「ハーッ・・・、活きているバイブっていうのは凄い・・・。」

 博美には京香の体重が心地良かった。そして目の前にある巨乳を撫でながら余韻を楽しんでいた。逆に博美の乳房は押し潰されているのに、痛みではなく、心地良い圧迫感だった。

 「ボク・・・、とうとうお姉さんとセックスしちゃった・・・。アッ、中に出しちゃったよ。赤ちゃんが出来ちゃったら・・・。」
 「いいのよ。ちゃんと避妊しているし、私は元々受精し難い体質なのよ。ウフフ・・・、オチンチンが私の中に入っていると、ヒロミは完全に女の子ね。」

 そしてニコッというよりも、ニヤッとした笑みは博美に何か不安を感じさせた。

 「ヒロミ・・・、あなたは私の道具だけれど、まだまだ不完全よ。だけど、あなたをより私の望み通りに出来るのよね。」
 「エッ?」
 「ほら、その呪いの指輪よ。」
 「ワッ、ダメッ! 変な事言わないで!」

 驚いて起き上がろうとする博美だが、両手を広げて押さえられ、填まったままで腰の上に座られていては、博美は動く事が出来ない。京香は祈る様に呟くのだった。

 「博美のオチンチンは確かに並みよりも大きく立派だわ。だけど私のバイブでも分かるでしょうし、今入っている状態でも分かるでしょうけれど、まだまだ不充分。私の膣にはまだピッタリとはしていないわね。私に合うオチンチンって言うのは、填まり易いけれど抜け難い形で、もっと硬く、突き上げたままで動かせない程。そして何度でも沢山の精液の出せるオチンチンよ。そうでなければ私のオマンコには似合わないわよ。」
 「ワーッ、ダメーッ、そんな事・・・。ワッ!」

 博美には指輪の反応が分かった。そして力んでもいないのにペニスに力が篭るのだった。

 「オホッ。オチンチンが?」

 それは京香にも分かるのだった。膣に力を入れて絞り込んでいたのだが、その力が段々要らなくなってきたのだ。

 「ダメーッ、お姉さん! オチンチンが・・・大きく成っちゃうよーーっ!」
 「あなたは私の道具なのよ。ウホッ、いいわよ。そうよ。私が望んでいたのはこういうオチンチンだったのよ。ワーッ、凄いーーーっ!」

 そして京香は再び腰の上下動を始めるのだった。

 「そう、この抵抗感、この硬さなのよ。どんなバイブよりもいいーーっ!」

 そして博美自身も強い膣圧でのピストンに巨根化されてしまう悲しみは激しい快感に吹き飛ばされていた。悲鳴の様な喘ぎ声だけでなく、ズボボボッ、ズボボボッという、ペニスの抜き挿しの音が響くのだった。そして最初の内の膣からの空気の押し出される音が、やがて京香の膣と子宮を共鳴箱として激しく響くのだった。


 「ウーン、初めての充実感・・・。」

 満足そうな京香だったが、博美はさすがに疲労でグッタリしていた。

 「ヒロミ、凄く良かったわよ。」

 京香の微笑みはヒロミにも満足感と幸福感を与える。しかし見えない巨根と空腹感が水を差していた。

 「お姉さん、ちょっと抜いてくれない? ボクのオチンチン、どんな風に成ったか知りたいよ・・・。」
 「こらっ、ヒロミ! これは私のオチンチンなのよ。ヒロミの物じゃない! だけど、私もどんないいオチンチンに成ったかは見てみたいわね。」

 京香は身体を起こし、腰を持ち上げた。

 「アウッ・・・? さすがに・・・太い・・・。」

 そのままでは博美の身体ごと持ち上がってしまいそうだった。博美は踏ん張ってベッドにしがみ付き、京香も身体を捻る様にして立ち上がると、ペニスがズボズボと音を立てて抜け出るのだった。

 「ワーッ、何ーーーっ?!」

 博美は自分の股間から湯気を立てて突き上げている肌色の肉棒に驚愕した。京香のバイブで予想はしていたが、それを上回る大きさであり、起き上がろうとした時のその重さに驚くのだった。しかし京香も驚くのだが、それは嬉しさの驚きだった。

 「お姉さん! どうするのさ! こんなオチンチン・・・、嘘だ・・・。」
 「どうして? 私、嬉しい。こんな素晴らしいオチンチンが私の物だなんて・・・。」
 「ボク、一生この部屋から出られない。オッパイが大きく成って、女の格好だって無理だ。このオチンチンじゃ、ズボンには納まらない。スカートだって無理だよ・・・。」
 「私はヒロミをセックス道具として手に入れたけれど、一生隠れて使うつもりではないわ。誰にも愛され、そして羨ましがられるのが私の望むセックス道具よ。ちゃんと表に出られるセックスペットにするつもりよ。」
 「無理だ・・・。こんなオチンチン、どんなに覆ったって形が分かる。どうするのさ・・・。」
 「ヒロミは心配しないでいいの。ただいいセックスさえしていればいいのよ。さて、随分精液を出してくれたけれど、全部子宮に入っちゃったわね。流れ落ちてこないし、気持ちがいいわよ。ヒロミ、セックスペットの食事は特別なのだけれど、知ってる?」
 「そんなの・・・知る訳ないよ・・・。」

 目の前の巨塊を揺すり、手で撫でながら、泣きながら答えた。

 「そうね。急にセックス道具に成ってしまったヒロミには分からないわね。ヒロミはこれからも沢山の精液を出すのよ。それもとても並みの男の人が出す量とは桁が全然違う。だから相当栄養を必要とするわ。そこで質問。精液を沢山出すヒロミに一番必要な栄養素は?」
 「蛋白質でしょう? それ位は知っているよ。」
 「その通り。だけど、それ以外にも色々な栄養素が必要よ。その為にはどんなお食事がいいと思う?」
 「卵とか・・・、牛乳とか・・・。」
 「その通りね。確かにかなりの不足する栄養は補えるけれど、まだまだ不足するのよ。精液を沢山作れる体質になれば、それで充分なのですけれど、最初の内はなかなか蛋白質をストレートに精液に作り替えられないのよ。ところでヒロミは自分でフェラチオを出来ていたわね? それは身体が要求していたからよ。自然に射精のロスを減らそうとしていたからよ。あなたの身体は、何が一番精液の栄養になっているかが分かっていたからよ。」
 「ゲッ、それじゃ、精液が? アッ、待ってよ。ボクが出すのを自分で飲むのなら、ロスになるだけ・・・。まさか別の男の人の?」
 「ピンポーン、大当たり。その通りよ。」
 「イヤーッ、そんなのダメーッ!」
 「ウーン、ヒロミ、何か勘違いしていない? まあ、他人のオチンチンをしゃぶりたいのならそういう方法も考えて上げるけれど、これからもずっととなると、一々男の人を連れてきて・・・なんていうのも面倒臭いし、第一、相当量の精液となると、普通の男の人だったら何人分になるか・・・。或いはヒロミ程の精液を出せる人なんてそうそう居ないわ。だから本物の精液の他に、人工精液で食事にして貰うのよ。」
 「ヒーッ、それでもイヤッ! 他人の精液なんて、飲みたくない!」
 「ええ、それは分かるわ。ヒロミは自分の精液は飲めるでしょうけれど、保存精液となると、味も香りもかなり落ちるのよ。とても不味いそうよ。」
 「美味しい、不味いの話じゃないよ!」
 「分かっているわよ。だけどそれはヒロミには絶対に必要な栄養なのよ。だから飲まないで食事をすればいいのよ。」
 「エッ・・・?」
 「栄養浣腸という方法があるの。お尻から入れて上げればいいのよ。」
 「か・・・浣腸? そんなの・・・。」
 「イヤなら口から飲ませるわ。どちらがいい? 私としては栄養浣腸の方が便利でいいわね。だって、私がヒロミとキスする時、ヒロミの口が他人の精液の匂いをさせているのはイヤだし、栄養浣腸なら、セックスの最中に排泄で中断される事がないもの。」
 「どっちもイヤだっ!」
 「仕方ないか。それでは指輪の力を借りましょうね。」
 「ワーッ、ダメーーッ!!」

