「パパ、そろそろ代わりましょうよ。」
 「いいわよ。やっぱりトモミちゃんは愛華のオチンチンの方がいいらしいわ。」

 智美はうつ伏せで顔を突っ伏し、尻だけを持ち上げたままジッとしていた。父がペニスを引き抜いた時に軽い呻き声を上げる。

 「愛華、もうすぐよ。」
 「エッ、もうすぐ?」
 「ほら、トモミのオチンチン・・・。」
 「どれ・・・。アッ、玉が・・・メv

 その声に智美はビクッとして起き上がった。

 「玉? 愛華さん、ボクの?」

 智美は手で自分の股間を確認したかったのだが、ロープのせいで届かない。

 「片方が体内に入ってしまっているわ。それにオチンチンの付け根に割れ目が出来ている。パパ、ここがオマンコに成るの?」
 「そうよ。睾丸が体内に入って卵巣に成るの。オチンチンはクリトリスに変わるわ。ペニスだって随分縮んだし、胸も形が出来てきたわ。」
 「じゃあ、こうすれば・・・。」

 愛華はまだ残っている睾丸の片方もちょっと押し込んでみた。クポッと押し込まれ、智美には痛みも何も感じないまま、睾丸との永遠の別れを迎えてしまったのだ。下腹部の違和感はあるが、膣口の形成される部分にある異物が無くなった事で、変なひきつり感が無くなった様な気がしていた。それが女性化決定のターニングポイントであるとは知らない智美にとり、ペニスの消滅迄は男性としての自覚のままだった。

 「はい、挿れるわよ。」

 智美は条件反射的に尻を突き出し、アナルセックスを求めていた。母の言葉に惑っていたので、精神錯乱に近い状態で、肉体の求めに素直に従うのだった。

 愛華の何回かの精液を受け入れると、智美の心にも落ち着きが出てきた。抜かれたあと、手足のロープを解かれた時は拘束を解かれたという事で喜ばしかったのだが、愛華の微笑みの意味を理解出来た時、智美の精神は一気に瓦解して意識を失ってしまった。



 智美が何とか意識を取り戻した時、ベッドに寝かされていた。部屋では愛華父子が談笑し合っていた。愛華はいつもの服に着替えていたので、まるでちょっと歳の離れた姉妹の様であった。智美は泣き出すでもなく、起き上がるでもなく、ただ二人の話をジッと聞いていた。

 「いい子ね。予想外だったわ。」
 「私だってよ。パパ達には聞いて知ってはいたけれど、まさかインキュバスとして召還されるとは思わなかったもの。パパはそういうのは無かったの?」
 「無いわ。あったかも知れないけれど、それは夢だと思っていたから。愛華だって夢だと思っていたのでしょう?」
 「ええ、インキュバスになって色々と悪戯をしている夢は何度も見ていたわ。だからトモミに召還された時も、いつもの夢だと思っていたの。それが続けてだったから、変だとは思っていたのよ。だけど夢だと思っていたから、本音を話してしまったわ。そうしたらトモミが学校で私の事を変な目で見て、『スケベ』って言うのよ。私は学校では活発だけれど、口先ばかりの奥手を装っていたわ。それにわざと自分からレズだと言って、男女の話からは遠ざかっていたの。それがトモミが私の事をインキュバスと知っている事を聞いて焦ったのよ。まあ、サキュッバスと勘違いしていたのには助かったけれど。パパにも私の趣味は分かるわよね? いつかはトモミをママみたいにしたいとは思っていたけれど、いきなりだったでしょう。だから私はインキュバスとしての全能力を使って、トモミを自分の物にしようと思ったの。そうしないと、私がインキュバスだという事を皆に知られてしまうかも知れないし、トモミが私を嫌ってしまうかも知れないと思ったの。パパ達に相談すれば良かったのだけれど、まだ夢かどうか半信半疑だったから、トモミが直接来た時には舞い上がってしまって・・・。連絡する間もなく催しちゃったの。ある程度すれば女に出来ると考えていたから、それからお話ししようと思ったの。」
 「ううん、むしろ良かったわよ。トモミちゃんからの申し込みなんだから。パパの時は大変だったのよ。インキュバスは嘘をつけないでしょう。性的興奮をしている時は精神はインキュバスですものね。ママはトモミちゃんと同じで奥手だったから、私の外見にすぐ騙されたけれど、それでも最初のアナルセックスには手こずったわ。一度してしまえばあとは楽だったけれどね。」
 「それは分かるわ。すぐに私の言うなりだったもの。」
 「トモミちゃんは特別よ。かなり以前から愛華を好きだったらしいから。そうでなければあなただけでここ迄は出来ないものね。だけど愛華、おめでとう。もうトモミちゃんはあなたのお嫁さんに決定よ。」
 「エッ? それじゃ・・・。」
 「ターニングポイントは過ぎたわ。玉が体内に入ったでしょう。男性ホルモンを作る睾丸が卵巣に変わったの。卵巣は女性ホルモンを作るのよ。トモミちゃんには男性ホルモンを作る機能が無くなったのだから、もう男には戻らないのよ。たとえ愛華が精液を入れなくても女に成るの。入れないなんて我慢は出来ませんけれどね。何と言ってもインキュバスの精液には媚薬効果もあるし、麻薬的な効果で、体内から精液が減ってしまうと、禁断症状を起こすから。」
 「禁断症状? それってまずいんじゃない?」
 「麻薬じゃないのよ。精液が減ると、精液を補給したくてたまらなくなるの。だから愛華を求めるのよ。ママだって昨日から入れていないわ。慣れているから少しは我慢出来るでしょうが、ひどくなるとヒステリーを起こすわよ。だから愛華が子供の内は、私は三日以上の出張は出来なかったのよ。どうしても長くなる時はママとあなたも連れていったでしょう? トモミちゃんをお嫁さんにするのだから、きちんと精液を入れて上げられる状態でないとダメなのよ。栄養を摂り、いつでも濃い精液を入れて上げるのよ。それにトモミちゃんが妊娠したら、常よりも濃い、栄養たっぷりの精液が沢山必要なの。あなた達は高校に入ってすぐにそうする必要があるのよ。」
 「ええ、頑張るわ。」

 智美は寝た振りのまま、涙を拭い、愛華父子の話の確認の為、股間を真探ってみた。

 (アッ、本当だ。玉が無くなってる。オチンチンも力がない。小さい・・・。胸が大きく成っているのはこの服のせいだけじゃないんだ。本当にオッパイが出来ているんだ。もう、ボクは男で居られない。女に成ってしまう・・・。そしてオマンコが出来たらセックスされてしまう。お尻でのセックスは気持ち良かった。でもそれはボクが男で、オカマを掘られただけだ。だけどもう女に成ってしまう。インキュバスは凄いスケベらしい。その精液を入れられるボクもスケベに成ってしまうらしい。そうしたら、今以上にセックスされる。そしてボクもきっと夢中になってしまう。オマンコでのセックスはお尻よりもずっといいらしいから。そうしたら、きっとボクは女に成った事を悦んでしまう。ウッ、お尻がムズムズする。オチンチンの付け根の割れ目も・・・。きっと愛華さんのオチンチンが欲しいんだ。そうしてボクも・・・。)

 嗚咽を堪えられず、身を震わして泣き続けるのだった。愛華が立ち上がり、ベッドに向かおうとしたが、それを父が押し止めた。

 「そのまま。トモミちゃんから求めてくる迄待ちなさい。そうすればあの子は愛華から離れられなくなるから。」
 「いいの? 可哀想・・・。」
 「優しいのね。それは愛華の人間の魂の部分ね? インキュバスだったら、女性化するのが楽しい筈よ。」
 「それは楽しいわよ。だけど、トモミの悲しみも分かるわ。」
 「いい事よ。お嫁さんの心が分かるというのは、セックスしていてもその悦びが伝わり、それもまた自分の悦びになるのだから。」
 「パパは何でもセックスに結び付けるのね。」
 「あら、それは当然よ。私達インキュバスは、いいセックスをする為だけに存在しているのだから。」
 「そんなのつまらないわよ。殆どの魂は人間なのよ。だったら、人間としての充実した生活を・・・。」
 「それも当たり前よ。人間としてちゃんとした生き方をした上でのセックスなのよ。もっとも、私達の仕事が人間としてちゃんとした生き方かどうかは疑わしいですけれどね。」
 「だけど、一所懸命に仕事をしている事は知っています。」
 「愛華とこういうお話をするのは初めてだったかしら?」
 「私の中の人間とインキュバスとの葛藤があったわ。だけど、トモミを自分のお嫁さんに出来る事になってからはやっと納得出来たの。きっとパパもこういう気持ちでママをお嫁さんにしたんだなあって。」
 「愛華も思ったよりも大人ね。要は愛よ。トモミちゃんをずっと愛していく事が肝要。それは大丈夫の様ね。」
 「ええ、だけどこれからの事が心配なの。自分の欲望でこんなに早くトモミをお嫁さんにしてしまって・・・。生活の面も・・・。」
 「そうね。だけど私のアルバイトを手伝えばいいのよ。」
 「アルバイト? じゃあ、精液を?」
 「そうよ。最初からというのは抵抗があるか知れないけれど、あなた達の生活自立には必要よ。私の方からお話ししておきますから。」
 「恥ずかしいのは我慢するわ。それが私達の生活の為なんですものね。」

