「ンフッ・・・・。」

 真澄は暫くぶりの熟睡から目覚めた。拘束された格好では完全な睡眠からはほど遠いが、それでも精神的には回復していた。リィホワは真澄の脇で突っ伏して眠っている様だった。首を回してその顔を見ると、涙の跡が残っており、つらそうな表情だった。

 「どうしたのかな? 何だか、泣いたまま眠ってしまっている様な・・・。ウッ、肛門拡張はされていない筈なのに・・・。お尻にブージーが挿れられたまま? グムッ・・・。」

 息張って出してしまおうとしたが、なぜかブージーは填まり込む方向にしか動かない。息張れば息張る程に内部に突き挿さるのだ。尻を持ち上げて、どうなっているのか見ようとしても、手と足の二つの拘束板が視界を遮っている。真澄がゴソゴソ体を動かしている音にリィホワも目を覚ました。

 「ああ、起きていたのね・・・。」
 「リィホワさん?」

 目を覚ましたリィホワの顔は明らかに泣いた跡があり、いつもの様な気丈な表情ではなかった。

 「私の泣き顔? そうね、こんなに自己嫌悪に苦しむ事は初めて。」
 「自己嫌悪?」
 「私って凄くずるいのね。こんな嫌な性格だとは・・・思わなかった。」

 再びリィホワは涙を流すのだった。

 「どうしたの? アッ、リィホワさん・・・も?」

 リィホワのぎこちない動きで、リィホワにも何か淫具を装着されているのが分かった。

 「そう・・・。そうよね。淫道師の息子だったら、すぐに分かるわね。ううん、着けられたのを嘆いているのではないの。私は今は奴隷。それも性奴。だから淫具を着けられても当然なの。確かに凄くつらいし、恥ずかしい。だけど、これを外して貰えるには、シーズがインユエさんの淫道によって、あなたの父親と同じ姿に成った時。そしてそれには私が・・・。私がシーズのイヤがる事をしないとダメなのよ。私はこんな辱めから逃れたい。だけど・・・、それにはシーズを・・・。」

 リィホワは泣き伏してしまった。真澄にはリィホワの言う事が良く分かるのだった。自分のペニスが大きくされるのだから、リィホワの膣も巨大化される筈なのだ。雲体風身により、ある程度の大きさにされたとしても伸縮は良いままだろうが、それにしても膣への責めはまだ処女に違いないリィホワにしては激しい汚辱である事には違いない。それに真澄の精液を飲まされ続ける限り、当然巨乳化処置をされてしまうだろう。真澄の時代であれば巨乳はそれなりの意味もあるだろうが、この時代で兵士であるリィホワには巨乳は動きを制限され、戦いには向かない身体に成ってしまう。もし真澄への淫道が早く済めば、リィホワの体型変化は少ない事になる。リィホワの嘆きは真澄の悲しみでもあった。

 (ボクって、つくづく・・・。麗華さんを悲しませ、麗華さんにそっくりのリィホワさん迄・・・。ボクにもインユエさんの氣が分かる様になり、インユエさんの言葉に嘘がないのが分かる。ママやお婆さんの改造も覗いたから分かるけれど、今のインユエさんはその時と同じだ。だからきっとボクはパパと同じ姿にされてしまうのは間違いない。きっとこれも運命なんだ・・・。それなら少しでもリィホワさんを悲しませたくない。)
 「リィホワさん、ボクもつらい・・・。」
 「エッ・・・? ああ、お尻の金の棒か?」
 「ああ、それは・・・。かなり慣れたから・・・。喉が渇いたの。」
 「そうか・・・。だけどリィホワさんに頼まないと・・・。しかし・・・。」
 「そうだよね。ボクはお尻からしか飲ませて貰えないらしいから・・・。リィホワさん、お願い、オシッコ飲ませて・・・。」
 「何・・・?」
 「ごめんなさい。『想即可成也』らしい。ボクは改造される人は必ずオシッコを飲まされる、そして飲みたくなる、飲まなくてはならなくなるって知っているんだよ。」
 「本気?」
 「うん・・・。」

 真澄はリィホワの悲しみを和らげる為、自ら改造を早めてリィホワを自由にしようという意思からの言葉だった。しかしそう言いながらも口がムズムズするのが不思議だった。

 (エッ? どうしたの? まさか本当に飲みたいの? ボクはリィホワさんの為に・・・、ウーッ、本当に飲みたい?)
 「やっと分かった様ですね。」
 「アッ、インユエさん!」
 「リィホワ、紫子に飲ませなさい。その前に革袋を抜きなさい。」
 「まさか・・・。本当に飲ませるの?」
 「あなたは既に飲ませているでしょう? これからもずっと飲ませるのです。分かっているでしょうが、逆らう事は出来ませんよ。いいですね? 尿は必ず紫子に飲ませる事。」

 リィホワはただ涙を流していたが、インユエの表情がきつくなったので、慌てて股間を真探るのだった。真澄から見えない位置で力を込め、汚辱の淫具を引き抜く。ズボッと引き抜かれた皮袋はグロテスクで、そのまま投げ捨てたかったが、インユエに見つめられている以上、それは出来ない。