 博美は後ずさりし、指輪を握り締めた。

 「博美は私のセックスペットなのよ。」
 「ダメーーーッ!」
 「栄養浣腸をしていないなんて、セックスペットとしては全然似合わないわね。」
 「ヒーッ、言わないでーっ! アアッ・・・?」

 手の中で指輪が振動した。それは呪いを受け付けた事を意味するのだった。

 「お姉さん・・・! 何て事を言っちゃ・・・、アヒッ!」

 いきなり激しい便意が沸き起こるのだった。博美は慌ててトイレに駆け込むのだが、この部屋のトイレは隅に便器が在るだけで、周りの囲いは全くないのだ。

 「ワーッ、見ないでーーっ!!」

 しゃがみ込むと同時に激しい破裂音がし、体内の全ての汚物が一気に噴き出されるのだった。それは博美には勿論、京香にも信じ難い程の激しい排便だった。
 博美がハッと気が付いた時、既に排泄は終わっていたのだが、身を屈めている間にいつの間にか亀頭を喰わえ込んでいたのだ。

 「バマッ!」

 京香がニヤニヤしながら見つめているのに気が付き、亀頭から口を離そうとするのだが、まるで吸い付いた様に外せない。そして洗浄水が肛門を洗い流していると、その刺激がペニスにも伝わるかの様だった。

 (ヒーッ、お姉さんの前で自分でフェラチオしている? ヒーッ、どうして離れないの? こんな・・・、見られたくないーーっ!)

 便座から引き上げられても博美はセルフフェラのままだった。

 「そうよ。そのまま屈んでいなさいね。栄養浣腸の道具をお尻に挿れるから。」
 (ワーッ、やめてーーっ!!)

 博美は両手で尻を隠そうとした。意識としてはそうだったのだが、手はペニスをしっかりとさすっている。ベッドに横にされ、今度は足ででも尻を押さえようとするのだが、屈んだままの姿勢は尻を突き出したままになっていた。そして何か異物が肛門に押し付けられ、グリグリと捻込まれた時、マスターベーションはより激しくなり、悲鳴を上げようとしても、それは喘ぎの悲鳴でしかなかった。肛門が異物で押し拡げられる苦痛は苦痛ではなかった。何かが通り抜けた時、亀頭は激しい爆発をし、生臭い粘液の塊が喉を通り抜けているのだった。



 「アーア・・・。」

 博美は伸びをして目を覚ました。なぜか心地良い目覚めだった。辺りを見回したが、京香は居なかった。しかしテレビモニターには隣の部屋が映し出されていて、そこには笑いながら話し合っている京香と佐川が居た。音が小さく聞こえる。

 「もうすぐ運送屋さんが萩野君の部屋の荷物を運んでくるけれど、この部屋でいいんでしょう?」
 「そうよ。隣の部屋のドアは開かないし、開いたとしても、あの部屋に入れて貰う訳にはいかないわ。だけど、ここからでも移動は面倒ね。」
 「大した量じゃないと思うわ。だって、男子学生の一部屋ですからね。それに萩野君にも手伝わせればいいでしょ?」
 「ああ、暫くはダメよ。あの部屋からは動けないし、暫くは泣き叫ぶから。」
 「動けない? 泣き叫ぶって?」
 「ほら、栄養浣腸機を着けたから、暫くはコードの範囲内でしょ? 成長がかなり進んでからでないと、脱着可能の浣腸器は取り付けられないからね。それにオッパイが大きく成るのにも時間が掛かるわよ。」
 「オッパイが? だけど、あの子、男の子なのに、既に出来ているじゃない。」
 「どうして? 私のセックスペットなのよ。だったら、私より大きなオッパイでなければ似合わないじゃない。」

 博美は『似合わない』という言葉に敏感に反応した。そしてやっと気が付いて大きな悲鳴を上げるのだった。

 「ワーッ! どうして?」

 博美には新たなブラジャーが着けられていたのだ。そしてなぜかその存在に気が付かない程に自然だったのだ。そしてもっと驚くべき事は、ブラのサイズというのは博美には分からないのだが、カップ部がとんでもなく大きく、ブカブカだったのだ。

 「ヒーッ、このブラジャーに似合ったオッパイにされちゃう!」

 慌てて後ろ手でブラのフックを外そうとした。しかしフックに指は触れるのだが、なぜか指先が離れてしまう。そして肩紐を脱ごうとしても、指がそれを摘めないのだ。そればかりか、ブラを掴もうとしても、まるで油でも塗ってあるかの様にスルッと滑ってしまう。

 「ワーッ、オッパイが膨れている?」

 ブラで覆われていても、内部の膨張は分かる。手を押し付けても、少しずつ迫り出してきていた。

 「ギャーッ、外せないーーっ! お姉さん、助けてーーっ!」

 博美は隣の部屋に行こうと、ベランダに向かって走り出した。しかしそれもほんの少し動いた所で、肛門に異物感を感じ、それより先には足が進まなくなっている。

 「エッ、何? アアッ、栄養浣腸機?」

 博美の肛門からチューブが延びていて、その先には掃除機の様な器具に繋がっていた。慌てて息張りながら肛門に填まり込んでいる物を抜こうとするのだが、息張る事が出来ず、しかも掴もうとしたチューブもスルッと滑ってしまう。そして栄養浣腸機から出ている電源コードでさえも掴む事が出来ない。

 「ヒッ、おなかに送り込まれているの?」

 浣腸器が取り付けられている事を知って初めて流動物が流れ込んでいるのに気付く程、スムーズな注腸だった。

 「ワーッ、これが栄養だとしたら、ますますオッパイが大きく成ってしまう! ワーッ、ダメーッ! お姉さん! 外してよーーっ!!」

 悲鳴を上げて暴れ続ける博美だが、隣の部屋には聞こえないらしい。その間にも外せないブラの中で、乳房がドンドン膨張してくるのが分かるのだった。

 「アラッ? 音声センサーが・・・。」
 「何なの?」
 「隣でヒロミが目を覚ましたらしいわね。」

 やっと気付いて貰えたと悟った博美は、更に大声で叫ぶのだった。

 「誰も居ない時は音が出るのだけど、誰かが来ている時は光りだけにしてあるのよ。」
 「私ならいいじゃない。」
 「私自身の慣れの為よ。いざっていう時にバレたら大変だから。」
 「ねえ、見せて貰ってもいい?」
 「いいわよ。佐川さんにはこれからもヒロミの衣服や道具をお願いするのだから。まだ最終体形には程遠いと思うけれど、ある程度の予想はしておいて貰った方がいいでしょうからね。」

 博美は二人がなかなか来ないので焦っていた。そしてベランダの戸が開けられた時、博美は激しく泣き叫ぶのだった。

 「お姉さん、ブラジャー外してよ! 取れないんだよ! オッパイが大きく成ってる! このままじゃ、もっと大きく成ってしまうよーーっ!」

 ニコニコしている京香と少し驚きの目で見つめる佐川だったが、二人はただジッとしているだけだった。

 「京香さん、このブラのサイズは?」
 「私のを着けたわ。アンダーバストは小さいから、合わせて上げたけれど。」
 「私のって・・・、京香さんはHカップじゃなかった?」
 「そうよ。指輪の呪いのお陰で、ほら、殆どパッツリとしてるわ。」
 「ヘーッ、凄いわね。京香さん程の身長があるからHカップでもある程度の巨乳だけれど、こんな小柄な子じゃ、とんでもない大きさよ。」

 博美は手を伸ばして京香に近寄ろうとするが、どうしても届かない。

 「だけど、どうして外せないの? 別に拘束している訳でもないし、お尻だって、チューブを引き抜いてしまえば・・・。」
 「それが呪いの指輪のいいところよ。私のセックスペットなら、取り合えずはそのブラが似合わないとならない筈よ。だからそのブラに似合うオッパイに成らない限り外せない筈。栄養浣腸機だって、セックスペットなら当然必要な器具なのですから、外してしまうなんて事は、セックスペットには似合わない行為なのよ。」
 「ワーッ、そんな事、言っちゃダメーーッ!」
 「ううん、今更遅いのよ。ヒロミが眠っている間にちゃんと指輪にお願いしておいたのだから。」
 「イヤーーーッ!!」