 智美には二人の話の内容が理解出来ないでいた。しかし確実に理解出来るのは、自分が女に成り、愛華のお嫁さんに成るという事だった。



 いつの間にか泣き寝入りしていた智美が目を覚ました時、部屋には誰も居なかった。まだ諦め切れていない智美は、自分の部屋に行き、タンスの中の服を探した。しかし持ってきた筈の智美の服は、上着やズボン、下着迄が全く無くなっていた。

 「アッ、服が無い? これじゃ・・・。」

 まさかボンデージのままで逃げ出す事は出来ない。乳房と、小さいとはいえペニスを出し、肛門に張り型を挿れたままの姿では、表には出られないのだ。諦め切れずに愛華の部屋の方に行くと、そこには愛華が怒った顔をして腕を組んで立っていた。

 「アッ、愛華・・・さん。」
 「トモミ!! 逃げようとしていたわね?」
 「ウッ・・・、ボク・・・。」
 「逃げ出せるものなら逃げてみなさいよ。その格好で。」

 智美は床に泣き伏してしまった。

 「トモミは逃げられないの。ほら、これを見ても逃げられる?」

 愛華はスカートをたくし上げた。パンティーを穿いていない愛華の下腹部には勃起したペニスが突き勃っていた。智美はそのペニスに釘付けになった様に動けない。尻がムズムズし、口の中には涎が溢れてきた。

 「あ・・・、愛華さん。ずるい・・・。ボク、愛華さんのオチンチンを見たら・・・。」

 愛華はペニスを突き出したままベッドに座った。智美を招く訳でもなく、ただジッとしてペニスを突き出していた。

 「ボク・・・。」

 智美は這う様にして、まるでペニスに引き寄せられる様に愛華へにじり寄った。

 「分かった? トモミは私から離れられないのよ。」
 「ごめんなさい。ボクは愛華さんが好き。愛華さんのオチンチンが好き。飲ませて。」
 「いいわよ。私もトモミが好き。どっち?」
 「最初はオシッコ。悲しい時は愛華さんのオシッコを飲むとスッキリするの。だから・・・。」

 智美は愛華のペニスにむしゃぶりついた。愛華はニッコリと微笑み、少し息んで排尿を始めた。それを智美はひたすら飲み続けるのだった。

 「ハーッ、美味しい。」
 「どう? 落ち着いた?」
 「うん。お願い、愛華さん、お尻に挿れて欲しいの。」
 「いいわよ。私も溜まっているわ。たっぷり入れて上げる。」

 既に智美は興奮で上気している。T字帯を外されると、すぐにベッドにもたれ掛かり、愛華のペニスを待ち受けるのだった。そしてペニスを挿入された時、智美は愛華から身も心も離れられない事を悟った。



 「オチンチンが随分小さく・・・。玉は卵巣に成ってしまうって言っていたっけ。ウッ、穴が?」

 智美は股間を真探っていた。体内に吸い込まれてしまった睾丸を引き出せないかと思っていたのだ。小さく成ったペニスの皮が広がり、その穴の周りを囲んでいる。穴が開いているとはいえ、指が入る程には思えなかった。むしろ何か潰瘍の様な傷に感じた。そして胸の膨らみも気になっていた。

 「ウッ、痛い。本当にお母さんみたいなオッパイが?」

 そこに愛華と両親が買い物から戻ってきた。

 「あら、起きてたのね。」
 「それじゃ、愛華、さっそく使ってみる?」

 愛華と父は嬉しそうな顔で、母だけが少し困った様な顔をしていた。それは智美にとり、辱めである事は見当が付いた。

 「トモミ、お尻のT字帯は外すわ。」

 しかし智美は素直に喜べなかった。普段であればすぐにアナルセックスをする為なのだが、どうもそういう雰囲気ではない。智美が躊躇していると、愛華はチラッとスカートをたくし上げる。パンティーは穿いているのだが、勃起させてあるペニスが見えると、智美は喉を鳴らしてしまうのだった。

 「トモミ、オマンコが出来ているのは分かるわね? でも、まだまだ狭いし小さいわよ。早く私とセックスが出来る様になるには、充分に大きく育ったオマンコでないとね。私のオチンチンは普通の男性よりもずっと大きくて丈夫なのだから、トモミのオマンコもそれに応じた大きさ、強さでないとダメなのよ。」
 「オマンコ・・・って? ボクの・・・。」

 父は袋からT字帯を出してきた。今迄の物と似てはいるが、張り型の部分が取り外し出来る物らしい事は分かった。しかしその張り型の影にもう一つ小さな張り型も付いている事迄は分からなかった。

 「パパ、ママ、やっぱりそっちで待ってて。」
 「あら、まだ恥ずかしいの?」
 「ええ、慣れてはきたけれど、帰宅したばかりだと、インキュバスの魂が目覚めないのね。まだ・・・。」
 「いいわよ。待っていて上げる。」

 両親が隣の部屋に消えると、愛華はパンティーを脱ぎ去り、既にカウパー腺液を溢れさせているペニスを智美に向けた。智美は自然に尻を突き出し、愛華を迎え入れた。アナルセックスを繰り返す事が自分の女性化を進める事は分かるのだが、体内に愛華の精液を受け入れる事の方が体と心の欲求を満たす重要事だった。

 「アフッ。ボクは女には・・・成りたくない。もう女に成る事が決まっていても・・・。だけど・・・、愛華さんにオチンチンを挿れられると嬉しくなってしまう。アハッ。女に成る事がつらくなくなってしまう。愛華さんのオチンチン、美味しい・・・。」



 恍惚としていた智美にいつもの様にT字帯を填められる。ちょっといつもと違う違和感があったが、快感の余韻を楽しんでいた。しかし前の部分を止める為に仰向けにされた時、愛華だけでなく父親も装着を手伝っていた。そしてちょっとつらそうな顔の母親が、少し離れた所から心配そうに見ていた。

 「エッ、何?」

 智美は不思議な違和感、異物感、被挿入感を感じた。下腹部の入る所でない所、いや今迄に一度も入った事の無い部分に何かが挿れられたのだ。

 「今度のT字帯は、今迄みたいに一々外さないでもお尻の張り型を外せるのよ。便利でしょ?」
 「違う、そうじゃないよ! 何かが入ってる。」
 「ああ、前の方ね。」

 慌てて取り付けられたT字帯を見たが、今迄の物と違い、前部分はしっかりと覆われている。そしてペニスの部分よりも幾分下に何か器具の部分が見えた。

 「オチンチンが痛い。押し付けられてるよ。」
 「そうね。少し我慢しなさいね。オシッコの穴は開いているから、大丈夫よ。」
 「それに痛い。何か挿さってる。アッ、まさか・・・。」

 母親が心配そうに話し掛けてきた。

 「トモミちゃん、痛いのは最初だけよ。慣れたら痛くない物に取り替えて貰えますからね。」
 「イヤーーッ! これはオマンコを大きくする物?」
 「そうよ。段々と大きい物に代えていくのよ。痛かったら私が精液を入れて上げる。そうすれば、女性ホルモンが効くから、膣が拡がって、痛くなくなるわよ。」
 「ギャーーッ!! ダメーーッ!! 外して。まだ女に成りたくないよーーっ!!」

 智美は装着されてしまったT字帯を外そうともがいていた。しかしぴったり穿かされているT字帯は、僅かに指が入る程度で、全く脱ぐ事も外す事も出来なかった。膣内に異物を挿入された事で、智美はハッキリと女性化を認識したのだった。動き回ると、挿入された異物がより深くに突き挿さってくる。床に座り込んだ智美は股間
に手を当てて泣き続けていた。

 「愛華さん、痛いよ。挿さっているのがつらい。」
 「そう? パパ、どうする?」
 「まだ膣と張り型が馴染んでいないからなのよ。隙間があると、擦られてしまうのね。」
 「私も初めて挿れられた時は、強い異物感を感じたわ。痛さと異物感のどっちがいいかと言う事なのよ。」

 母は心配そうに智美を見つめていた。

 「そうなのよ。愛華もこのT字帯については良く知らないわね? トモミちゃんが痛くない様にする方法を教えて上げる。これからあとも膣が出来上がる迄は太いのと代えていくのだけれど、その都度しなくてはならないのよ。」

 父はゴム製の送気球を出してきた。智美にはそれも汚辱の恐怖を抱かせる物だが、振り払おうとするのを母が制したので、大人しく、為すがままにされていた。送気球の先のゴム管が膣張り型の部分に宛てがわれた。

 「膣内張り型は空気で膨らむの。だから中で膨らませると、膣とピッタリになるわ。そうすれば擦れないから痛くないのよ。」

 智美には痛くないと言う事が救いだった。だから父が送気球を握る迄は静かにしていた。

 「ゲヒッ・・・?」

 膣内張り型が膨れ、強い異物感が襲った。体内に入る筈のない感覚の部分の被挿入感が更に増した。

 「イヤーッ! 中で膨れる。オマンコが大きく成っちゃうーーーっ!!」

 慌てて振り払おうとした時には既に送気球は外され、膣内張り型の強い圧迫感だけが残っていた。膣への強い圧迫が膀胱を圧迫し、久しぶりの尿意を催す。智美は這う様にしてトイレへと向かった。そして便器の前に立って再び泣き叫ぶのだった。