 「さあ、飲ませなさい。」
 「エッ、今? インユエさん、出て行って。飲ませます。だから見ないで・・・。」
 「ダメです。あなたはこれからも常に、そしていつでも飲ませなくてはなりません。たとえ誰が居ようとも。」

 インユエが言った以上、すぐに飲ませなくてはならない事は分かっている。リィホワの嗚咽は爆発寸前だった。

 「リィホワさん、早く。ボク、飲みたい。」

 それはリィホワの汚辱感を拭おうとする真澄の優しさだったが、そう言いながらも、益々リィホワの尿を本当に飲みたいと思ってしまっていた。

 「シーズ、いいの? オシッコなのよ。あなたの国ではどうか分からないけれど、この国ではオシッコを飲まされるなんて、とんでもない恥ずかしい事なのよ。恥ずかしいどころではないわ。誰もそんな事、考えもしない・・・。」
 「リィホワはさんは恥ずかしいかも知れないけれど、ボクは嬉しい。ボクの国だって、オシッコを飲むなんて恥ずかしい事だよ。だけど愛していればいいの。恥ずかしいよりも愛が強い事だもの。」
 「だけど・・・、シーズの母は淫道でオシッコを飲ませ、オッパイを作るのだろう? それでもいいの?」
 「うーん、リィホワさんに説明するのは難しいけれど、インユエさんはボクをパパみたいな身体にするのは間違いないよ。ボクの運命は定まっている。そしてリィホワさんのオシッコを飲むのもね。絶対に飲まなくちゃならない。だったら、イヤがって飲まされるか、喜んで飲むのか、結果は同じでもボクの心は全然違う。」
 「シーズ・・・、そこ迄割り切れるの?」

 インユエはイライラしていた。

 「リィホワ、まだ? それなら一度に大量の金を入れて、ガバガバにしてしまいますよ。紫子の言う通り、結果は同じでも、伸縮の強い女陰でいられるか、開きっ放しになるか、まるで違うのですからね。」

 真澄は頷いてリィホワに微笑んだ。

 「ごめん・・・。」

 リィホワは肛門から伸びている鎖を手繰りながら真澄の顔を跨ぐ。真澄にはそれが自分を原因としている事であるので、被害者意識だけでなく、リィホワに対する申し訳なさが強かった。リィホワはインユエに見られる恥ずかしさからすぐに済ましてしまいたかった。しかし見られていてはなかなか排尿出来ない事は二人にも分かっている。真澄はリィホワの恥ずかしさを少なくする為にも早く排尿をさせたかった。だから口の前に膣口が来た時、自ら舌を伸ばして膣口を嘗め上げた。

 「ヒーーーッ・・・!」

 いきなりの事にリィホワは僅かな失禁をしてしまった。それをすぐに真澄は吸い上げる。それは更なる刺激となり、一気に排尿してしまっていた。



 「ごめん、シーズ・・・。」
 「ううん、大丈夫・・・、と言うより美味しかった。喉も渇いていたし。」
 「エッ、だって・・・、本当にオシッコなのよ。」
 「うん、ボクは知っているんだもの。改造をされる人は必ずオシッコを飲まされる。最初は無理矢理なんだけれど、それでもすぐにそうじゃなくなるの。身体が求めるものなんだから、本当に美味しいの。つらくならなくてはいけないと思うのだけれど、そうじゃない事がつらい。それに・・・、リィホワさんのオシッコには強い氣が含まれているから・・・。」

 真澄は拘束板で見えない自分の身体の氣を感じていた。リィホワもすぐにその意を悟り、真澄の体内の氣の流れを感じようとした。

 「分かり難い・・・。シーズの氣と私の氣とが混じっていて・・・。」

 しかしそれでも一部の氣が真澄の胸に集中していくのが分かる。更に真澄自身が胸から強い氣を発していたのだが、それが一緒になって集まり出していた。

 「胸に?」
 「うん・・・。」

 真澄は今度はつらそうに頷く。自分でも分かるのだ。女性の氣が胸に集まっていく。そしてペニスには男性の氣が流れ込む。まだ胸は膨れていないが、氣がまるで巨乳の様に形作られていく。その様子にインユエも興味深そうに見入っていた。

 「これは・・・。紫子の淫智には無かった事・・・。そうですね。紫子は氣を知らなかった。おそらく淫道師の母親も氣については知らないのでしょう。或いは知っていたとしても、紫子の様に凄さまじい氣を発する男児に淫道を施した事はないのでしょうね。そうだわ。淫道において、色々な技法は私の方が劣っているのは仕方がないにしても、紫子という素晴らしい素質の子を得たわ。だとすれば、紫子の母親に勝てる淫道を処せるに違いない。」

 インユエはほくそ笑んでいた。

 「さあリィホワ。オシッコが終えたら袋を入れるのですよ。」

 リィホワは渋々袋を持ち、インユエの前にしゃがんで足を広げた。

 「リィホワ、今、あなたが自分で挿れられる器具を作らせています。いつ迄も私に挿れられるのはつらいでしょうし、自分自身で膣拡張をする意識を持たねばなりませんから。」

 真澄からは見えない位置でインユエがリィホワの膣に袋を詰め込んでいるのだが、その様子を想像した真澄はクスッと笑いを漏らした。その声はリィホワの自尊心を大きく傷付ける。真澄を睨み付けるのだが、真澄はずっと笑ったままだった。抗する事の出来ないリィホワは肩を振るわせていた。