 ヒロミはただ暴れて泣き叫ぶだけなのだが、二人は元の部屋に戻るのだった。



 「だから暫くは道具として使い難いけれど、どうせだからすぐにももっと大きなオッパイにしてしまうつもりよ。」

 博美はモニターから聞こえてくる会話にビクッとした。呪いの指輪に何かを言われてはもっと悲惨な事となると思い、モニターのスイッチを切ろうとするのだが、そこにも届かなかった。

 「ワーッ、お姉さん、ダメーッ! 言わないで!」
 「あら、また音声センサーが点滅してる。」
 「きっと私の言う事を聞いたのよ。もっと大きなオッパイにされると思って泣いているのね。」
 「だけど、京香さん、あれより大きなサイズのブラなんて無いでしょ? 取り寄せる?」
 博美は少しホッとした。ホッとしたとはいえ、既に殆どHカップブラに皺がない程に膨れ上がり、ブラの上からはみ出る部分でその巨大さが分かるのだった。
 「こんな・・・、こんな大きなオッパイだって充分にオッパイお化けだ。それにお姉さんはボクが外に出られる様にしてくれるって言った筈だよ。オチンチンだってどうするか分からないけど、こんなオッパイは女装したってとんでもない大きさだよ・・・。」
 「別にブラジャーは無くてもいいのよ。原則としてセックスペットはノーブラ、ノーパンでしょう? オッパイやオチンチンを下着の様な物で覆う事はあっても、それは隠す為ではないし、あくまでも下着の『様な物』なのよ。卑猥さを増す為に包む事だってあるのだから。今ヒロミが着けているのは私のブラで、それは下着ね。原則下着は着けないものなのよ。」
 「だったら、どうするの?」

 京香は咳払いをし、博美が見ているであろうモニターのカメラに向かった。博美はビクッとして後ずさりをする。

 「ヒロミ、多分オッパイは充分に大きく成ったわよね? だからもうブラを外してもいいわよ。」

 何を言われるかと思っていた博美は幾分ホッとしていた。

 「だけどあなたはセックスペットよ。ご主人様の私が着けたブラをあなた自身で脱ぐ事は許さないわ。それにご主人様のブラが着けられるオッパイというのも許さないわよ。さあ、ヒロミのオッパイ、あなたにご主人様のブラは似合わない。もう私のブラを着ける事が出来ない様に成りなさい。私と同じ乳房だなんてセックスペットには似合わない。大きなオッパイに成り、私のブラなんか絶対に着けられないオッパイでないとセックスペットには似合わないわよ。」
 「アギャーーーッ!!!」

 胸の激しい痛みに博美は悲鳴を上げた。もう目は見えていないが、モニターの中では京香達がワクワクしながら音声センサーの点滅を見つめていた。


 「京香さん、点滅が止まったわよ。」
 「どうなのかな? 失神したのか、それとももう諦めたのか・・・。いいでしょう。覗きに行きましょう。」

 二人は博美の部屋に入ってきた。そしてベッドに倒れている博美を見て、息を飲むのだった。

 「凄い・・・。」
 「本当・・・。少しは不安だったのよ。だけどこんなに完璧に成るなんて・・・。」

 博美は失神していた。途轍もない巨乳が胸の上に在った。小振りの西瓜程のまん丸い肉塊が二つ在るのだが、とても現実の乳房とは思えないでいた。京香のブラは引きちぎれて落ちていた。

 「これ・・・、本当にオッパイ?」

 佐川は乳房の弾力を確かめていた。

 「私もこういうオッパイを見て、セックスペットには最高と思ったわ。だけどこれ程完璧じゃなかった・・・。」
 「凄いわねえ・・・。私の趣味とは少し違うけれど、それにしてもこんな凄いセックスペットを持つ事が出来た京香さんが羨ましいわ。」
 「私だって信じられないわ。いきなりこんなペットを持てるなんて・・・。ねえ、佐川さん、ヒロミに似合う服や道具を色々お願いしたいわ。」
 「それは勿論。こんな創造力を掻き立てる素材なんて、滅多にないわよ。こちらからもお願いね。色々作るから、是非この子に着せてね。」

 佐川はさっそく博美の身体の採寸を始めた。その間もずっと博美は巨乳と巨根を突き勃てたまま、意識を失ったままだった。



 「ハフッ・・・。アハーン・・・。」

 博美は素晴らしい快感の中で意識を取り戻した。

 「アーン、少し早い。もう少し・・・。」

 博美の視界には裸の京香が上に乗って身体を前後していた。射精感覚の素晴らしさがいつ迄も続くのだが、ペニスだけでなく、上半身にも激しい快感があり、すぐに催してしまった。

 「ワハッ、何? 凄い・・・。」

 京香の動きが激しくなり、激しく上下動をするのだが、ペニスは抜け出ない。亀頭は京香の膣口に引っ掛かり、どんなに激しいピストンでも外れなかった。そして京香の膣の中の空気が子宮を出入りする空気が卑猥に響き、そしてその間隔が連続的になると、悲鳴の様なアクメの声を発した。そして再びの射精で京香は達するのだった。
 博美は素晴らしい快感に涙が溢れていたが、やがて視界がハッキリし、意識が完全に戻った時、今度は部屋に響き渡る悲鳴を上げるのだった。

 「お姉さん・・・、これ・・・、このオッパイ・・・何? どうしてボクをこんな・・・。」
 「だけど気持ち良かったでしょう? セックスペットとしては素晴らしい快感の巨乳でないとならないのよ。」
 「イヤダーッ、戻して! そうだ・・・。こんなオッパイはボクには似合わない!」

 指輪が僅かだがピクッと震えた。

 「アーア、分かってないのね。」
 「ウッ、小さく成らない? ヒッ、少し膨れた?」
 「そうよ。全然分かっていないのね。ヒロミは私のセックスペットなのよ。セックスペットは巨乳でなくてはならないの。『萩野博美』という男の子はもうこの世には居ないのよ。私のオマンコに填まっているオチンチンにくっ付いているヒロミは、私のセックスペット。だからそのヒロミに似合うオッパイは、もっと大きい事はあっても、今より小さく成る事は全然無いのよ。」
 「ワーッ、イヤダーッ、助けて!」
 「どんなに泣いてもダメなのよ。だってこうすれば、ヒロミはすぐに自分の身体を悦んでしまうのだから。」

 京香は博美の巨乳を支えにして再びピストンを始めるのだった。

 「ヒーッ、ダメーッ、気持ち良くなっちゃう! ワーッ、気が狂いそう!」
 「ハフッ。狂いなさい。良がり続けて、私のセックスペットだという事を自覚するのよ。それっ!」

 京香もすぐに夢中になり、自分の悦びの為にもひたすら腰を上下させるのだった。そしてどんなに激しいピストンでもペニスは抜けず、どんな体位になっても結合状態は保たれていた。



 「フーッ、さすがに参ったわ。」

 グッタリしている博美の上で京香は汗を拭っていた。

 「あれだけ出してもヒロミは元気なままね。栄養浣腸も完璧。それにしても、本当に思いっきり出来るセックスは最高。私も食事をしてこないと、私の方が参っちゃうわ。」

 京香は立ち上がり、ペニスを引き抜こうとするのだが、眠っている博美が踏ん張らないと、亀頭が引っ掛かってしまい、抜く事が出来ない。そして何度か抜き挿しをすると、それは単なるセックスになってしまうのだった。そして再び一直線のアクメへと向かってしまうのだった。



 「参った・・・。こんなに完璧なオチンチンだとは思わなかった。」

 やっと離れられたのは、疲労困憊の中でも博美を踏み付けてやっと引き抜く事が出来たからだった。そして子宮に押し込まれていた精液がいつ迄も流れ出る。それでも器で受け取り、博美の栄養浣腸に使用する。

 「予想以上だったわ。まだ慣れていないせいもあるけれど、ヒロミは栄養浣腸で元気なままなのに、私は食事出来ないのは困るわね。」

 やっと隣の部屋で冷蔵庫からサンドイッチを取り出し、食べ終わると、膣の空虚感がたまらなかった。普通なら張り型を装着するのだが、博美のペニスの良さを知ってしまった京香には、すぐにもセックスをしたかった。取り合えずの空腹の治まった京香はすぐに博美のペニスを填め込むのだった。

