「いいから。私の言う通りにしなさい。」
マオは涙を拭いながらトイレに立った。男子用便器に立つのは慣れたとはいえ恥ずかしい。それでも何とか排尿を済ませる。
「ユリエさん、一体どうすれば・・・。」
「それでいいのよ。少し待っていなさい。」
マオは涙顔で暫く震えていたが、やがてペニスの角度が段々に下がってきた。
「アッ、戻る?」
「そうよ。男の子には『朝勃ち』と言って、起きた時にオチンチンが勃っている事があるの。生理的には膀胱が膨れていると、オシッコを漏らさない様に前立腺が刺激されるらしいわ。だからオシッコをすれば戻るの。」
「良かった・・・。あんなに大きなオチンチンが突き出していたら、とてもスカートが穿けないもの。」
(ウフフ・・・。すぐよ。もう少しオチンチンが育てば、朝勃ちでなく勃起する筈。それにしてもいい形に大きく成ったわね。だけど私にはまだまだ。)
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