 「クッ・・・、多い・・・。」
 「毎日、少しずつ金を増やします。いいですね? 膣の筋肉に力を入れておかないと、重みで抜け落ちますからね。膣の筋肉は肛門の筋肉と繋がっているのです。簡単に膣を拡げるには、肛門の筋肉も拡げれば良いのですが、リィホワの場合は紫子と違い、肛門から氣を発していません。膣がガバガバに成るだけでなく、肛門の閉まりも悪くなり、便を垂れ流す事になるのですよ。もっとも、私の淫道の試しにはその方が良いのですが。」

 リィホワはジッとして、膣の皮袋に金砂を詰められるだけだった。

 「いいでしょう。リィホワ、あなたは向こうで食事をしてきなさい。」
 「食事?」
 「私は紫子に食事をさせねばなりません。紫子が慣れてきたら、紫子の食事もリィホワにして貰います。」
 「だけど・・・、シーズがお尻からなのに、私が普通の・・・。」
 「リィホワ、あなたは紫子の淫智を理解しないと。紫子にとり、命の源は性。命を保つには食事とそれに伴う排泄。交合いも食事も排泄も同列なのです。リィホワは紫子の精を受けますが、さすがにそれだけでは不足。私としてはリィホワも栄養浣腸であれば簡単なのですが、紫子と違いますからね。」
 「だけど・・・、シーズ、いいの?」
 「リィホワさん、ボクの事を気遣ってくれているの? それなら心配しないで。ボクの国では、性奴は必ずお尻から食事をさせられるのだけれど、それは無理矢理という訳じゃないの。そりゃ、最初はそうなんだけれど、口での食事が出来なくなってしまうからなの。不味いなんてものじゃない。吐き気がする程なんだよ。ボクはまだだろうけれど、インユエさんの淫道と雲体風身で、ボクの身体の変化はずっと早いよ。それにリィホワさんはその内近衛兵に戻りたいのでしょう? だったら食事をしておかないと・・・。ボクの精だけだと、身体の変化が進んでしまうよ。そして精以外の物を受け付けなくなってしまう。それでなくても・・・。」

 さすがにその先を言う事は出来なかった。

 「済まない・・・。」

 リィホワは部屋の隅に置いてある台へ向かうのだった。そして真澄はインユエに栄養浣腸を施される。

 「インユエさん、この栄養浣腸には女の人のオシッコが入っているの?」
 「さすがに良く分かるのですね。リィホワの尿の様な氣は含まれていませんが、紫子の氣が巧く女の元を運ぶでしょう。」
 「インユエさん、どうしてボクの事を紫子とかシーズとか? ボクの名前は真澄だよ。」

 インユエは微笑みながら真澄の顔を覗き込んだ。

 「紫子は呪詛についても知らない様ですね。」
 「呪詛?」
 「ええ、人の名前はその命をも含んでいるのです。ですから呪いを掛けるには、その人の本名を知らねばなりません。両親以外はその者の名前を知らせないのです。逆に本名を知られるという事は、その運命をも握られる事なのですよ。ですから、私のインユエやリィホワも俗称です。しかし紫子の場合は少し異なります。『マスミ』という名は私達にとり、伝説の龍娘々の名であり、特別な意味を持ちます。特別の地位にある人にとり、それは恐ろしい意味を持つのです。ただ、あなたの国の読み方は違いますので、それを知られる事はないでしょう。ここでは『ジェンチョン』としか読みませんからね。」
 「『ジェンチョン』? どこかで聞いた様な・・・。フーッ、頭がボーっとしてるから・・・。」

 栄養浣腸が流れ込む事により、精神的な集中が欠けてしまう。そして下腹部へと血液が集中してしまうのだった。



 「シーズ、眠ってるの?」
 「アッ、リィホワさん。アッ、終わっていたのか・・・。」

 既に栄養浣腸は済んでいて、インユエは新たな金ブージーを挿し込んで去っていたらしい。

 「ん? 随分匂う。」
 「匂う?」
 「私にも分かる程に女臭い。尿を入れられたのか?」
 「うん、そうらしい。リィホワさんのオシッコと違って氣は少ないから良く分からないけれど、女性ホルモンが胸に集まっていくよ。」
 「女の元というやつか? うーん、確かに女の氣が胸に集まっているのは分かるが、だからといって乳房が出来ている訳ではないよ。」

 真澄はホッとした。自分には見えないので、感じる氣ではかなりの大きさなのだが、まだ膨れていないという言葉にホッとするのだった。

 「だけどオチンチンは相変わらず元気ね。さて、食後の一杯・・・。」

 そう言いながらリィホワは真澄の拘束台に座り、ペニスをさすり始めた。

 「ハフン・・・。」
 「ヘーッ・・・。」

 ずっと勃起したままのペニスはリィホワには常に臨戦態勢に見えていたが、ググッと勃起が強くなり、氣の集中するのが分かる。そしていつもの通り、射精寸前にリィホワはペニスを喰わえ込んでいた。