 「アーッ、これ、外して。オシッコ出来ない。」
 「トモミちゃん、大丈夫よ。ちゃんと穴が開いていますから。」
 「ダメーッ、オチンチンが掴めない。」
 「トモミ、あなたは女に成るのよ。女は立ち小便はしないわ。今の内から女らしいオシッコの仕方を覚えなさいね。」
 「イヤーッ、オチンチン出させて!」

 しかし強い尿意を押さえる事が出来ない。ペニスが矮小化し、前立腺、尿道不随意筋の力が弱まっているので、尿を強く留める事が出来ないのだ。智美は便器にしゃがんで排尿するしかなかった。T字帯の小さい穴に押し付けられたペニスの先の尿道口から、力無い小便が迸り出た。それは智美が今迄に感じた事のない程の無力さだった。

 「ああ・・・、オチンチンに力がない・・・。こんなのイヤだ・・・。」
 「トモミちゃん、オシッコは溜めない様にするのよ。あなたはまだ女に成り立て。女としての生理は知らないわ。男から女に成った先輩として、色々教えて上げますからね。」
 「イヤーン、知りたくない。オチンチン、返してーーっ・・・。」

 母は仕方ないという素振りで肩をすくめた。

 「愛ちゃん、本格的な張り型を挿れられる膣に成る迄は無理よ。簡単に諦めはつかないわ。だからいっぱい精液を入れて上げて。そうすれば膣も緩くなり、もっと大きい張り型を挿れられる様に成るわ。ある程度の膣に成れば、愛ちゃんのオチンチンも小さくすれば挿れられるでしょう。」
 「そうよ。トモミちゃんは女の子に成り立てだから、アナルセックスと違って、すぐに快感は出ないの。膣が出来たと言っても、まだ子宮は出来ていないわ。精液が子宮に入らないと、本当の快感は出ない筈よ。だから細いままでは愛ちゃんも気持ち良くないでしょうが、膣を精液に馴染ませ、お尻だけでなく、膣でも愛ちゃんを求める様にするのよ。」
 「だけど気を付けてね。ピストンはまだ出来ないわ。あくまでも精液を入れるだけよ。粘膜は弱いし、筋肉もまだ殆ど働かないですよ。」
 「分かったわ。これから私が一生使う物だものね。大事に育てるわ。」

 トイレから泣きながら出てきた智美の肛門の張り型を引き抜くと、智美は嘆きとアナルセックスへの期待とで、精神がバラバラになってしまった。

 「つらいよ。愛華さん、ボク、愛華さんのオチンチンを挿れて欲しい。だけど挿れたらオマンコが大きく成ってしまう。すぐに女に成ってしまう。ボクは一体どうしたら・・・。」
 「そうねえ・・・、トモミはそんなに女に成るのがイヤなの?」
 「イヤだよーっ・・・。男で居たい。」
 「ねえ、男で居るとどうなるの? オチンチンが在る事がそんなに大切?」
 「当たり前でしょ? ボクは男なんだから。」
 「じゃあ、普通の女の人が・・・、産まれながらの女の人には当然オチンチンは無いわよ。その人達は?」
 「だって、ボクは男に産まれたんだ。ウウッ、ダメッ・・・。お尻が・・・。」
 「お尻がどうしたの?」

 愛華はわざと下腹部を突き出す様にして智美の前に立った。

 「クッ・・・。オチンチン欲しいの。だけど、挿れて貰うとよけい早く女に成ってしまう・・・。」
 「あら、違うわよ。もうトモミは女よ。」
 「違う。まだ男だよ。」
 「どうして? まだ小さいけれど、オッパイがあるのよ。オチンチンは、玉はもう無いし、ペニスだって殆ど無いのよ。ううん、間もなく完全に無くなるわ。それはクリトリスに成るのよ。何よりもまだ不完全だけれど、オマンコが在るのよ。ちゃんと張り型を挿れられるオマンコよ。」
 「ダメッ・・・、言わないで。ボクが男なのは、ボク自身が男だと思っている事だよ。」
 「さあ、それもいつ迄保つかしら? 私は立派なオチンチンが在るわ。元々トモミよりも立派だったけれど。さて、どうする? 私がオチンチンを挿れると、トモミはもっともっと可愛い女の子に成るわよ。可愛い女の子に成り、私とセックスしたいなら挿れて上げる。」
 「ずるいよ・・・。ボクは女に成るんだろう? だけど・・・。ウウッ、我慢出来ないよ。お願い。」

 父は愛華に言った。

 「愛華、意地悪しないで挿れて上げなさい。トモミちゃんは口ではああ言っているけれど、女に成りたいのよ。愛華を愛しているのだもの、愛華とのセックスをしたいのよ。愛華に悦んで貰う事がトモミちゃんの喜びであり、それはまた愛華の喜びでもあるのよ。」
 「はあい、おいで、トモミ。挿れて上げる。」

 智美はフラフラと愛華に近寄り、尻を突き出すのだった。愛華は新たなT字帯の肛門張り型を回して引き抜き、そこに怒張したペニスを押し込むのだった。

 「愛華、パパも手伝いましょうか?」
 「あら、あなた。私の分が減ってしまう・・・。」
 「大丈夫よ。充分に溜まっているのよ。それに愛華の為だと思えば、いつもよりも沢山出せますからね。」
 「そうね。私もトモミちゃんの事を思えば、少しは我慢出来るわ。だけど、ちゃんと残しておいて下さいね。」
 「はいはい。さあ、トモミちゃん、飲むでしょう?」

 愛華にアナルセックスをされている智美は、もう全身が性器化している。父の突き出したペニスはトモミには輝く程の嬉しさを感じさせる。すぐにそのペニスを頬張り、音を立てて吸い上げるのだった。

 「オホッ。凄いわ。そんなに喜ばれると、沢山出さないとね。」

 智美は口に入り切れない程の亀頭をいっぱいに喰わえ、えらと竿をさすって射精を促していた。愛華の射精と同時に父も射精した。智美は上下から同時に精液を入れられる絶頂感に、女性としてのアクメを迎えていってしまった。



 「結婚式はいつになるのかしらね。」
 「結婚式? 私達の?」
 「そうよ。アッ、違うの。愛華は普通の結婚式や披露宴を考えてているのかも知れないけれど、インキュバスはしないの。出来ないと言った方がいいかしら? だって私達親族は全員が女性形よ。」
 「それは知っています。お爺様にも来て貰うのでしょう?」
 「そう、私のパパ。ママも結婚式で初めて私の妻に成る事を実感したのよ。」

 母は照れ臭そうに笑っていた。

 「女の悦びを実感した時なの。それ迄もある程度は感じていたけれど、結婚式のは別格だったわ。初めて子宮にパパの精液が入ったの。それと同時にパパのパパとそのまたパパが口とお尻に入れてくれたの。同時に三カ所よ。凄かったわ・・・。その素晴らしさを知ってしまっては、もう男に戻りたいなんて思わなくなったの。そうじゃないわね。女に成って嬉しかったわ。それもインキュバスのパパの妻に成った事が嬉しかったわ。何度も失神したわ。パパ達は全精力を使って私に精液を入れてくれたの。」
 「そうよね。それで本当にママはパパを夫として愛してくれる様になったの。そしてママはより女性化が進んだわ。子宮もすぐに丈夫になり、すぐに卵子が出来たの。」
 「だけど、私は知らなかったわ。最初の排卵で妊娠したから、生理について知ったのは、愛華が産まれてからだもの。」
 「アッ、そうよ。私はまだ中学生よ。トモミが妊娠するのはちょうど高校生に成る頃でしょ? いくら何でも早過ぎると思うけれど・・・。」
 「確かに早いわ。だけど妊娠させないのは無理よ。先祖代々、私達は最初の排卵で妊娠させたのよ。なぜか二人目は出来ないけれど。多分最初の妊娠でしか子供は出来ないのね。」
 「だったら、避妊するのは?」
 「それは無理。愛華、あなたはコンドームをしてセックス出来る?」
 「冗談。私はインキュバスよ。生のセックスしか考えられないわ。」
 「そうでしょう? トモミちゃんの方の避妊も考えたくないわよね? そういうものなの。パパも生のセックスで、ママの子宮に精液を送り込みたかったわ。それが本当のセックスですもの。膣外射精なんてのも出来っこないわ。それに多分トモミちゃんは求め続けるでしょうし、愛華も応じ続ける。それで妊娠しない筈がないもの。」
 「そうかあ・・・。高一で、私もパパか・・・。」
 「そして二人で赤ん坊に授乳するの。可愛いわよ。」
 「そうね。私も少し記憶があるわ。パパとママのオッパイを飲んでいたものね。だけど、パパのオッパイはもう出ないんでしょ?」
 「出そうと意識すれば出るのよ。何と言ってもインキュバスだもの。だけど必要がないですから。ママの方は私の精液の影響で、いつ迄も出せるわ。」
 「私はパパ達はずるいと思うのよ。パパは私のお乳も飲めるし、沢山搾ったお乳でバターやチーズを作って食べるのに、私は食べられない。皆がお食事していても、私はお尻からなのよ。」
 「だって仕方ないのよ。インキュバスの妻は皆お尻からの栄養浣腸しか受け付けないのよ。インキュバスはペットとしての妻を望むでしょう。ペットは必ずお尻からの栄養浣腸というのが当然の事になっているの。だから多分私の無意識が精液に込められているのね。」
 「愛ちゃん、そろそろトモミちゃんにも栄養浣腸をさせ始めないとならないわよ。私も最初はとてもイヤだったわ。まるで人間として扱われない気がしていたから。だけど身体には必要なの。これから、ちゃんとした女の身体に成るのに、精液だけでは栄養不足になるわ。勿論、パパにも沢山入れて貰うのですけれど、蛋白とかカルシウム、ミネラルはいいのだけれど、ビタミンや脂肪、炭水化物、それに繊維が少ないの。オッパイには沢山の脂肪が必要よ。男の人に比べて、女の子は脂肪が多いのよ。一気に女に成るのですから、どうしても足りないの。だから最初の内はイヤがっても、それもトモミちゃんの為ですからね。それに妊娠したら、もっと栄養が必要なのよ。それから始めるのでは遅いの。精液と違って、栄養浣腸の吸収は、身体が慣れないと、なかなか難しいの。だからそろそろ始めておいて、赤ちゃんが育つ頃には完全に消化吸収出来る身体に成っていないとね。」
 「愛華、楽しんでやればいいのよ。今はまだ精神的な抵抗が強いわ。何をするにしてもイヤがるの。だからこそ、Sのインキュバスとしての責めが楽しいのよ。身体に傷をつけない限り、何をしてもいいのよ。妊娠してからでは難しいし、トモミちゃんが身も心も委ねる様になってからでは、一方的な楽しみのSMは出来ませんから。」
 「そうね。私も随分虐められたわ。だけど今考えると、あの頃のパパが一番生き生きしていたわね。」
 「それはそうよ。いくらインキュバスとはいえ、私はママとアナルセックスしかしていなかったのよ。本当のセックスをしたいから、一所懸命だったわ。」
 「だけど、道具は? こんなに急な事とは私も分からなかったわ。」
 「安心して。ママが手配しておいたわよ。明日には届く筈。本当ならママに使った物を手入れして使って貰うつもりだったのだけれど、トモミちゃんは私の時よりずっと小柄ですから、ちょっと合いそうもないわ。だけど・・・、ウフフ・・・。」
 「エッ、なあに? 何かおかしい?」