 「どんなに射精しても、私が全部吸収する訳じゃないし、かなりの分は栄養浣腸に戻しているわ。そして栄養浣腸機で随分入れて上げているから、博美はすぐに精液を作れる。だけど私はヒロミ程には栄養は使わない筈だけれど、それでもかなりの体力を消耗するのよね。食事をしないでもセックスしていたいけれど、それは無理。まさか私も栄養浣腸をする訳にはいかないわ。そしたら私もセックスペットに成ってしまう事だもの・・・。」

 京香はヒロミの巨乳を撫でながら考えていたが、ハッと気が付いた。

 「何だ・・・。どうして思い付かなかったの? ヒロミは凄いオッパイなんじゃない。オッパイは気持ちいいだけのものじゃないのよ。本来は授乳の為の物よ。男の子のオッパイを飲むのは少し気味悪いかも知れないけれど、そうよ、呪いの指輪が在るんだったわ。」

 そして暫く巨乳を見ながら考えた。

 「母乳が滲み出る程度では時間が掛かるわね。出るなら、ほとばしる様に出ないと。味だって、凄く美味しくないと。それにたっぷりの栄養。かと言って、セックスの最中に撒き散らされるのも困るわね。これだけのオッパイなのだから、大量に保持出来る筈よ。吸い出せば良く出るオッパイがいいわね。ちょうど乳首が浮輪の空気注入孔の様に、摘んでも出易ければ、私が居ない時にヒロミ自身が搾り出す事も出来るわ。だけど、乳輪や乳首は今のままの小さくて薄い色のままの方がいいわね。うん、とっても言い考えだわ。」

 そして意識を博美の指輪に集中し、念じる様に囁くのだった。

 「呪いの指輪。ヒロミのオッパイは不完全だったわ。セックス道具でもあるヒロミのオッパイは、今、私の思った様なオッパイであるべきなのよ。折角こんな立派なオッパイなのに、お乳の出ないオッパイだなんて、全くその素晴らしさに似合わないわね。」

 京香には指輪が震えるのが分かった。そして眠っている博美が、何かムズ痒い様な感じで乳房を真探るのを嬉しそうに見つめていた。

 「私も少し休もう。目が覚めたら、きっと美味しいミルクが飲める。やっぱりオマンコにはオチンチンが填まっていてこそ安眠が出来るのよ。」

 期待を膨らませて京香も眠るのだった。



 「お姉さん、起きて・・・。」
 「ンフッ? アッ、お早よう。」

 京香は寝ぼけ眼を擦りながら目を覚ました。そして硬いままのペニスとはいえ、力の篭っているペニスが填まっているという充実感に、爽やかな目覚めだった。

 「オッパイが変なんだよ・・・。」
 「変? どうかしたの?」
 「何だか重くて・・・、これだけの大きさなんで、かなり重いんだけれど、違った感じで重いの。ちょうど、オチンチンが寸前の時の様な、何だか切羽詰まった様な重さで・・・。」
 「痛い訳ではないのね?」
 「うん・・・。」

 京香はニコッと微笑み、少し身を屈め、博美の乳房を支えながら乳首の唇を当てた。

 「エッ?」

 京香が吸い上げ始める時、乳房の中から何かがほとばしる感覚を受けた。それはスーッとする快感であり、乳房の圧迫感が減ってきた。

 「何? どうしたの?」
 「フーッ、美味しい!」
 「美味しい? エッ? まさか・・・。」
 「まさかじゃないでしょ? オッパイはミルクを出す為の在るのよ。こんな立派な、私よりもずっと大きなオッパイなのだから、本来の働きをするのは当然よ。」
 「だって・・・、ボク、男だよ。それに赤ちゃんを産んだ訳じゃないのに・・・。」
 「だから、お乳が出る事で、ヒロミのオッパイは完成したのよ。」
 「お姉さん・・・、指輪で呪いを?」
 「さあ、反対側も。そうすれば、私はもっと何度もセックス出来るのだから・・・。」
 「ハーッ、ダメ・・・なのに・・・。お乳を出すのが気持ち良く感じてしまう・・・。」



 食事から戻ってきた京香は、すぐに博美とのセックスにのめり込む。

 「お姉さん、ボクにも食事をさせてよ。」
 「あら、ヒロミはちゃんと食事をしているでしょう?」
 「栄養浣腸でなく、普通の食事! もう何週間も何も食べていないんだよ。慣れはしたけれど、それでも空腹はつらいよ・・・。」
 「そうか・・・、折角の楽しいセックスも、ヒロミにつらい思いをさせたままではつまらないわね。いいわ。空腹感を無くして上げる。」

 博美はやっと食事をさせて貰えるのかと思った。

 「だけどヒロミはセックス道具なのだから、口から入る物って限られているのよ。」
 「何でもいいよ。とにかく何か食べさせてよ。」
 「ウーン、ヒロミにはまだセックス道具だという自覚がないのねえ・・・。道具なのよ。ヒロミって、オチンチンでありオッパイなのよ。早くいえば、人間じゃないのよ。ヒロミのこの可愛いお口だってあくまでもセックスの為だけに在るのよ。このお口に入っていい物は、精液とオシッコ、それとお乳だけなのよ。お乳と言っても、それは母乳、人乳よ。人乳からはバターとかチーズも作れるけれど、それはダメ。あとは愛液ね。つまり女の人のあそこから出るお汁よ。それだけしか飲めないのよ。」
 「エーッ? そんなのイヤだよ!」

 京香の目が意地悪い光を放つ。

 「セックス道具はそれだけしか喉を通せないのよ。人間にお食事をするなんて、それはセックス道具には似合わない事なのよ。」

 指輪の振動で、その言葉も呪いの言葉である事が分かった。

 「ワーッ、お姉さん! どうして?」
 「ウフフ・・・、私は本気よ。ヒロミはもう一生口からの食事は出来ない。ずーっと栄養浣腸だけ。だけど心配しないでいいわよ。セックスペットのお食事はお尻からというのが原則なの。それに空腹感は感じなくなるわよ。人間の食事をしない事で、胃はとても小さくなるし、食事を消化する必要がないので、空腹感を出す必要がなくなるのよ。食事をしないのに胃は不要よね? セックスペットには不似合いよ。」
 「エッ? 今のも呪い? ボクは一生食事出来ないの?」

 おなかの中がグルグルと音を立てていた。実際には内臓の細胞転移が始まったのだが、痛みは感じなかった。

 「そうねえ・・・。食欲も人間の欲望の大きなウエイトだけれど、それがなくなっては寂しいわよね。だけど食欲よりも味覚が失われるのはとてもつらいから、味覚だけは残して上げましょうね。だけど舌で感じる事は出来ないのだから、お食事をする時の口、つまり肛門や直腸で味を感じられればいいのよ。だから、セックスペットなのに、お尻で味を感じられないなんてのは、本当に不似合いだわ。」
 「ワーッ・・・、そんなの・・・ダメーーッ!!」
 「ついでにもう一つ、内臓の体積が減るのなら、ウエストはうんと細い方がセクシーよね。ボン、キュッ、ボンってスタイルは最高よ。確かにまだそんなに細くはないわね。このウエストはセックス道具には似合わない大きさね。」

 博美の悲鳴は京香の上下動によるピストンにより、すぐに喘ぎになってしまうのだが、それはセックスペットとしての素質となっていたからだった。



 「今日は。」
 「エッ、佐川さん、どうしてここに?」
 「だって、いくら携帯を呼んでも出ないじゃない。仕方ないから、勝手に入らせて貰ったわよ。」

 佐川が大きな紙袋を持って立っていた。

 「だけど、どうやって入ったの? 確か、鍵は掛けてあった筈よ。」
 「ウフフ・・・、あの程度の鍵、私なら簡単よ。それより、ヒロミちゃんの服を持ってきたわよ。」
 「エッ、ボクの服? 着られるの?」
 「今は日常用の普段着。お出掛け用とか、お洒落着はまだ待ってね。結構デザインが大変なのよ。」
 「良かった・・・。お姉さんはずっとボクを裸にしていたから、もう、このままかと思って・・・。」
 「そうもいかないのよ。あなた達はずっとセックスしている訳でしょう? ヒロミちゃんは大きなオッパイと大きなオチンチンを支えているウエストはとても細いのよ。それを保護する為でもあるのだけれど、すっ裸で居るよりも、ある程度身体を覆う事で、よりセクシーな姿になるのよ。」