 「フーッ、美味しい。インユエさんの催眠術の筈なのに、解けないのはおかしいとは思っていたけれど、本当に解ける筈はないわ。私がシーズの精が美味しいのだから、抵抗する筈がないものね。」

 リィホワは続けてペニスをさすっていた。濃い精液を出させる為、ゆっくりと醸成させる様な優しさのオスペだった。

 「このオチンチン・・・、大きく成っての交合いっていいのかしら・・・。」
 「リィホワさん、そんな事、考えないで。」
 「どうして? 私はとにかく、シーズは性奴にされてしまうのだろう? その性奴のお相手をさせられるのは私だよ。」
 「ボクの知っている改造だと、誰もが虜になってしまう。セックス・・・、ああ、交合いの事だけれど、それは凄さまじい交合いなの。大きくて丈夫なオチンチンだから、いつ迄も出来るし、どんなに膣を大きくされた女の人でも、一度填め込んでしまうと、簡単には抜けないんだよ。それに、抜きたいとは思わない程にいいらしい。ボクのパパの改造は、どちらかというと軽いものなの。ママが淫道師だから、パパはそのお手伝いをしなくてはならないの。パパの場合もオチンチンの改造は軽いんだよ。大きく丈夫で、いつでも勃ったままだけれど、隠せば女の人に見えるから。」
 「そうらしいなあ・・・。だけど母親並みの乳房なのだろう?」
 「うん、それ以上。だからボクは産まれた時、ママとパパの両方のオッパイで育ったの。」
 「本当なのか? 本当らしいが、それでも信じ難い・・・。そして、それで軽い改造なの?」
 「だけどインユエさんはボクの心から、凄い改造の内容迄知ってしまっている。今の時代の技術では無理でも、そういう事もあるという事を知ってしまっている。それに改造される人は、どんなに惨い改造でも快感は凄いんだよ。その快感に溺れ、改造された事を喜んでしまう。元の姿に戻りたいと思わなくなってしまう。それどころか、早く変態化して、改造を自ら進めたいと迄思ってしまうの。人間の身体って不思議だよ。そう思うと、本当に改造は早く進むの。インユエさんの催眠術と同じ。自ら望む方向に術を掛けるでしょう? 結果的に、自ら性の道具に成り下がってしまうの。そしてボクは『雲体風身』を知ってしまった。だから思っている通りに成ってしまう。それだけじゃないよ。このままだと、そう成りたいと思ってしまうかも知れない・・・。」
 「アッ・・・。」

 リィホワはやっと真澄の危惧を理解出来た。

 「だけど・・・、外観はとにかく、人体の内部迄変化出来るの? 私も良くは知らないが、大きくされたシーズのオチンチンで交合いさせられるのだろう? 女陰は拡げさせられたにしても、女には子宮がある。一尺とか一尺五寸とか言っていたけれど、もしそんな男根を填められたら、この辺迄填まり込むではないか。」

 リィホワは自分の胸を指し示した。

 「それに体内には内臓がある。無理だと思うけれど・・・。」
 「そう成るんだよ。ボクの知っている性奴の組み合わせの男女は何人も居るよ。ママ達みたいな夫婦は別として、殆どの時間は繋がったままだよ。」
 「繋がった?」
 「うん、交合いをさせられたまま・・・、と言うより、本人達が交合ったままで居たいの。そして色情狂と言って、その交合いを自慢したいの。もし交合いをやめると、男の人の場合だと、精が溜まって、凄くつらいの。手淫では出せなくされているので、誰も居ない時は自分で口淫しなくちゃならない。女の人の場合はあそこの空虚感がつらくなるの。軽い改造でも、男根が填まっていない時は張り型を挿れている。だけどボクは見た事がないから分からないけれど、もっと凄さまじい改造では、手足を無くされてしまう事もあるらしい。そうなったら、ただ活きているだけの性の道具だよ。」
 「フーン、確かに凄さまじい・・・。しかしシーズの国の淫道とは・・・。」