 母は意味有り気な含み笑いをしていた。

 「愛ちゃん達は面白い夫婦に成りそうね。」
 「面白いって?」

 父も笑っていた。

 「愛華。私はインキュバスだから、かなり若く居られるわ。お爺様もそうでしょ? だけどママもお婆様も元は普通の男の子よ。お婆様は確か・・・、五十二歳だったわね。そう見える? お化粧で歳らしいカバーはしているけれど、若いでしょ? ママだってそうよ。インキュバスの精液を受けている限り、ずっと若いままなのよ。」
 「ね、愛ちゃん。トモミちゃんは十五だけれど、勿論バストが大きく成り、ヒップも赤ちゃんを産める様に大きく成るけれど、背の高さはそのままなのよ。十五の男の子としてはかなり小柄だわ。私も小柄だったけれど、トモミちゃんと同じ歳の頃でももっと背が高かったし、もう少し男っぽかったわよ。それがトモミちゃんだったら、あの背のままで乳房とお尻は凄く大きく成るわね。多分顔は子供っぽさの残った可愛い女の子に成るでしょうけれど、凄いアンバランスよ。ダメと言っても、どうしようもないのだけれど。」

 愛華もそれは分かっていた。

 「仕方ないのよ。トモミの正式なプロポーズを受けた時に分かっていたわ。それにショコタンでもいいと思うわ。うーん、女の子に成るのだから、ロリコンかしらね? どんな子が産まれても、すぐにトモミより大人っぽくなるのね。」



 「ウッ。痛てっ・・・。」

 智美が気が付いた時、立ったままだった。両手が天井からのロープに引き上げられていて、足は大きく広げられ、ピンヒールの先のフックは床の金具に填められている。そして自分の脇に病院で見る点滴の様な道具が立てられていた。

 「何? これは・・・?」

 その器具から伸びている管が自分の後ろの方に回り込んでいるのだが、どうなっているかは分からなかった。時々イルリの中の黄色い液体の中に泡が弾けているが、ドロッとした、粘度の高い液体らしい。二穴T字帯が填められているので、直腸は拡がったままの感覚なのだが、その内部に不思議な圧力を感じる。無意識にいきばってみると、直腸に少し痛みが走るのだが、それと同時にイルリの中で泡が弾け、大腸への被注入感を感じた。

 「エッ? じゃあ、浣腸?」

 インキュバスの精液の様に爽やかな注入感はないが、それでもゆっくりと吸収するらしく、体温が上がっていく感じがする。

 「おなかがいっぱいになる感じ・・・。だけど、もう暫く食べ物を食べていない。だからおなかが空いたという感覚を忘れてしまいそう。お尻がすいたという事はあるけれど。栄養にはなるみたいだけれど、オチンチンみたく美味しくはないよ。ボクは愛華さんのオチンチンの方がいい・・・。」
 「そう?」

 いきなり後ろから愛華の声がし、智美はビクッとして振り返った。

 「あ、愛華さん。これは?」
 「分かっているでしょう? 栄養浣腸よ。トモミはお尻からしか食事が出来ないの。口から入れられるのはオシッコと精液だけよ。勿論私の精液は栄養豊富だけれど、どうしても足りない成分もあるし、女の身体に成る為にはかなりの栄養が必要よ。だからそれをお尻から入れているのよ。最初はなかなか慣れないでしょう。だから薄い物から入れて慣れさせるのよ。」
 「栄養浣腸? ダメだっ・・・。そうだよ。このままでいたら、ボクは本当に口での食事が出来なくなってしまう。不味くてもいいよ。何か食べさせて。」
 「何だ、まだ分からなかったの?」
 「分からないって?」

 智美は愛華の呆れ顔に不安を感じた。

 「インキュバスの精液は女性ホルモンだけではないのよ。ペット化に必要な酵素もたっぷりと含まれているの。私の精液を飲んだ時、その酵素がトモミの舌に吸収されたのよ。それが味蕾細胞を変質させ、精液とオシッコ以外には不快感を感じさせる様になっているのよ。だから、もうとっくにトモミは口での食事は出来ない身体に成っているのよ。それに胃は随分収縮してしまっているわ。精液を消化吸収出来る能力だけは高くなっているのよ。それ以外の物は受け付けないのよ。後で何か食べてご覧なさい。多分食欲が湧かないどころか、凄い不快感が起きるわ。無理して喉を通しても受け付けない物は吐き戻すだけ。それも強い拒絶反応を起こすから、二度と食べようとは思わなくなるわよ。」
 「そ、そんな・・・。ボクの身体は・・・。」

 智美は愛華がインキュバスの目の光を放っている事から、今言われたことが事実である事を悟った。ペット化については諦めていたが、それでも尻からだけの食事しか出来ない身体に成ってしまった事を悔悟していた。

 「さあ、早くお食事を済ませなさい。そうしたらお尻にオチンチンを挿れて上げるわよ。」

 智美は自分の意志では栄養浣腸を早く済ませるなどという事は出来る筈がないと思っていた。しかし愛華にアナルセックスをして貰えるという嬉しさがこみ上げた時、急に腸の働きが活発になり、イルリの液面がスーッと下がっていく。

 「ほら、分かる? トモミが栄養浣腸を早く終えたいと思えば、身体はすぐに応じるのよ。たっぷりの栄養でするアナルセックスは気持ちがいいし、それだけ早く女に成れるの。どう? 栄養浣腸を早く終わすという事は、それだけ早く女に成る事なのよ。」
 「アッ、それは・・・。」

 しかし栄養浣腸の注入はスムーズなままだった。アナルセックスはして欲しい。しかし女性化はイヤだ。その葛藤の中、身体は愛華のペニスを求めているのだ。

 「トモミの心は女に成るのを遅らせたいと思っているわね? 女に成りたくないと思っているかも知れないけれど、それはもう不可能。だけど身体はそうではないのよ。オチンチンを挿れたいのでしょうけれど、それは女性化を促進する事だけれど、それでもいいと感じているのよ。ううん、案外身体は早い女性化を求めているのね。」
 「女なんて・・・。」

 智美は歯を食いしばって嗚咽を続けた。

 「トモミ、外見上は既に女なのよ。オッパイだって随分大きく成っているわ。オチンチンも既に機能しないし、外見からも少し大きなクリトリス程度よ。大体、膣が出来てしまっていて、そこに張り型を挿れられていて男だなんて言えないでしょ? 私の言う女性化って、子宮が出来、膣も私のオチンチンが挿れられるいいオマンコに成り、そして赤ちゃんを産める身体に成る事なのよ。オマンコの中の張り型だって、トモミが男だった時のオチンチンよりもずっと大きく成っているのよ。だからもし今のあなたが以前のトモミとセックスしたとしたら、多分かなり緩いと思うわ。まだトモミはオマンコの筋肉の力が弱いから、いいセックスは出来ないと思うけれど。そんな状態で男だと思っている事の方が変よ。」