 佐川が取り出した物は、真っ黒で艶のある、薄い革で出来ていた。

 「エッ?」

 まるでハイレグのワンピース水着の様な形だが、胸には大きな穴があり、股間部にも穴が開いている。

 「これ・・・、オッパイが出ちゃうし、オチンチンもお尻の穴も?」
 「ヒロミ。オッパイは出ていなくてはダメでしょ? あなたのオッパイはすぐにお乳が溜まるのよ。私が吸って上げたり、搾乳機を使うのだから。」
 「エッ? 京香さん、ヒロミちゃんはお乳が出るの?」
 「セックスペットであり、セックス道具なら当然でしょ?」
 「ヘーッ、凄いわね。それから、ちゃんとした栄養浣腸機も届いているわよ。」
 「ワーッ、良かった。今の機械では、ヒロミはこの部屋から出られないものね。」
 「お姉さん、これがお尻に入っていなくても、ボクは出られないよ。」
 「気持ちの問題よ。出られないのと出ないのとでは違うのよ。それにその内、ちゃんと外出しますからね。」
 「京香さん、ヒロミちゃんに着せるから、離れて。」
 「エッ? 抜かなくちゃ、ダメなの?」
 「当たり前でしょ?」
 「抜くのはつらいのよ。一昨日挿れてから、ずっとだったのよ。」
 「一昨日? そんなに?」
 「ほら、ヒロミのお乳が出る様に成ったので、食事はしないで済んだし、私の子宮に精液が溜まりすぎた時に出す必要があったから。そうねえ・・・、二週間前に佐川さんが来た時からだと、私のここからヒロミのオチンチンが抜けていたのは、全部合わせても一時間位かしら?」
 「ウワーッ、呆れた・・・。」

 京香は渋々起き上がり、ヒロミを押さえ付けてペニスを引き抜き始めた。その格好に佐川が噴き出したので、いつもなら何度かセックスに戻ってしまうのだったが、今回はすぐに抜く事が出来た。

 「分かってはいたけれど、本当に抜き難そうね。確かにこんな大きなオチンチンは滅多にないし、それが填まり込んでしまう京香の膣も凄い。」

 京香は膣から流れ出る精液を容器に受け取りながら、

 「佐川さん、私のは大きいけれど、ガバマンじゃないわよ。もうヒロミ以外のオチンチンは挿れたくないけれど、何人かの経験はあるのよ。それでもちゃんと絞り上げられたのだから。だけどこのオチンチンは、私のオマンコを無理矢理押し拡げて入ってくる。この感覚はもう手放せないわ。」
 「それは分かる。膣にピッタリ合うオチンチンなんて少ないし、あるにしても普通はオチンチンに合う膣に成るのよ。それが京香さんの膣に合う形になったオチンチンですものね。『チンチンちゃん』の部分にしたって、何度も膣の型を取り、修正を重ねて作った物だったのですものね。」
 「ヒロミちゃん、これを着なさい。イヤとは言えないわよ。まだ先ではあるけれど、ちゃんと身体を覆える服も作って上げるのよ。今のあなたには着られる服はないのだから、私に逆らわない方がいいわ。」

 ヒロミは渋々その革衣を受け取った。しかし着方が分からない。それを佐川が手を取って着せるのだった。

 「ウワーッ、これ、みっともない!」

 服とは言っても、乳房もペニスも出たままで、胴の部分が覆われているだけだった。

 「ヘーッ、ヒロミ、いいわよ。ただ裸で居るよりも、オチンチンもオッパイも強調されている。」
 「そうでしょう? ただ裸のままよりもずっと卑猥になるのよ。だけど想像以上にいいわね。作り甲斐のある事は嬉しい。」

 そして出来映えを見ながら、ちょっと乳房に触れた。

 「京香さん、この前よりも随分体形が変わっているけど・・・。ウエスト、どうしたの? こんなに細かった? 少し絞らないとならないわねえ。まるでお人形さんみたいな体形よ。それと少し乳房が大きくない?」
 「そうね。お乳が出る様に成ったし、ヒロミが自分で間違えて呪いを掛けてしまったからね。ウエストも呪いの効果よ。」
 「だとすると、今作っている服は少し直さないと・・・。ピッタリの服でないと、折角の素晴らしい身体を表現出来ないわ。」
 「アッ、そうか・・・。だとしたら、このままの身体付きで固定すればいいのね?」
 「固定?」
 「私、この身体のヒロミが気に入っているのよ。だから、永久にこの姿のままで居て欲しいわ。そうすれば、何年経とうが、この可愛いままのヒロミで居る訳よ。」
 「ダメーッ、変な呪いを掛けたりしないで!」
 「変化させたくなったらまた呪いを掛け直せばいいのよ。」

 ヒロミは後ずさりした。

 「だったら、こういう風にすればいいんじゃないの?」

 ちょっと考え込んでいた佐川が、

 「ヒロミちゃんは京香さんのセックスペットでありセックス道具よ。セックスペットは一生ご主人様に愛されるべきね。だったら、一生このままの身体付きで居ないと、完璧なセックスペットとしては似合わないわね。」
 「イヤーッ、ダメーーッ!!」

 指輪が震え、呪いの掛かった事が分かるが、取り合えずは博美に何の変化もなかった。震えながら身体を見回していた。

 「もうヒロミちゃんは完全なるセックスペットよ。呪いの指輪はまだ身体付きを変化させる可能性が残っているわ。その指輪の力でセックスペットでなくなる可能性があるの。だったら、その指輪はセックスペットには似合わない。外れるべきね。」

 震えて立ち尽くしていた博美の指から指輪が転がり落ちた。

 「エッ?」

 博美も京香も驚いていたが、佐川が素早くその指輪を摘み上げた。

 「ウフフ・・・、これでもうヒロミちゃんは絶対に元の姿に戻れないのよ。」
 「ああ、なる程・・・。」
 「ヒーッ、ダメーーーッ、返してーーっ!!」

 いざ指輪が抜けてみると、更にひどい姿にされてしまう可能性の残るものの、元に戻れる僅かな望みもあった。しかしそれが全く拒絶される事になるのだった。今の姿から、絶対に戻らないという事になるのだった。博美は指輪を奪い返そうとするが、全然力が入らない。それもセックスペットとしての必須の条件だったのだ。



 京香は久しぶりに張り型を挿れて自室に居た。佐川と話す為に。

 「京香さん、この指輪、私に貸してくれない?」
 「貸す? 何をするつもり?」
 「機能と使い方は良く分かっているわ。それで私も改造したい子が居るのよ。」
 「だけど・・・、佐川さんはそういう趣味はないんじゃないの? アッ、それとも私とヒロミを見て、目覚めたの?」
 「ううん、私も京香さんみたいなペットが欲しいんじゃないのよ。私はヒロミちゃんみたいなペットを飾り立て、そしてうんと卑猥にするのが趣味。見て楽しむ方よ。今迄は他人のペットの服を作り、それで嬉しかったけれど、私としては自分の手元にそういうペットを置いて、好みの姿にしたいのよ。」
 「ヘーッ、そういう楽しみもあるのね。いいわ。貸して上げる。どうせ相当長い期間、ヒロミには使わない筈ですからね。ヒロミの場合でも、たった一ヶ月ちょっとであれだけの姿に成ったのよ。使い方が分かっているのだから、きっとすぐに凄いペットが作れるわね。それで目星は付いているの?」
 「当然よ。だから指輪を貸して欲しいと思ったのよ。」
 「分かったわ。だけどヒロミの服もちゃんと作ってよ。」
 「いいわよ。それに京香さんにも作って上げる。卑猥な姿の京香さんには、きっとヒロミの興奮は凄くなるわね。アッと・・・、それだと、それこそ京香さんはセックス浸りに成ってしまうかしら? 学校はもうすぐ卒業でしょうけれど、お仕事にも出掛けられなくなってしまうわね?」
 「ウフフ・・・、私、アキ興業に勤めるつもり。あそこなら、それこそセックス浸りのままでも出来るお仕事があるし・・・。」
 「根っからの好き者ね。だけど、ヒロミちゃんの精液やお乳を売るのは、あなた自身、勿体なくはないの?」
 「それは仕事として割り切るわよ。色々と玩具や医療器具の開発や、その指輪での改造なんていうのもいいかも知れない。」
 「ああ、それは最高ね。薬や手術を少なく改造出来るわ。だったら、私も早くペットを作り上げないと、早く返せないわ。じゃあ、ヒロミちゃんの最終体形を測ってくるわ。そうしたら・・・。」