 改めて感心するリィホワだった。そして少し悪戯っぽい眼で真澄を見つめた。

 「そのう・・・、シーズはオチンチンを大きくされるよね? そして私がお相手させられるらしいけれど、それって・・・いいの? キャッ! 凄いの?」

 真澄は呆れた顔でリィホワを見つめた。

 「あのねえ、リィホワさん。」
 「ん? アッ、ごめん。そうよね。シーズの嫌がる身体にされてしまうのよね。」
 「ボクは諦めてる・・・・。だって、パパがそうで、パパのパパがそうで、またそのパパもそうなんだよ。内は母系家族で、ずっと養子のパパなんだけれど、ボクは初めての嫡男だったの。パパ達は無理矢理に身体を変えられてママ達のお婿さんに成ったのだけれど、ボクは最初からそういうパパ達の子なんだ。ボクはママだけでなく、パパのお乳も飲んで育ったって言ったでしょう。パパは改造の過程で沢山のお乳を出せる様に成っているけれど、それは沢山の女性ホルモン・・・、女の元を入れられているの。オシッコ程度の弱いものではないよ。それだけでなく、大きく成ったオッパイからは強い女の元が出る様にされているの。ママやお姉さん達の場合は影響が少ないよ。まあ、オッパイが少し大きく成るのかも知れないけれど、淫道師だから、その程度はどうにでも出来るらしい。だけどボクはそんなパパのお乳で育ったのだから、女の元の更に元は身体に沢山溜まっている。だからボクの身体がパパの様に成らないなんて事は元々ないんだよ。むしろパパ以上に成ってしまうかも知れない。ママ程の淫道が無くたって、インユエさんの力は凄いよ。だからボクがパパと同じに成るのは必然で、運命だよ。だけど・・・、出来るなら普通の男で居たかったよ・・・。オチンチンだけは普通の男どころではない凄い物に成るだろうけどね。」
 「シーズ・・・。」

 リィホワは真澄の慰めの為にオスペを強めるのだった。

 「アフン。リィホワさん、ずるい・・・。ボクはオチンチンを搾られると・・・。」



 「リィホワ。」
 「エッ? アッ、インユエさん。」
 「シーズはまだ眠っているのですね?」

 リィホワは少し照れていた。

 「ええ、ちょっと搾り過ぎたみたくて・・・。」
 「そうでしょうね。あなたの氣は随分強いですからね。その分、シーズの疲労が多い様で。でも、それはいい事ですよ。フーン・・・。」

 インユエは真澄の身体を見つめ、その淫氣を観察していた。

 「やはりね・・・。」
 「何がですか?」
 「あなたにもシーズの淫氣は見えますね?」
 「ええ、一応・・・。何分にも、かなり強い氣ですから。」
 「男根と胸の辺りは、輝くばかりの氣ですが、それは分かります?」
 「それは・・・。とてもハッキリしていますから。まるで本物のオチンチンとオッパイが輝いている様な氣ですね。」
 「確かに。でも、普通の氣ではこれ程の光は感じません。リィホワ、こういう経験はありませんか? 兵士などで、戦場で傷を負い、例えば手足を失った時でも、氣がその失われた手足の形に残っている場合を。」
 「ああ、一度だけ。白打(格闘術)の得意な兵が刀で腕を切り落とされているのに、強い氣はその腕の形に残っていました。でも、意識を失う迄の僅かの時間だけでしたが。」
 「そうですね。氣は命と精神の発露ですから。だとすると、シーズのこの氣をどう見ます?」
 「どうって・・・、エッ? まさか・・・。」
 「そうです。ちょうど手足を失った兵の逆。氣は本来あるべき肉体の形状をとるのです。シーズの場合、この輝く氣が本来の肉体の姿なのです。」
 「だって・・・、オチンチンだって、オッパイだって・・・。大きく成るとは聞いてるけれど、これは・・・。」

 リィホワに見える真澄の氣は、乳房の部分は西瓜程の大きさで、ペニスもいわゆる巨根とは桁違いで、まるで股間から腕を突き出している様なのだ。

 「インユエさん、これだと・・・。」
 「私もシーズの心を読んだ時は驚きました。そしてそれが事実だと分かっていても、実際にこの氣を見ても、それでもまだ信じられない程です。」
 「それじゃ・・・、インユエさん、無理よ。こんなに大きなオチンチンなんて、填まる筈がないわ。」
 「まだ当分は氣が集まり続けます。今はまだシーズの心が変化を嫌っているので男根も乳房もあまり大きく成らないでしょう。しかし心に変化が起きた時、蓄えられた氣は一気に肉体を変化させます。変化し始めてしまえば、もはやシーズの心の抵抗は抵抗になりません、本当に一気の変化でしょう。シーズの男根はおそらく後一月で交合いの出来る程度の大きさに成るでしょう。そうしたら交合いを続けなさい。シーズの氣とリィホワの氣とであなたの膣は拡がります。」
 「だけど・・・、それにシーズはオッパイが大きく成る事を凄く嫌がっているのよ。私がその手助けをしていると知って、交合いをしようなどとは言わない。」
 「そうですね。だけど、自分でその乳房の大きさを知らなければ、シーズ自身は自分の乳房が大きく成るのは分かっている様ですが、それも自分の父親程度だと勘違いしています。シーズの父は私よりちょっと・・・もっと大きいですか・・・。しかし氣の示す乳房よりは小さいですね。そして私の淫道はシーズの母には及ばない。だから父親程には成らないと思い込んでいます。私の淫道が劣るとも、シーズ自身の氣の力を過小評価しています。ですから枷はこのままにしておきますよ。氣が分かる様になったとはいえ、まだ完全ではないでしょう。ですから、どんなに乳房や男根が大きく成ったにしても、見えなければ、それ程の大きさに成ったとは気付きませんからね。そして気付いた時には・・・。」
 「それは・・・可哀想・・・。」
 「あら、リィホワは今のままのシーズでいいの? 良い男根にするにはどうしても乳房を大きくしなくてはならないのです。」
 「それは・・・大きいのはいいけれど・・・。インユエさん、本当にシーズはそんな姿に成っても、私との交合いを喜ぶの?」
 「それは大丈夫です。『智即可為也』です。シーズの知っている限り、淫道師により性奴にされた者は、男女を問わず、性の快楽を堪能します。父親や祖父は当然ながらその妻と睦まじい性を楽しんでいます。そしてとても表に出られぬ程の激しい改造を受け、とても人とは言えぬ、性の道具とされた者であっても、性の悦楽を楽しむのです。人生を失う悔悟を補って余りある愉悦なのです。シーズと違い、その様な事を知らずに改造された者でも幸せを得るのです。まして淫道を熟知している者なら、幸せを得る事は確信しています。シーズが嫌っているのは、体型変化の辱めを辱めと感じなくなってしまう、逆に喜んでしまう事が自尊心を傷つけるという事なのです。性の虜になってしまう事を恥じているのです。」
 「まだ私には・・・。インユエさんの読心術を信じない訳ではないけれど、本当なのね・・・?」