 智美は反論出来なかった。確かに膣への強い被挿入感は絶対に男ではあり得ない。そして自分でも分かる胸の膨らみはすぐに分かる女性化の証拠でもあった。

 (ボクも愛華さんのお母さんと同じ様に、女に成ってしまう。そして、愛華さんの赤ちゃんを・・・。)

 そう思った途端、栄養浣腸の吸入は更に早まり、そして感じた事のない強い刺激を受けた。それは膣がキュッとすぼみ、張り型をギュッと絞り上げるのだった。それは不思議な感覚で、決して不快ではなく、むしろ下腹部から突き上げる嬉しい感覚だった。そして触れれば痛みの感じる乳房の奥に痛みを感じた。

 (アアッ、ボクの身体は早く女に成りたいと思っている? オッパイとオマンコが・・・。)

 肉体の喜びと精神のつらさの綯い交ぜの葛藤の中、栄養浣腸が終わり、愛華は肛門の張り型を外していた。肛門は張り型を抜いてもキュッと窄まり、以前の様に開きっ放しではなかった。直接大腸に栄養浣腸を入れられているせいもあり、垂れ流れてはこない。智美には排便の為の息張りという感覚も既に失われてしまっている事が分かった。息張ろうとすると、むしろ栄養浣腸を体内に押し込んでしまうのだった。大腸、小腸とも蠕動方向が体内へと変化してしまっているのだ。肛門は完全に智美の口に成っているのだった。

 「お尻は完全ね。じゃあ、T字帯を外してみましょうね。」

 智美としては早くアナルセックスをして欲しいのだが、自分の下腹部を確認したいという思いもあった。既に女性化している筈の下腹部を確認するのは恐ろしい。しかしどうしても確認したかった。
 愛華は膣張り型を膨らんだままで引き抜いた。
 グボッ・・・・。
 智美の目はその引き抜かれた張り型に集中していた。そして呆然とそれを見つめていた。

 「大きい・・・。そんなに大きな・・・。」
 「そうよ。トモミのオマンコはここ迄拡がったのよ。トモミの昔のオチンチンよりずっと大きいでしょ? ウフフ・・・、オチンチンはすっかりクリトリスに変わっているわ。完全に見た目は女の子よ。」

 智美は焦って下腹部を覗こうとしたが、拘束されたままでは確認出来ない。

 「トモミも見たい? そうよね。自分のここが女の子に成っているのを見ない事には、いつ迄も男の子としての意識を引きずってしまうわね。」

 愛華は大きな鏡を持ってきて、智美の下腹部に近付け、智美に見える様にした。

 (無い? オチンチンが・・・。)

 ペニスの在った場所には割れ目のある肉丘が在る。その隙間から小さく肉芽が覗いている。

 「普通の男となら充分にセックスが出来る程度よ。」

 愛華はそう言って陰唇と化している襞を指で広げた。それは智美自身が初めて見る女性器であった。ピンクの粘膜の穴の様だが、今迄女性器を直に見た事はないし、それが本物であるかどうかは分からなかった。しかし完全に男でなくなっていた事は悟り、自然に溢れ出る涙で視界は遮られていた。

 (オマンコに成ってる・・・。もうボクは女に成っていたんだ。だからあんなに大きな張り型が入るんだ。ボクは女だったんだ・・・。)
 「オチンチンが・・・? ボクのオチンチンが・・・。イヤーーーーーッ!」

 智美は意識を失わないで失神状態であった。最後の拠り所だった部分が完全に女性化している事で、完全に望みを絶たれて茫然自失したのだった。



 「トモミ!」

 智美は乳房への刺激で我に返った。愛華が心配そうにしながらも、智美の乳房を引っ張っていたのだ。

 「アッ、愛華さん・・・。」
 「すぐに我を忘れちゃうのね?」
 「ボク・・・、もう、完全に女に成ってしまっている・・・。」
 「そうよ。これは必然。私を召還した時から決定している事なのよ。さあ、オチンチン挿れるわよ。」
 「お願い。愛華さんのオチンチンを挿れて貰うと嬉しくなって、つらい事、イヤな事をみんな忘れられる。もう、ボクは女なんだ・・・。愛華さん、挿れて・・・。」

 愛華はニッコリして智美の腰を支え、後ろから肛門を貫いた。

「アハーン。気持ちいい・・・。もっと・・・。」

 智美は拘束されていて動き難いのだが、それでも腰を揺すり、尻を前後してペニスの抜き挿しを助ける。そして絶頂を迎える時、張り型の入っていない膣に物足りなさを感じながらも、キュッと窄まる感じを受け、同時に直腸も全体がペニスを絞り込むのだった。愛華の精液が智美の体内を駆け巡ると、智美は全身が性器となり、つらさ、悲しさが全て霧消してしまう。陶然としているのだが、愛華にペニスを引き抜かれる事は物足りなさを感じてしまうのだった。

 「あーん、愛華さん、もっと欲しい。」

 智美は自分から求める浅ましさに恥ずかしさを感じて赤面するのだが、それよりも女性が男性を求める心地である事に少し愕然としていた。
 愛華が再びT字帯を装着させようとしていたのが心残りだった。しかし膣に填め込まれた張り型が今迄の物と違う感触で、しかも大きさもずっと大きい事に不審を感じた。

 「愛華さん、それ、今迄のと違う・・・。」
 「良く分かるわね。膣の神経は鈍いから、なかなか分からない筈なのに。トモミのオマンコの感度の良さの証明ね。」
 「太いし、ザラザラする。」
 「そうよ。お尻と同じ様に、まず最初は拡げて深くするの。私のオチンチンをすっかり填め込むには、かなり大きくしないとね。それと女性ホルモンを入れるの。滲み出させる為に細かい穴が開いているから、それで感触が悪いのよ。私のオチンチンを細くしてでも挿れられるなら滑りのいい物でいいのだけれどね。」

 二穴T字帯を填め込まれると、智美の心に落ち着きが出るのも悔しかった。そして肛門張り型の方で愛華が何かをしているのを訝っていると、愛華は白く濁った粘液の入っている浣腸器を持って智美の前に座った。

 「な、何?」

 智美には愛華のする初めての事は全て恐怖だった。既に女に成ってしまっていても、新たな責めは全て恐ろしいことなのだ。

 「これは精液よ。私は以前のあなたみたいな自慰は出来ないのよ。だからお口かお尻に出した物を取り出すしかないの。」
 「精液? それを?」
 「だからあなたの膣にも女性ホルモンを入れなくてはならないのよ。もっとオマンコが拡がれば、私のオチンチンから直接入れて上げるわ。それがセックスなのよ。楽しみに待っていなさい。」

 注射器で入れられるにしても、膣に精液を入れられるというのは完全に女である事を認識させられる。女に成ってしまったという事を痛い程思い知らされていても、やはり精液を入れられるというのは汚辱であった。智美は腰を揺すって逃れようとしても、しっかりと股間を晒している以上、T字帯張り型の注入孔に注射器を挿し入れられてしまう。

 「ヒーッ、イヤーーーッ! 妊娠しちゃうーーーっ!」
 「大丈夫よ。まだ子宮は完成していないし、完成しても、子宮口と膣が繋がるのはまだ先よ。ウフフ、私の精液には習慣性があるのよ。だからどんなにイヤがっていても、トモミは私のオチンチンを挿れたがるのよ。はい、入れたわ。少しずつ滲み出しますからね。そうすれば、膣は私の精液が無いとつらくなるの。禁断症状と迄はいかないけれど、オマンコは精液を欲しがる。それって淫乱な色情狂って事よ。」

 智美の膣の中がジワーッと湿ってきた。そして心地良い暖かさが広がる。しかしそれは本当に愛華のペニスを待ち受ける身体に成ってしまう事なのだ。

 「ヒーッ、ダメーッ・・・。そんなスケベな身体に成ったら・・・。」
 「スケベに成っていいのよ。だって私はずっとトモミとセックスし続けるのだから。私はトモミとセックスしたい。そしてトモミも私のオチンチンを挿れたい。仲の良い夫婦に成れるわ。パパやママみたいにね。」
 「ダメーーーッ・・・!!」

 精神とは裏腹に、膣は愛華の精液を吸収し、幸福感が広がっていく。そして膣張り型が緩くなっていくのが分かるのだった。

 「アアッ・・・? 張り型が細く? 違う・・・。ボクのオマンコが拡がっていくんだ。本当の女に成ってしまう・・・。」

 心だけがつらいのは、身体が悦楽を期待しているので、更につらいものだった。そしていつしかきっと心迄も悦んでしまうのは間違いないだろうと思うと、今の内により悲しんでおきたいと思うのだった。



 その日の内に何度もアナルセックスをされ、その度に注射器で精液を膣に入れられていた。かなり沢山の精液を入れられていた筈だが、全て膣に吸収されてしまうのか、全く流れ出さない。そしてその度に膣が拡がっていくのが実感出来るのだった。