 佐川は立ち上がると、すぐに隣の部屋に行くのだった。京香は採寸の間はセックス出来ないので、久しぶりの飲食に時間を掛けるのだった。



 「フーッ、おなかがいっぱい・・・。と言うのも変ねえ。これ以上精液が入ると、子宮が破裂しちゃうわ。抜くわよ。」

 どんなに慣れても、京香がペニスを抜くのは手間が掛かる。ズボッと抜けると、京香は膣口を博美に宛てがうのだった。そして博美は流れ出てくる精液を飲み干さねばならなかった。

 (慣れたからなのだろうか・・・。精液がそんなに不味いとは感じられない。それよりも、お尻から入る栄養浣腸の方が味がいい。最初の頃は水みたいだったのが、この頃はドロッとしていて・・・。ああ、ボクは本当に口からはもう何も食べられないの? 食べたいって気にならないよ。ボクは本物のセックス処理の道具に成ってしまったんだ・・・。)

 諦めと悔しさはいつもそこ迄だった。少しの間でもペニスが京香から抜け出ていると、切ない思いが渦巻いてくるのだった。



 「はいはい、今日は。ちょうどいい具合だったわね。今度はピッタリの服を用意してきたから、京香さん、ヒロミちゃんに着せるわよ。」
 「仕方ないわね。いいわ。私は食事をしてきてしまうから。」

 京香は張り型を填め込んで、隣の部屋へと出ていった。佐川はなぜか慎重で、モニターに京香が映るのを確認してから博美に話し掛けた。

 「着替えるわよ。今度のはきついから、手間が掛かりますけれどね。」

 前の衣装を脱がせながら、

 「ヒロミちゃん、つらそうね。」
 「だって・・・、ボク、もう元には戻れないんでしょ?」
 「そういう意味じゃなくて、京香さんとのセックスが中断されるとって事よ。」
 「それは仕方ないよ。お姉さんはボクの精液を出さなくてはならないし、ボクは栄養浣腸で体力は戻るけれど、お姉さんは食事しないと。」
 「じゃあ、出来る事ならセックスしたままでいたいの? それこそ、一生セックスしたままでも?」
 「元に戻りたいとは思うけど、このオチンチンはつらい・・・。セックスしていない時でも、オマンコに填めたままで居たい・・・。」
 「ウフフ・・・。」

 佐川はニヤッと笑った。

 「それは可能よ。」
 「エッ?」
 「食事なら、ヒロミちゃんと同じ様に栄養浣腸をすればいいのよ。そして子宮に精液が溜まるのは、子宮でも精液を吸収される体質に成ればいいんでしょ? それに顔形はヒロミちゃんはすっかり女の子だけれど、本当は男の子よ。京香さんは元々の女よ。それなのに男の子がお乳を出せるのに、女の京香さんがお乳が出せないなんて変じゃない? 京香さんはヒロミちゃんのお乳を飲んでいるのに、ヒロミちゃんが京香さんのお乳を飲めないのは不公平だとは思わない?」
 「それは・・・。」
 「出来るのよ。」
 「エッ?」
 「だけどそれにはヒロミちゃんの協力が必要。分かる?」
 「どうやって? ボクはもうずっとセックス道具のままなんだよ。だったら、楽しいセックスをしたいよ。」
 「簡単じゃない。何の為に私が呪いの指輪を受け取ったと思っているの?」
 「エッ? そしたら・・・。」
 「京香さんをヒロミちゃんの望む姿に変える事は簡単よ。例えばもっとオッパイを大きくするとか、今は背の高さに違いがあり過ぎるから、立ったままでのセックスは難しいでしょう? ヒロミちゃんがセックスし易い身体に変化させられるのよ。ただ、絶対に京香さんが指輪をするとは言わないわ。これって、セックス道具に成ってしまう指輪なのですから。だから眠っている間に指輪をさせて、呪いを掛けて上げればいいのよ。それもちょっとやそっとでは目が覚めない様に、激しいセックスを何度もして上げて、疲労でクタクタになる程にすれば、私も呪いを掛け易いわ。」
 「本当? そうすれば、佐川さんがお姉さんを?」
 「そうよ。ヒロミちゃんだけセックスペットでは可哀想よ。そしてどうしてもセックスペットであり続けなくてはならないのなら、素晴らしいセックスをしたいでしょう?」
 「うん、分かった! 佐川さん、お願いします!」

 博美は革衣から飛び出ている巨乳と巨根を振るわせていた。



 「ハキーーーッ! どうしたの、ヒロミ、凄い・・・!」

 博美は必死に奉仕していた。快感に任せて射精してしまう事は、京香の子宮を膨満させ、あまりに出し過ぎれば、その時点でセックスを中断しなくてはならない。それに博美自身の疲労で、セックスをゆっくりにしなくてはならなくなる。だからただひたすらペニスを抜き挿しし、自分の巨乳で京香の乳房へも刺激を与え続けていた。

 「ギヒーーーッ!」

 京香は何度もアクメに達し、そして良がり続けるのだった。



 京香は目覚めなかった。何度もの絶頂の後、失神と同時に眠りに落ちてしまっていた。もうそこからはピストンを続けても、京香は反応しなかった。

 「どう?」
 「アッ、佐川さん。」
 「随分頑張ったわね。そんなに京香さんをあなたのセックス道具にしたいのね?」

 博美は汗を流したまま微笑みながら頷いた。

 「それでは始めるわよ。」

 佐川は京香の左手の薬指に指輪を填め込むのだった。今迄は恐ろしい呪いの指輪だったが、今は希望の輝きを放つ指輪だった。

 「オホン、京香さんは素晴らしいセックスペットを得て、素晴らしいセックスライフを手に入れたわ。だけどこんなに素晴らしいセックスペットの機能を充分に発揮出来るとは言えないわね。こんな素晴らしいセックスペットなのに、京香さんが今のままでは、ヒロミちゃんというペットに似合わないわね。」

 指輪がキラッと光った。

 「ウーン、この指輪自体が少し不自然よ。呪いの指輪とは言われているけれど、こんな凄い力があるのよ。最高の呪いという事であれば、本人に気が付かれない内に呪いを成就出来る筈。こんなに呪いの指輪だって目立つなんて、呪いの指輪としては似合わないわね。」

 指輪がちょっと遅れて輝きを放った。何か躊躇している様だったが、やがてスーッと指に溶け込む様に掻き消えてしまった。

 「アッ、指輪が!」
 「シッ、静かに!」

 佐川は京香の指に触れてみた。

 「ちゃんと指輪は在るのよ。ただ見え難くなっただけ。この指輪が見える様になるのは、呪いが成就した時よ。」

 博美はワクワクしながら佐川の手元を見つめた。

 「一番の問題は、ヒロミちゃんはどんなに長い時間でもセックスし続けていたいのに、それを中断しなくてはならない事よ。まず子宮に溜まった精液がいつ迄もそのままという事。ヒロミちゃんのお相手なら、入った精液は子宮でも吸収し、それを栄養に出来る位でないと、ヒロミちゃんのお相手としては似合わないわ。それに食事の中断もそうよ。ヒロミちゃんは栄養浣腸で常に補給出来るけれど、京香さんはその度に中断しているわ。それもヒロミちゃんには不似合いのお相手ね。」

 佐川の言葉のキーワードの度に、京香はピクッとした。

 「もしこの呪いが成就するなら、京香さんはずっとヒロミちゃんとセックスしたままで居られるわ。それだったら、京香さんの膣からオチンチンは抜ける必要がないし、セックスし続ける二人が離れる事が出来るなんて、それこそセックスペット同士の二人には不似合いよ。セックスペットってどういう身体が完璧かしら? 呪いの指輪は既に完璧なセックスペットを作り上げているわ。そう、ヒロミちゃんよ。だったら京香さんも、胃が在ったり、お尻でお食事出来ないなんて中途半端な身体だという事は、それこそ呪いの指輪の力には似合わない。完璧なセックスペットの二人なら、元々の女の京香さんがヒロミちゃんより劣る乳房というのも変よ。そして体形だって。完璧なセックスペットどうしには、同じ背丈でないと素晴らしいセックスにはならないわね。可愛いペットのヒロミちゃんには可愛いペットの京香さんでないと似合わないわね。」