 インユエも口元を押さえて笑っていた。

 「実を言うと、私だって信じられないの。真実だという事は良く分かるのだけれど、やはりね。だけど幸せになれるという事は確実ですよ。だからインユエは膣を拡げ、シーズの精を沢山搾りなさい。」

 インユエはウィンクをしながら牢を出ていくのだった。



 「リィホワさん、少し休ませて・・・。」
 「休んでいていいよ。まあ、動こうにも動けないだろうけどね。」
 「違うよ。オチンチンを・・・。」
 「だから言っているだろう? シーズはただ寝ているだけでいいよ。」
 「アーン、違うの! リィホワさんがオチンチンを搾ると、ボク、疲れちゃうよ。搾られるのは気持ちいいけれど、それでもこんなに続けてじゃ・・・。」
 「アハッ、搾られるのは気持ちいいのね? 疲れたら眠っていいよ。シーズのオチンチンはずっと勃ったままだから、疲れていても吸い出せる。その分の栄養はお尻からの量を増やせばいいし。」
 「ハーッ・・・、リィホワさん、少しはボクにも氣が分かるけれど、オチンチンも・・・、そのう・・・、胸も膨らみ始めた感じがするんだけれど・・・。」
 「何を言ってるの。オチンチンは私が握っているから、感触は分かるわね? 胸だって、ほら・・・。」

 リィホワは真澄の胸を撫で回した。氣が大きく膨らんでいる感覚はあるが、掌の触れる胸の位置はかなり下だった。真澄はホッとするのだった。乳房が出来てしまう事は間違いないのだろうが、それでも少しでも先送りしたいのだった。

 「シーズ、お前の父親のオチンチンも大きいのだろうけれど、普段はどうなの? オチンチン以外は女の様な姿なのだろう? それだと衣服が難しいと思うけれど・・・。」
 「パパ? パパは普通は女の格好だよ。オチンチンは大きく勃ったままにされているらしいけれど、おなかに押し付ける服を着ているから。だけどそれって結構つらいらしい。だから家に居る時は出したままとか、ゆったりした服で被せているの。パパの場合は道具ではないもの。」
 「ほう・・・。だとすると、その、道具にされた男の場合は?」
 「それは色々。オッパイが大きいのは同じだけれど、かなり大きくされる。オチンチンはそれを使う人に会わせるのだけれど、パパの場合と違って、押し付ける事は出来ないのが普通。だから絶対に女の格好でも、オチンチンが突き上げたままでは表に出られる格好は出来ないよ。オッパイの大きな人が、股にまるで腕が在る様に突き出ているんだもの。そして大抵は隠す事が出来なくされているの。」
 「隠す事が出来ない?」
 「うん。オチンチンが布を受け付けないの。これは薬や催眠術も使うらしいけれど、オチンチンに布が触れると気持ちが悪くなって・・・。そして人によってはオッパイにも同じ事をされるから・・・。」
 「ウワーッ、それは・・・。そんな身体で、しかも布で覆えないとなると・・・。」
 「うんとスケベな女の人の使う道具となると、オチンチンに真珠を入れられるの。」
 「真珠?」
 「うん。普通の人の場合・・・。普通じゃないけれどね。オチンチンに真珠を入れると、セックスする時、女の人には凄く具合がいいらしい。」
 「真珠でか?」
 「オマンコの中を真珠で擦られると、もの凄いらしい。だけど、オチンチンは男の急所だよ。麻酔をしてでも、入れるのはかなり痛い筈だよ。だから多くても二、三個らしい。だけど、ママの方法は凄い。そして真珠を入れられる男の人の素質が一番肝心なんだけれど、話によると八十個も入れられた人が居るって。」
 「八十? オチンチンにか?」
 「うん、30pの・・・、ああ、一尺のオチンチンに、一回り八個ずつ輪にして九列。亀頭の周りにも・・・。だから凄いゴツゴツしていて、ボクはそういうオチンチンの模型を見せられたけれど、凄い不気味・・・。だけどボクの姉は凄く嬉しがってた。」
 「姉? シーズには姉も?」
 「姉さんもママと同じ素質があるの。だからきっと淫道師になると思う。その姉さんが涎を流す物なのだから、きっといいらしい。」