 数日はそのままの拘束をされていた。時々腕の部分のロープを緩められるのだが、足はそのままなので、足を広げたままでしゃがんでいるしかなかった。

 「愛華さん。お願い、外して・・・。」
 「トモミ! どうして分からないの? あなたはペットなのよ。ペットが主人の私に命令するの?」
 「ごめんなさい。そういう訳じゃ・・・。つらいんです。だから・・・。」
 「つらい? だから時々は座らせて上げているじゃないの。」
 「それでも身体の節々が痛いし・・・。だけどそれ以上に・・・。」
 「イライラするわね。だから何よ。」
 「足が開いたままだから、ボクが見たくない所が見えてしまって・・・。」
 「見たくない所?」

 智美は涙目で自分の股間を見つめていた。

 「だって・・・、ボクは男だったのに・・・、アッ、ごめんなさい。もう、女に成ってしまっているのは分かっています。だけどまだ本当に心の底からは諦め切れないの。オチンチンの在った場所に張り型が填まり込んでいるのを見るのはとてもつらい・・・。」
 「だったらうつ伏せでいれば?」
 「それもダメ。オッパイが膨らんでいるから、伏せると痛いの。それも女に成ってしまったと思い知らされるから・・・。」
 「アハハ・・・、まだまだじゃない。せいぜいAカップじゃない。その服を着ているから膨らみが出せる程度なのよ。オッパイっていうのは、ママみたいな物を言うのよ。」
 「愛華さん、もうお正月になった? すぐに三学期が始まるよ。こんな女の身体では学校に行けない。」
 「それも大丈夫。パパ達が色々準備してくれているわ。少なくとも、三学期は男の子として卒業式を迎えさせて上げるわよ。」
 「だけど・・・。」
 「ほら、私はインキュバスよ。嘘は言わない。」
 「分かっています。だけど嘘でない事が真実だとは限らないし・・・。愛華さんの言葉は正しくても、きっと何か騙されていそうで・・・。」
 「ウフッ、ちゃんとそれは分かっている様ね。勿論男の子として登校するのじゃないわ。トモミはもう女の子なんだから、男装して上げるのよ。どうしても髪の毛が伸びるのには時間が掛かるの。勿論女の子なんだから、ずっと早く伸びますけれど、そのショートカットからだとね。」

 智美としては仕方のない事だった。たとえ男装であっても、やはり男として卒業したかった。どんな恥ずかしい男装かについては不安だったが、元々が男なのだから、男として振る舞える事だけは自信があった。



 智美の拘束が解かれたのは翌日が新学期という日だった。

 「トモミ、明日から学校よ。」
 「エッ? 明日?」
 「だからその服を脱がせて上げる。それから男装をするわよ。」

 拘束具を脱げるという事は嬉しかった。きつく絞られた身体は、シルエットは完全に女性形であり、脱げばある程度は戻ると思えたのだ。

 「ウーッ、きつい・・・。」

 二穴T字帯は外して貰えなかったが、それでもボンデージ風の拘束衣を脱ぐ事は出来た。

 「あれっ? 立ち難いよ。長い事ハイヒールを履かされていたせいかな?」

 智美は広げさせられていたままの足を閉じるのに少し力を込めなけねばならない。そして自分の身体を撫で回した。

 「アアーーッ?」

 鏡を見る迄もなく、智美の体付きは完全な女性だった。確かにそれ程には大きく成っていないが乳房はハッキリとした乳房であり、ウエストは以前よりずっと高い位置で、クッキリとくびれている。そしてヒップもこんもりとした、どう見ても女の体付きだったのだ。

 「あ・・・、愛華さん、ダメだよ。この体、どう見ても女だ・・・。」
 「当然よ。トモミはもう女の子なんだから。だからこその男装なのよ。」
 「だって・・・、こんな身体じゃ・・・、どうごまかしたって女だってバレちゃう。」
 「大丈夫なの。男の子の身体で女装しても分かり易いけれど、その逆は案外バレないのよ。それに決め手があるの。」
 「決め手?」
 「私には凄く楽しい。そしてトモミには凄くつらくて恥ずかしい・・・。」

 愛華は後ろ手に隠していた物をパッと智美の目の前に突き出した。

 「ヒッ? 何、それ?」

 二穴T字帯ではあるが、膣張り型の部分は前方向にペニスそっくりの物が付いている。陰嚢もまるで本物の様だった。

 「これを着けていれば、オチンチンが在る様に見えるわよ。」

 しかし智美は少し訝っていた。何か仕掛けがあるに違いないと思っていた。

 「そうよ。トモミの思う通り。だけどこれを着けていれば、ちゃんとオチンチンの先からオシッコが出るわ。これでトイレに行っていれば、誰もがトモミを男だと思うわよ。まさかじっくり見せる事はないでしょうし、男子トイレで用を済ませている限り、誰だってトモミを男と思うわ。どんなに女っぽくてもね。」
 「それで・・・、どんなイヤらしい物なのさ。」
 「これは元々が女の人に着けさせる玩具なの。まあ、トモミも女なのだから当然なのだけれど。これを普通の女の人に着けるのよ。楽しい代物よ。これは少し改良してあるのだけれど、本来だと、お尻の方は無しなの。勿論本人には外せないのだけれど、膣内の張り型はバイブになっていて、いつでもゆっくりとした刺激を与え続けるの。お汁が出ると、オチンチンの部分が大きく成って、ピーンと勃っちゃうのよ。そうしたらお汁を出し切る迄はオチンチンは目立ったままなの。女の人でオチンチンが勃ってしまうのを知られる訳にはいかないでしょ? だからお汁を出し切る迄は、何度もいかないとならないわ。」
 「そうしたら・・・、色情狂に成っちゃうよ。まさかこれも?」
 「トモミにその必要はないもの。そんな事をしないでも、充分に色情狂に成るわよ。それにその場合は男性ホルモン剤を併用するの。男にしちゃうのよ。これはお尻にも張り型が付いているでしょう。前のよりも細いわ。もうトモミのお尻は充分に拡がるから、大きい必要はないわ。お尻とオマンコの張り型は繋がっているのよ。お尻に入れた精液の一部が、オマンコにも送り出されるわ。オチンチンの部分が手動のポンプになっているけれど。」
 「イヤだ。そんなの着けたら、ボクが自分で精液を入れてしまう事になるじゃない。」
 「イヤならいいのよ。学校でトイレに行くのに、大の方でするのね。今のトモミに立ち小便は無理ですからね。そして私は沢山のオシッコを飲ませるわ。パパにも頼んで、絶対に我慢出来ないだけの水を入れ
る。毎日よ。そしたらトモミはいつも大のトイレに入るわ。きっとからかわれるわ。それに大のトイレに入って、オシッコの音だけしかしないわ。みんなは変に思うでしょうね。」
 「アッ、それは・・・。」

 男子トイレで大の方に入るのは恥ずかしい事なのだ。そして愛華の言う通り、すぐに変に思われてしまう。もしトイレを覗かれたら、いっぺんに終わりになる。しかし自分でペニスを絞らねばいいのだ。そうすれば三学期の二ヶ月間、実質は一月ちょっとの我慢で済むのだ。何としても男として卒業したい。トモミは涙もろくなっているので、溢れる涙のまま頷くしかなかった。

 「着けるのね? 自分では外せないわよ。それでもいいのね?」

 智美は答えなかった。諦めていたし、既に選択の余地はない。ただ頷くだけだった。両足を広げて立ち、T字帯を腰に巻かれるのは、相変わらず羞恥心を刺激する。確かに肛門張り型は細くなっていて、以前の物よりは刺激が少ない。しかし膣張り型は長くなっていて、膣の奥深く迄押し込まれる挿入感が肉体的快感をもたらしてしまう事がつらかった。

 「アツッ・・・。」
 「慣れないから痛いかしら? オシッコを出せる物だから、しっかりと押し付けないとダメなのよ。普通の女の子に着ける物だと、オシッコの穴に管を通すのだけれど、それだと流れっ放しになってしまうし、尿道に炎症を起こす恐れもあるの。トモミの場合はせいぜい二ヶ月しか必要ないのだから、こういう物になるのよ。」
 「でも・・・、痛い。オチンチンの所が・・・。」
 「オチンチン? トモミにはもう無い物よ。ああ、クリトリスの部分ね。これは張り型にピッタリ填め込まないと、隙間からオシッコが漏れてしまいますからね。」

 張り型の穴の中にクリトリスが吸い込まれる様に填め込まれると、ますます自分が女だと思い知らされてしまう。しかし装着が済んだ時、一段と恥ずかしさが増した。

 (どうして? 恥ずかしい? こんなT字帯を着けられたから恥ずかしいんだ。オチンチンが恥ずかしい? ボクは男だ。女にされてしまったけれど、元々が男なんだ。だから本来はこういう玩具ではなく、僕自身のオチンチンが在ったんだ。オッパイだってまだまだ小さい。小さい? 随分大きくされてしまったのに、どうして小さいって感じるんだろう。ウーッ、卑猥な感じ・・・。ボクにオチンチンが在る事が変に感じるなんて。)
 「ウフフ・・・。オッパイもオチンチンも小さいけれど、ちょうど私が子供だった時の様ね。」