 その途端、京香は激しい悲鳴を上げた。そして全身を振るわせ、喘ぐ様にしながら再び眠りに落ちていた。


 「終わったわ・・・。」
 「終わったの?」
 「これで京香さんの指から指輪が外れる時、それはあなた達がつがいのセックスペットに成ったっていう事よ。」
 「お姉さんも・・・。」

 少し可哀想な来もしたが、ペニスには勢いが篭っていた。

 「だけど指輪の事を言ってはダメ。呪いの事もよ。もし分かってしまったら、京香は何とか指輪を外そうとするわ。あなたの身体を見ているのだから、絶対に拒絶する。その為には指を切り落としてでも拒絶するわよ。だから、京香さんには絶対に秘密。もし不審に思っても、それは素晴らしいセックスペットのヒロミとのセックスによる体調の変化だと思わせなさい。それでもダメなら、不審に思わせない程に、激しいセックスで京香さんの理性を失わせるのよ。分かるわね?」
 「うん、分かった。嬉しい・・・。」



 「ハウーン・・・。」

 快感の中で目覚めた京香だった。ただ、身体中に疲労と痛みがあるのだが、それは当然の事ながらセックスのし過ぎによるものと思っていた。

 「ヒーッ、何? 凄い・・・。」

 正常位でのセックスは、京香には負担が少なく、突き込まれた精液の勢いに涙が出てしまうのだった。

 「フーッ、今迄にも増して凄い・・・пv

 ヒロミは再び始めようとしたのだが、さすがに京香はそれをとどめた。

 「ちょっと待って・・・。さすがに疲れたのよ。そして一晩中私に乗っていたでしょう? だから身体中が痛いのよ。お陰で汗だらけね。シャワーだけでも浴びてこないと・・・。」

 京香はペニスを引き抜こうとした。しかしヒロミは呪いをバレさせない為にもすねる様に哀願した。

 「お姉さん、ボク、オチンチン抜かれるとつらいの。このままで居てくれない?」
 「だけどシャワーは隣の部屋よ。」
 「あのう・・・、このままで・・・、繋がったままじゃダメ? それに、出来る事ならお風呂に入りたいよ。」
 「アハッ、繋がったままで? この部屋のお風呂は狭いわよ。ウフフ・・・、それもいいわね。ヒロミのオチンチンは抜け難いから、歩いていっても抜けないわね。」

 二人はそのまま立ち上がり、バスタブへと向かった。博美はハッとした。

 (アッ、お姉さん、背が低くなってる? それに、気が付いていないけど、オッパイも急に大きく成っている。)

 歩きながら博美は意図的にペニスの抜き挿しをする。

 「アハン。まだダメよ・・・。ここで始めたら、お風呂へ入れないわよ。アハン・・・。」

 博美は程度を加減しながら、ペニスを蠢かし続けるのだった。京香の神経は膣に集まっていて、自分の背が低くなっている事には気が付かなかった。そのまま二人は浴室に入り、一緒に風呂に入る。お湯が出始めるのだが、その前に博美は腰を動かし始めていた。

 「ハフッ、まだ・・・お湯が・・・。」

 そして腰の辺り迄お湯が溜まった頃には、ビシャビシャと音を立てて溢れてしまう。

 「カハッ、オマンコに・・・お湯が入っちゃう・・・。」
 「大丈夫だよ。ボクのオチンチンは大きく成っているし、お姉さんのオマンコとの隙間は・・・。」

 二人にとり、ベッドの代わりにバスタブでのセックスだった。京香は足をバスタブの外に出し、間で博美がピストンをするだけだった。



 「ハーッ、我ながらスケベ・・・。ヒロミはどこででもいいのね・・・。」
 「だけどお姉さん、お風呂の中で随分動いたから、汗は流れたでしょう?」
 「それはそうね。次はお湯を拭わなくては・・・。だったら・・・。」
 「アハッп@じゃあ、大きなタオルにくるまって?」

 ベッドの上でタオルにくるまって始めるのだが、やがて裸けて、いつものセックスになってしまっていた。



 「フーッ、疲れたわ・・・。ヒロミ、お乳を飲ませて・・・。」
 「じゃあ、その間にボクは栄養浣腸を入れちゃうね。」

 博美は栄養浣腸機の嘴を肛門に挿し込む。以前の様に直腸内で膨らませなくても、抜け落ちなくなっている。そして注腸を始める。京香は博美の乳房を掴んで吸い始めるのだが、自分自身、飲む体勢が変わっている事にはまだ気付かない。それ程屈まなくても乳首に吸い付けていた。そしてもう一つ、かなりの回数の射精は受けているのに、子宮に膨満感がない事にも気が付かなかった。博美自身にも必死のセックスだった。何としても京香に理性を取り戻させずに、セックスペット化しようとしていた。



 京香には時間の感覚が無くなっていた。目が覚めている間は博美がペニスの抜き挿しをしているからで、昼も夜もなくセックスしていた。そして京香は博美のいびきに目を覚ました。

 「フフッ・・・。すっかり疲れて・・・。アラッ?」

 半身を起こした京香は肛門に不思議な感覚を覚えた。決して不快感でも違和感でもない。腕を伸ばすと、尻の穴に何かが突き挿されているのだが、それはすぐに栄養浣腸機だと分かった。

 「ワーッ、ヒロミったら、私にも栄養浣腸を入れていたの? ああ、だから私、食事もせずにずっとセックスのし通しだったんだわ。」

 京香は背伸びをした。意識がある時にペニスの抜き挿しをされていないのは久しぶりだった。そして博美の顔をジッと見つめる。

 「本当に可愛い・・・。これで元々が男の子だったなんて全然分からないわ。確かに可愛い子だったけれど、それでも女っぽい男の子だったのに、今は完全に美少女よね。このオッパイの大きい事。女で、爆乳と言われた私の乳房にも迫る大きさよ・・・。エッ? 『迫る』? 確か・・・、私のオッパイより大きく成っていたんじゃ? まさか小さく成ってしまったの? ウッ、良く見るとオッパイ同士が突き当たっている。ヒロミの背は伸びない筈なのに・・・。」

 ハッとした京香は異常をやっと認識するのだった。

 「どうして? ヒロミが大きく成ったんじゃないわ。私が縮んだ? オッパイは大きく成っているわよ。ウッ、張ってる?」

 乳首を摘んだ時、恐怖が沸き起こってきた。それは乳首から細い白い糸の様にミルクが迸ったからだ。

 「お乳・・・が出る? そして私、栄養浣腸を受け入れている・・・? これって・・・。ワーーーッ、ヒロミ! 起きてっ!」

 京香の悲鳴に博美はビクッとして目を覚ました。

 「ヒロミ! これ、どういう事! 私、どうなったの? 私に何かしたの?」

 京香は栄養浣腸機を引き抜き、その嘴を博美に向けた。

 「アッ・・・、それは・・・。」
 「私、背が低くなっているわ。これは?」

 悲鳴を上げながら博美に迫るのだった。

 「ワッ、お姉さん、落ち着いてよ。お姉さんがそんな悲鳴を上げるなんて似合わないよ。」
 「一体どうしたのよ! ワッ・・・。」

 一瞬喉が詰まり、悲鳴が飲み込まれた。慌てている京香は自分に身体を調べようとし、起き上がってペニスを引き抜こうとする。しかしエラの張った亀頭は膣口からは抜け出ない。何度も引っ張っても、どうしても引っ掛かってしまうのだ。それを博美はニコニコしながら余裕の表情で見ていた。

 「ヒロミ! どうしたの! 抜けないのよ。」
 「ウフフ・・・、お姉さん。オチンチンはもう抜けないよ。それに抜こうという事自体、お姉さんには似合わない事だよ。」

 京香はビクッとして博美を見つめた。

 「『似合わない』? どういう事? まさか・・・。」

 両手を突き出して見つめる京香には指輪が見えなかった。そして足の指も見回す。

 「そんな筈・・・、ない・・・。私は指輪をしていないし、した記憶もないわ。だけど・・・この身体・・・。呪いの指輪の・・・?」

 ベランダが開き、佐川が入ってきた。

 「佐川さん?」
 「ダメねえ、ヒロミちゃん。もうバレちゃったの?」
 「バレた・・・?」
 「まだ指輪が見えないとなると、まだもう少し掛かるのね。さすがに二週間では無理なのね。」
 「指輪? まさか佐川さん、私にあの呪いの指輪を? 見えないって?」