 リィホワは呆れ顔だったが、急に笑い出した。

 「シーズ、お前の淫道は確かに凄い。だけど、それはあり得ないよ。そんなオチンチンは必要ないし、卑猥過ぎる。凸凹していて気持ちいい筈がない。そんなに大きなオチンチンで凸凹していたら、交合いは痛くてたまらない。」

 真澄はそう言われて、確かにそう思えた。

 「私にはもう少し大きく成ったオチンチンで充分よ。シーズの精は凄く美味しいし、それをあそこで味わえるなら・・・、ウフフ。」



 「リィホワ。」
 「あ、インユエさん。」
 「シーズは? 相変わらず眠っているのですね。」
 「エヘッ。どうしても精を出させ過ぎて・・・。」
 「しかし、氣は充実してきた様ですね。男根と乳房の氣はその形がハッキリしてきていますね。」
 「それ程意識を集めなくても分かる氣です。オチンチンは少しは大きく成ったのでしょうけれど、胸の方は全然。」
 「リィホワ、あなたの膣は?」
 「訓練はしてますが、つらくて・・・。」
 「そうでしょうね。本当ならシーズの大きな男根での訓練の方が、楽しいし気持ちも良いでしょう。」
 「まあ・・・。」

 リィホワは顔を赤らめて頷いた。

 「しかしその前にシーズに少しつらい事をしないとなりません。シーズの苦しみはリィホワの苦しみにもなりますが、私の淫道の成就の過程であり、幸せの為の代償、試練です。」
 「それは?」

 リィホワは不安そうにインユエを見つめた。

 「鶏姦を知っていますか?」
 「鶏姦? 言葉だけなら。まさか、シーズに? だけど、それが・・・?」
 「淫道には必要なのです。女の元は女人の尿や愛液に含まれていますが、男の元は精に含まれているのです。リィホワも自分の身体が少し変化してきているのは分かるでしょう? 乳房が少し大きく成った様ですし、膣が拡げられる様にもなりましたね。それは男の元が体内に入った為、それに対抗する女の元を沢山作り出す為なのです。女の元は膣、子宮、乳房で作られるのですから、そこが丈夫になる訳です。シーズには女の元が入れられていますから、それに対抗する男の元が沢山作られます。その為に強い精になっています。そこでその男の元をシーズに入れると、それに対抗する女の元を作ろうとします。男の場合では膣や子宮は在りませんから、乳房を作って女の元を作ろうとするでしょう。」
 「だから・・・、オッパイが出来る訳?」
 「そうです。そして乳房が出来てしまうと、かなりの女の氣が充実していますから、一気に大きな乳房が出来上がります。そして身体は元々が男。男らしさを保つ為には男の元を大量に作り出します。その為には男根が大きく、丈夫にならねばなりません。」
 「そうやって・・・。だけど・・・。」
 インユエは優しい顔でリィホワに微笑んだ。
 「鶏姦はシーズの体型を変えるだけでなく、シーズの精を高める事にもなります。それは結果的にはリィホワの悦びになりますからね。」
 「だけど・・・、鶏姦の為の男の人は? ここは後宮。連れてくる事は・・・。」
 「オホホ・・・。建前上はね。ここには女官だけでなく、一般の兵士や雑務の為の女性も沢山居ますよ。その為の抜け道など、いくらでも。ただ、今回は少し異なります。普通の男子であれば、鶏姦よりは女性との交合いを望む事でしょう。だけど、ここは後宮。宦官に成る男性の多い所。宦官に成れば当然の事ながら女性との事を諦めねばなりません。これは並大抵の決心では済みません。だからそういう事へのこだわりが少ないか、或いは女性との事の好きでない男子、更には男との事を為すのが好みの、つまり鶏姦の趣の男児が多いという事です。とは言え、お役に付く前にはその性事も諦めねばなりません。ですから、その者達にも悦びを与え、シーズに精を施して貰うのです。リィホワ、これから、毎日、しかも何度もシーズに精を入れて貰います。どんなにシーズが泣き叫ぼうが、邪魔をしてはなりません。まあ、邪魔は出来ませぬが・・・。そしてシーズを慰めるのがあなたのお仕事です。」
 「それは・・・。」



 インユエはリィホワを連れて隣の部屋に移った。

 「暫く静かにしていて下さいね。少しつらいと思いますが。」

 リィホワはただ頷くだけだった。その小部屋からは覗き窓で拘束されている真澄が覗ける。暫くして真澄が目を覚ます。誰も居ないのでキョロキョロしている。

 「誰も居ないの?」

 真澄はまだ寝惚け眼で尻を揺すっている。填まり込んだ金ブージーをひり出そうとしているのだが、それは無駄な事だった。その時、牢屋のドアが開いた。真澄はインユエかリィホワが来たと思っていたのだが、僅かの時間の後、甲高い悲鳴が響いた。

 「だっ・・・、誰?」

 真澄よりは年かさの青年だった。その青年は目を血走らせていて、なぜかフラフラしている。頭を揺すりながら、必死に何かを考えている様だった。しかし真澄としては見知らぬ人間に恥ずかしい姿をみられる事の方が驚きだった。足を開いたまま、ペニスを勃起させ、しかも尻に金ブージーを填められたままの姿を見られたショックは真澄の理性も噴き飛ばしていた。その青年はジッと真澄の肛門を見つめていた。そしてその青年の淫氣が痛い程に突き刺さってくるのだ。