 智美は涙を流しながら、股間を隠すのだったが、内股で、本当に女の子の格好だった。

 「少しオシッコの練習をしないとね。私のオシッコを飲む?」

 愛華のペニスを喰わえる姿を想像した途端、膣がキュンと窄むのだった。その圧力で偽のペニスがグイッと上を向いてしまう。

 「アハハ・・・。それがそのオチンチンの最大の特徴なのよ。普通の女の人に着けた場合もそう成るの。ただ、張り型がバイブになっているから、何度もいって、膣圧が減る迄は勃ったままになっているのよ。トモミの張り型にはその機能は無いけれど、オチンチンを絞るのと同じで、中のポンプが働くわよ。」
 「クッ? オチンチンが痛い?」
 「クリトリスでしょ? 慣れていないから刺激が強いのよ。ある程度慣れれば、それが気持ち良くなるのよ。それよりオシッコは?」

 智美は立ち小便の練習もあるのだが、それよりも愛華のペニスを喰わえる事を思い浮かべてしまった以上、飲まずにはいられなかった。自らにじり寄り、愛華のスカートの中に頭を突っ込むのだった。ショーツから勃起してはみ出ているペニスを引き出し、その香りを楽しみながら口に含むのだった。

 「ハフッ。知美は上手ね。オシッコなのよね。射精しないで出すのはつらいわ。ウッ、ダメッ。」

 愛華は智美の頭を掴んでペニスから引き離した。

 「ハプッ・・・、どうして?」
 「ダメ。アナルセックスしてからよ。いっぱいになっているから、オシッコが出し難い。ほら、お尻を。」
 「だって・・・、お尻に精液が入ると、オマンコに行っちゃうんでしょ?」
 「私がすると言ったらするのよ。トモミ、したくないの?」
 「グギッ・・・av

 智美は股間を押さえた。ペニスが大きく膨れ、そしてクリトリスに強い圧力が掛かるのだ。そして智美も強い衝動で、アナルセックスをせずにはいられない。無意識の内に愛華に対して尻を向けた。愛華はすぐに肛門張り型だけを外し、尻たぶを拡げてペニスを押し込む。

 「ハクッ・・・п@ダメだって分かっているのに・・・。」

 愛華のペニスはいっぱいに怒張しているので、なかなか深く迄填まり込まないが、それでも智美は鼻声で尻を前後させ、ペニスを自分から引き込むのだった。そしてクリトリスへの強い圧迫も、激しい快感として感じるのだった。

 「ハッ! 凄いよ、愛華さん。オマンコの張り型とぶつかる様・・・。いいよ・・・。凄いーーーっ。」

 智美は直腸を激しく絞り、愛華も耐え切れずに絶頂を迎えた。大量の精液が智美の大腸を激しく逆流した。智美は硬直したまま、アクメの中で素晴らしい失神を迎えた。



 智美が我に返った時、愛華のペニスをしゃぶっている状態だった。

 「アッ、愛華さん? ボク・・・。」
 「いっちゃっていたのよ。」
 「凄かった。いくってああいう事なんだ・・・。」

 愛華はニコニコと微笑んでいたが、何か羨ましそうに智美を見ていた。

 「愛華さん、何? どうしたの?」
 「ええ・・・。トモミが羨ましいなあって・・・。」
 「羨ましい?」
 「ねえ、男の時のオチンチンの気持ち良さと、挿れての気持ち良さとどっちが上? 聞かなくても分かるけれど。それにインキュバスの損な点だけれど、私自身の気持ち良さの程度は並みの人間よりずっと高いらしいわ。比較は出来ないけれど、実際にそうだと思うわ。パパに聞いてもセックスはとてもいいらしいし。だけどママの話だと、精液を沢山入れて貰えるから、疲れなくて、とてもいいらしいわ。インキュバスの精液はセックスの感覚を素晴らしいものにするらしいの。ママも女に成ったばかりの頃はとてもつらかったらしいけれど、すぐに夢中になってしまったって。私にはその感覚は分からないものね。だから羨ましいって思うのよ。」

 智美としてはちょっとつらい状況だった。快感は快感として素晴らしいが、それは女性化を肯定する事であった。女性化というより、既に女に成ってしまっている事実を素直に受け入れる事であるからだった。智美は少しふてくされた表情で愛華を睨んだ。

 「いいよ。分かってる。ボクの身体はもう女だ。お母さんみたいに成る事も分かってる。それに女の気持ち良さも少しは分かる。だけど心は男だよ。ボク自身が女に成りたいと思って女に成った訳じゃない。巧く騙されて成ったんだ。ボクが愛華さんを好きな事と、ボクが女に成る事とは別だよ。ボクをどんな女にするかは愛華さん次第だけれど、ボクからは絶対に女に成りたかったからだとは思わないからね。」
 「それで?」
 「だからボクがどんなに気持ち良く感じても、それが自分から女に成った訳でも、女に成りたかった訳でもないからね。ボクからは絶対に女に成る事を進んではしないからね。」

 愛華はずっと微笑んでいた。

 「いいわよ。私にとって結果は同じ。成りたくて成ったとしても、成りたくないのに成ったにしても、気持ちのいいセックスをさせて上げられるのは同じよ。それに成りたくないと思っていられるのはもうあと僅かよ。ママと同じで、すぐに自分から女としての快感を得たくなるわよ。」

 智美にもそれは間違いのない事であろうとは分かっている。多分愛華の母の様に、女に成った喜びと幸せを感じてしまうだろう。しかしそれ迄の間、例えそれがほんの僅かの短い期間であろうとも、男としての自尊心が少しでもある間は男としての自分を保っていたいと願うのだった。



 男としての心でいたいと思っていても、愛華のペニスを見てしまうと、どうしても吸いたくなり、そしてアナルセックスを望んでしまうのだった。その結果、膣内の張り型に圧力を掛けてしまい、腸内の愛華の精液が膣に滲み出してしまう。それよりも張り型が膣に馴染み、異物感が快感になってしまうのがつらく、クリトリスへの圧迫も心地良くなってしまうのが恐かった。ペニス部分を握ると、クリトリスへの刺激が強くなり、つい夢中になってしまう。ハッと気が付いた時には、かなりの量の精液が膣内に注入されてしまっていて、まだ膣が行き止まりになっている状態なので、膣口からも溢れ出てしまうのだ。

 「ワッ、いじっちゃダメだったんだ。」
 「あらあら。精液が流れ出ているわ。子宮と繋がれば、中に入るから、漏れ出す事は少ないのですけれどね。」
 「愛華さん。ボク、我慢出来ない。このオチンチンも気持ち良くて・・・。ううん、本当のオチンチンよりもずっといい。だけど偽物でもいじっていると、何だか男の子に戻った様な気がするの。お願い、多分ダメなのは分かってる。だけど飽きる程してしまいたい。思いっ切りオチンチンを搾っていたいよ。」
 「いいわよ。だけど、明日の朝は男装するから、かなり早く起きなくてはならないわよ。」

 智美は涙を流しながら、壁に向かって座り、偽のペニスをしごき続けるのだった。

 「悔しいよ・・・。本当なら本物のオチンチンで・・・。だけど・・・。」

 クリトリス化してしまっているペニスなのだが、ペニスだった時の快感よりもずっと強いのだ。クリトリスへの刺激は頭の芯迄響く快感であり、偽ペニスを握る事で張り型が伸縮する。それもまた素晴らしい快感なのだ。女性化した事でずっと素晴らしい快感を得た事は自覚出来るのだが、偽ペニスを着けているという事がかなりの違和感として感じる事が悔しかった。



 「愛華さん、恥ずかしい・・・。」
 「大丈夫よ。分かっているわね? 必ずトイレに行く事。」

 智美は朝のアナルセックスを受けながらも不安でいっぱいだった。

 「そうじゃないの。ボクが偽のオチンチンを着けているという事が恥ずかしいの。ボクは心では男だと・・・、身体は女に成っちゃったとしても、心は男だと思っていたいの。だけど・・・、偽のオチンチンを着けるという事が凄く恥ずかしいよ。これって女の気持ちだよ。普通の女の人だったら、とんでもなく恥ずかしい事だよ。だけどボクもそんな気持ちなの。」

 愛華はほくそ笑んでいた。栄養浣腸が済み、愛華の突き出すペニスに吸い寄せられる様に智美は尻を突き出す。肛門を貫かれると、智美の不安感もその瞬間は霧散してしまった。愛華は智美の精神安定の為もあり、立て続けにアナルセックスをし、精液は大腸いっぱいになる程に送り込まれるのだった。



 「トモミ、そろそろ支度よ。」
 「もう? あーあ、学校に行きたくない。」
 「ダメよ。はい、この胸当てをするのよ。」

 胸当てはスポーツブラの様な格好だったが、厚手に出来ている。ただ、乳房の部分は薄くなっていて、幾分なりとも隙間はある。しかしそれでも背中で締めると、乳房にはかなりの圧力が掛かる。

 「グーッ、きつい。」
 「女としてなら楽だけれど、トモミはイヤでしょう?」
 「絶対にダメ。少なくともボクは男で卒業するよ。どうしても隠せなくなる迄はボクは男でいる。」

 しかしその気持ちも、パンツを穿く事に違和感を感じてしまう事で少し揺らいでしまった。

 (どうしてこのパンツが恥ずかしいの? ボクは男なんだよ。偽物であってもオチンチンを着けている。ああ・・・、気持ちがどんどん女の子に成っていく・・・。)