 驚いた京香は手を擦り合わせた。そして左手の小指に違和感を感じた。

 「アッ、ここ・・・。指輪? 見えないけど・・・。」
 「そうよ。京香さんがセックスペットに成る迄は見えない様な呪いを願ったの。」
 「ワーッ・・・、グフッ・・・。どうして? どうして佐川さんが私を? だってあなたは・・・。」
 「そうよ。私は目星を付けていた子をセックスペットにし、その子をうんと卑猥に飾り立てたかったの。それが素晴らしいセックスペットと、一生繋がったままで居る京香さんなのよ。」
 「一生? まさか・・・。私、ヒロミと繋がったままで?」
 「それって凄く卑猥でしょう?」

 そう言いながらもちょっと不思議そうに京香を見ていたが、博美がニコニコしているので尋ねた。

 「ヒロミちゃん、何か?」
 「うん。お姉さん、驚いているけど、今、オチンチンを抜こうとしないでしょ?」
 「あら、本当ね。」

 京香は悔しそうにモゾモゾしている。

 「さっきね、ボクも呪いを願ったの。お姉さんのオマンコからオチンチンが抜けなくなっているのは佐川さんが掛けた呪いだから、さっきは無理に抜こうとしたの。だからボクは、お姉さんが抜きたいと思うなんて似合わないって呪いにしたから、もう絶対に抜けないの。」

 京香は歯軋りしていた。

 「悔しい・・・。こんなに悔しいのに、本当に抜く気にはならなくなっている・・・。オマンコにオチンチンが入っている状態が当たり前だと思ってしまっている。だけど・・・どうして・・・。」

 京香は泣き崩れた。それを博美は肩を抱きながら、

 「お姉さん、そんなに泣かないでよ。セックスペットの身体って、もの凄く気持ちいいんだよ。それは分かるでしょ? お姉さんに泣き顔は似合わないよ。それに折角気持ちのいい身体に成ったのに、嬉しく思わずに悔しがるなんて似合わない。」
 「ワッ、ヒロミ、何て事を・・・。」

 佐川もニコニコしていた。

 「そうね。それを忘れていたわ。京香さん、生活は心配しないで。私の可愛いつがいのペットですもの、きちんとするわよ。」

 京香は叫ぼうとしたが、悲鳴は出せない。

 「佐川さん、私はどうなるのよ! いつの間にこんなオッパイに? そして背が低くなっているし、顔だって、随分以前の頃の顔よ。私が私でなくなってしまっているのよ!」
 「ウフフ・・・、ヒロミちゃんだって面影がないわよ。京香ちゃんにしたって、かなり以前から知っているけれど、分かっている私でも良く分からないわ。だって、ヒロミちゃん以上に可愛い女の子よ。どう見ても中学生か小学生の顔よ。だけどちゃんと卒業は出来るわ。インターネット授業を受ければいいのですから。それに就職だって、アキ興業に内定しているのでしょう? だったら乳搾りの道具として、ちゃんとお勤め出来るわよ。」

 京香は泣き叫んでいる筈だった。しかし悲しみが湧いてこない。それどころか、『乳搾り』と聞いた途端、身体中に痺れる様な快感が広がってきていた。

 「エッ? どうしたの? 私・・・、嬉しい? そんな・・・。それって、私自身がセックスペットに成った事を認める事よ。そして悦んでいる? だけど、私はずっとヒロミとセックスしたままにされてしまったのよ。そう、こんな素晴らしいセックスをずっと続けていい身体に・・・。エッ? これも違う・・・。誰にも分からない姿で、こんな素晴らしいオッパイで・・・? どうしたの? 私はヒロミを自分のセックスペットにしたかったし、そう出来たの。だから私がヒロミで楽しむのよ。だから私自身がセックスペットに成る事なんて・・・、ただ快感が強くなるだけ・・・。そう、素晴らしい快感を得られるのよ・・・? ウッ、どうしたの? 私、本心で悦んでる? 違う・・・。ダメッ、気が狂いそう・・・。ヒロミ・・・!!」

 精神の乱れを救うには博美とのセックスに逃避するしかなかった。佐川のVサインに対し、博美もVサインを返し、腰を蠢かして京香を喘がせるのだった。



 「ウーン、悔しい・・・。」
 「ボクより先にいっちゃったから?」
 「それはいいのよ。それは私がより気持ちが良かったって事だから。そうじゃなくて、私もセックスペットにされてしまったのに、それが嬉しいからよ。」
 「嬉しいならいいじゃない。」
 「私はヒロミよりもずっと歳上なのよ。そして身体が変えられる前にはずっと背も高かったわ。それが見た目は今のヒロミと同じ様な歳格好よ。ヒロミは私を『お姉さん』って呼んでいるけれど、他人が見ればそうは見えない。そして素晴らしいセックスが出来るにしても、もう一般社会へは出られないのよ。口からの食事も出来ないのよ。」
 「何か食べたいの?」
 「食べられないのは分かっているでしょう? それに食べたいという気もしないわ。味覚がどういう感覚だったかも忘れてしまっているわ。ううん、忘れたという感覚もないのよ。全然知らないという感じなの。」
 「味は分かるよ。」
 「それはお尻ででしょう? 人間は舌で味わうものなのよ。それがお尻で味が分かる様に成ってしまっているし・・・。アーア、全て私の望み通りになると思っていたのが、佐川さんに填められて・・・、確かにヒロミを填めさせて貰ったけれど・・・。恨まなくちゃいけないのに、感謝してしまうなんて・・・。」



 「京香ちゃん。」

 佐川が入ってきた。

 「お乳の搾り具合は?」
 「ハーイ、今日の分。」

 ヒロミは大きなガラス瓶を抱えた。

 「佐川さん、その分、栄養浣腸を多目にね。ヒロミのお乳をそれ程飲めなかったわ。」
 「分かってますよ。アッ、それと来週は軽井沢に行きますよ。」
 「軽井沢? お仕事ですか?」
 「菊野さんが今調教をしている女の子が居るのだけれど、その子の前でのショーよ。」
 「可哀想ね。媚薬で催させられ、その目の前で私達がセックスし続けるのでしょう? つらいわよね?」
 「ああ、今回は少し違うわ。その子のお相手も準備されていますから、あなた達の激しいセックスを見せ付ければ、普通の男の子とのセックスなんて、オナニー程にも感じないわよ。」
 「分かりました。私達はただ普通にしていればいいだけですから、お仕事とも感じないわ。」
 「佐川さん、ボクがお姉さんに大声を出せないって呪いを掛けていて正解だったでしょう?」
 「どうして? 悲しくなる事なんかなかったでしょう?」
 「お姉さんは外出する時、顔だけは車から出せるから、外を見ているけど、その時、無性に大声を出したがるらしいの。自分が凄い身体だって、そしてボクの事を自慢したいって。」
 「そうよね。あなた達セックスペットは本来露出狂なのよ。ただ、理性はしっかりしているから耐えられるのよ。」
 「だからお姉さんは軽井沢に行くのが大好きなんだよ。あそこなら、このままで表を歩き回れるし、大勢の人の前でもセックス出来るから・・・。」

 京香は少し照れていた。

 「最初は自分自身でも信じられなかったわ。あんなにお仲間が居るという事よりも、最初に芝生の上でヒロミが激しく催してしまって、セックスされてしまい、大勢の目の前でいってしまった事が。」
 「だけどみんな拍手してくれたよ。ボクは凄く嬉しかったよ。」
 「そう、私も嬉しかったし、自慢のヒロミを見て貰いたかった。そしてヒロミとの素晴らしいセックスを見せびらかしたかったのね。ウワッ、ダメッ! 来週の事を思うと・・・。」

 京香は騎乗位で腰を動かし始めた。それに合わせて博美も腰を付き上げる。
 アクメの声の中、佐川は微笑ましそうに二人を見つめ、二人のお乳の瓶を抱え上げるのだった。



・・・・・  完  ・・・・・





                         メニューに戻る
inserted by FC2 system