 たっぷりのセーターで胸の膨らみやウエストの細さは目立たなくなる。それでも本当に男装の女の子という気持ちであった。

 「早く出掛けないと大変よ。」
 「もう? だって、随分早いよ。」
 「トモミはゆっくりしか歩けないのよ。オマンコに張り型が入っているのよ。普通には歩けないのよ。」
 「イヤ、愛華さん! そんな事言わないで。ボクは男の気持ちでいたいの。女だと思い知らされるのはつらい・・・。」
 「あら、ごめんね。だけど本当よ。早く出掛けなさい。私は後から出掛けるわ。トモミと一緒に行く訳にはいかないし、足の速さが違うもの。だけど、ちゃんとフォローして上げから。」
 「フォロー?」
 「ええ、もしトモミが女だとバレそうになったら、私がカバーするわ。私だってトモミと結婚する前に問題を起こしたくないものね。」

 智美は渋々部屋から出た。確かに愛華の言う通り、歩くと膣内の張り型で刺激を受けてしまう。

 (ウクッ、オマンコが・・・。グッ、思っちゃダメなのに・・・。オチンチンが勃っちゃう・・・。)

 偽ペニスは膣圧でプクッと膨らみ、勃起状態になってしまう。ただ、昔の勃起とは違い、パンツの中で位置を変える必要はなかった。ペニスへの圧力はもう智美には無縁のものだった。しかし大量に入れられた精液が腹圧でも張り型に送り込まれ、膣内にジワーッと染み出てくるのが分かる。不快に感じたいのに、それが心地良いと感じてしまう事も膣圧を高めてしまうのだった。



 「オーッス、チビ。」

 友人がポンと肩を叩いて走っていった。それはある面で嬉しい事だった。智美を今迄の男と見てくれている事だった。

 やっと学校にたどり着いた時、智美は汗だくだった。決して気温が高い訳ではない。いつバレるかという冷や汗と、膣から拡がる愛華の精液の暖かさ、そして膣圧が高まったままの発情状態が続いているからだった。

 「お早よう。」

 女子生徒も声を掛けて教室に向かうのだったが、ふと足を止め、智美に振り返って声を掛けた。

 「どうしたの? 汗。」
 「エッ?」
 「汗ビッショリよ。」
 「アッ、別に・・・。」
 「そう?」

 ちょっと心配そうに智美を見ながら教室に入って行った。智美もやっと席に着いたが、後から出掛けた筈の愛華は既に教科書を開いていた。まるで知らんぷりの愛華に、つらい思いをしてきた智美は少し不満だった。

 (ボクがこんなに苦しんでいるのに・・・。)

 しかし愛華がまるで無視している訳でないのはすぐに分かった。誰かが智美に話し掛けると、チラッと様子を観察しているのだ。何かあればすぐに声を掛ける準備をしているのが分かるのだった。

 (そうだよね、変に親しくしてはいけないんだ。絶対にバレちゃいけないんだ。)

 智美にはつらい授業が始まる。偽ペニスはずっと勃起したままで、クリトリスに強い圧迫を掛ける。つい手を伸ばして揉みしだきたいと思うのだが、まさかそうする訳にもいかず、悶々としてままであった。そして乳房への圧迫も呼吸を苦しくし、周りから見れば病気の様だった。やっと授業が終わり、フラフラしながら立ち上がると、さすがに級友が心配そうに尋ねてきた。

 「チビ、風邪か?」
 「エッ? ああ、少し・・・。」
 「気持ち悪いのか?」
 「アッ、少し・・・。」

 担任の教師も智美の所へ来た。

 「河合、具合が悪いのか? 保健室で休んだらどうだ? 次は自習だったな。」

 愛華はチラチラと智美を見守っている。

 「ちょっとトイレに行ってきます。」
 「具合が悪いなら遠慮はするな。どうせ三学期は自習が多い。無理する事はないぞ。」
 「はい。」

 智美は発情状態を我慢する事は出来なかった。それと偽ペニスで小便をしなくてはならないという事もあった。心配した級友が一緒にトイレに来る事で、智美の女性化をごまかす事が出来るのだった。



 (ウッ、男子トイレに入るのにこんなに勇気か必要なの? ボクは男だよ。ウーッ、つらい。恥ずかしい。偽のオチンチンがこんなに恥ずかしいなんて・・・。)

 それでもふらつきながら小便器の前に立ち、偽ペニスを引っぱり出す。あまりの恥ずかしさに真っ赤になり、目眩を起こしそうだった。我慢して排尿しようとするのだが、どうしても出来なかった。

 「大丈夫か?」

 心配そうに智美を支えてくれている級友だが、何か違和感を感じるらしい。ペニスが偽物だとはバレていない様だが、智美の体臭に違和感を感じるらしい。

 「やっぱり気持ち悪い・・・。」
 「じゃ、保健室で休んでいろよ。」

 智美はフラフラしながら保健室に行った。



 「どう、トモミ。」
 「アッ、愛華さん。」
 「思ったより具合悪そうね。」
 「つらいよ。お願い、飲ませて・・・。」

 愛華は心配そうにしながらスカートをたくし上げ、ショーツからペニスを出した。智美は大きな亀頭に唇を宛てがい、愛華の尿を飲むのだった。

 「フーッ、美味しい・・・。やっと落ち着いた。」
 「それにしても困ったわねえ・・・。」
 「うん、ボク、つらくて・・・。恥ずかしいよ。心が・・・とてもおかしくて・・・。」
 「そんなに女には成りたくないの?」
 「違うの。ボク、心では男のままでいたいのは本当だよ。だけど、身体はもう女の子。身体は女らしくしたいの。変なんだよ。男の格好でいるが恥ずかしくて・・・。特にパンツがつらいの。それと偽物のオチンチンを着けているのが、苦しい程につらいの。ボク、女の格好でいた方が自然なんだよ。だけどそれは絶対にイヤ。だから・・・。」
 「そうなの・・・。今は一番アンバランスな時期だものね。いいわ、分かった。学校では無理でも、家では女の格好でいていいわよ。どうせもう少しで女子高校生に成るのだから、下着や服も用意しないとね。トモミはちゃんとした着方を知らないでしょうから、勉強の意味も含めて着せて上げるわ。」

 智美は顔を輝かせた。そして照れた様にクスッと笑った。

 「変だよね。自分がスカートを穿いている姿を想像したら、気持ちがスーッとしたよ。愛華さん、お願いね。」

 愛華もニッコリと頷いた。そして愛華の方から智美の肛門張り型を抜き、アナルセックスを催促するのだった。



 智美の精神不安定による体調の不具合と発情状態はすぐに解消した。発情が治まったという訳ではない。智美の膣張り型と偽ペニスは常に催させる様に働いている。要は智美は愛華とのアナルセックスをすれば落ち着きが出てくるという事なのだ。

 「フーッ、スッキリした。」
 「あら、それは私の言葉よ。具合が悪そうなので、ずっと心配していたの。だけど心配すればする程、私のオチンチンがいっぱいになってしまって、結構つらいものがあったわ。」
 「愛華さん、いいの? 教室に行かないで。」
 「大丈夫よ。今は自習の時間。それにその次は美術だけれど、提出は済んでいるわ。だからまだ作品未提出の人だけが出るのよ。その後は数学と英語だけれど、それは別の高校受験の人がメインなのよ。だから本当はもう出なくてもいいの。」
 「じゃあ?」
 「トモミが望むなら、ずっとこのままで居て上げられるって事よ。」

 智美は顔を輝かせた。

 「じゃあ、お願い。このままで・・・。」
 「だけど、保健室だと、誰が来るか分からないわ。かと言って、屋上にずっと居るのは寒いわよ。やっぱりここに居るのがいいけれど・・・。」
 「そうだよね・・・。だけど、愛華さんにオチンチンを挿れて貰っている所を見られたら大変だし・・・。そうだ。」

 智美はちょっと惜しそうな顔で愛華から離れた。そして途中迄下ろしてあるズボンとパンツを脱ぎ、後ろ前に穿き直した。

 「ねえ、愛華さん、これでして欲しい。これなら愛華さんの前に座っている様に見えるし、万が一の時に抜いてもバレ難いよ。それと胸の押さえを外していい? 苦しくてつらいの。」
 「そうね、今日は男子トイレに行っているから、トモミが男だという事は分かって貰えているわね。それにこれからオッパイが大きく成るのだから、ずっと押し付けておく訳にもいかないものね。少し太ったという風に見て貰うにも、自然にしておいた方がいいかしら?」

 愛華は智美のセーターの背中に手を入れ、乳房押さえの紐を解いた。

 「フーッ、スッキリした。フーン・・・。」

 智美はセーター越しに乳房に手を当ててみた。

 「どうしたの?」
 「女の人の感じってこうなのかな・・・。ボクのオッパイはまだ小さいのに、そのままにしておくのって変な感じ。押さえ付けるのは苦しいけれど、先っぽが擦られるのはちょっとつらい。」

 「だからブラをするのよ。そうだわ。スポーツブラならいいかも。競泳用のビキニなら・・・。目立たない物を用意しないと・・・。」
 「愛華さん、ねえ・・・。」

 智美は後ろ前にしたズボンのチャックを開いて愛華のペニスを招いた。愛華もおもむろに腰を突き出し、智美のパンツの前開き部分からペニスを挿れ、肛門に突き立てていった。





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