 「イヤーッ、見ないでっ!」

 真澄はまるでこれから襲われるかも知れない少女の様な悲鳴を上げた。しかしその悲鳴は淫猥な青年の表情をますます獣と化していた。

 「シーズ!」

 リィホワは慌てて小部屋から走り出ようとする。しかしインユエがリィホワの鎖を踏みつけると、リィホワは尻を引っ張られて転んでしまう。

 「インユエさん、シーズが・・・。」
 「リィホワ、シーズに精を受けさせるのですよ。」
 「だって・・・、それって・・・、シーズが犯される事に・・・。」



 青年はニタニタ笑いしながら、真澄のブージーを掴んだ。そしてズボッと引き抜く。真澄からは青年の姿は枷の向こうなので良く分からないが、それでも強い淫氣は感じられる。暫くゴソゴソしていた男が、真澄の尻を押さえ付けた。そしてもっとも恐れていた事が起きた。

 「ヒーーーッ、イヤーーーッ!」

 ブージーが抜かれて、まだ拡がったままの肛門に、ブージーではない、少し弾力のある温かい物が押し当てられた。

 「ヒギーーーッ・・・。」

 真澄は汚辱の『物』を押し出そうとした。しかし真澄の肛門は変化してしまっている。息張る事によって『物』を引き込んでしまうのだった。

 「ハフ、ハフッ・・・。」

 青年のペニスはスポッと真澄の直腸に納まってしまった。逃れようと揺すっている尻をしっかりと押さえ込み、いきなり激しいピストンを始めるのだった。

 (イヤーッ、ボク、オカマ掘られてる・・・。アアッ、射精される・・・。く・・・、来る・・・。ワーッ、出たーーっ!)

 青年はペニスを一杯に押し込み、腰を突き上げた。同時に真澄の体内に生暖かい粘液の塊が押し込まれた。その汚辱の粘液がゆっくりと大腸へと流れ込んでくる。真澄はただ嗚咽を漏らして震えているだけだった。



 「インユエさん、惨い・・・。」
 「仕方ありません。しかし良く注意してあの二人をご覧なさい。」
 「イヤッ、鶏姦など見たくもない。しかもシーズが・・・。」
 「そうでしょうね。あなたの夫になるべきシーズが不貞を働かされているのですから。しかも相手が男では。でも、我慢して見てご覧なさい。あの二人の氣の変化を。」
 「氣の?」

 リィホワは嫌々ながら覗き窓に眼を当てた。なかなか直視は出来ないが、二人の氣だけを見ようと試みた。

 「ん? 私の心が乱れているのか、氣が良く分からない。」
 「分からなくはないでしょう。シーズの氣は分かりますよね。」
 「それは・・・、あまりにも強い氣なので、もう一人の氣が隠れてしまうのか?」
 「いいえ、あの男の氣は殆どが男根に集まっているのです。シーズの淫智により、男根に氣を集中する事が精を高めると知りました。しかしシーズと異なり、普通の男子では体内の氣の量は限られているので、理性や理知は薄れてしまうのでしょうね。催眠術と淫道を組み合わせ、いわば『催淫術』を試みました。ですから、己の氣の殆どを精としてシーズに送り込みます。だから、ほら・・・。」

 青年はすぐに真澄の直腸内で激しい猛りを生じさせ、再び早いピストンを始めた。

 「ヒーン・・・。」

 そして一発目以上に濃い精液を真澄の体内に迸らせた。そしてまるで生き物の様に精液の塊が真澄の腸の中を駆け巡る。真澄はただ呆然としていたが、青年も生気を無くしたかの様に崩れ落ちた。そして夢遊病者の様にフラフラと牢を出ていくのだった。

 「あの男は暫く催す事はないでしょう。シーズの肛門の氣の凄さまじい強さは分かっていましたが、それでもこれ程とは・・・。鶏姦においても素晴らしい氣の力ですね。」
 「インユエさん、シーズは一体・・・?」
 「雲体風身と淫道の組み合わせ。シーズは鶏姦でも素晴らしい快感を相手に与えるのです。その為に男は淫氣と精を激しく迸らせるのです。ですから事を終えると、男は文字通り氣の抜けた状態になってしまうのですね。そしてその強い氣と精を受けたシーズはそれを己の物と為します。僅かですが男根が大きく成っているでしょう。それに胸も少し膨らんでいる様ですね。」
 「インユエさん、もういいでしょう? シーズが可哀想。」

 リィホワは肛門枷の鉄球を持ち上げ、小部屋から走り出た。

 「シーズ・・・!」
 「リィホワさん・・・。」

 真澄はただ涙するだけだった。リィホワには、真澄を慰めるには、ただ優しいオスペをする以外にはなかった。精神的な傷を負っている真澄だが、ペニスの怒張は激しいものだった。嗚咽がやがて喘ぎに変わってくる。

 「リィホワさん、ちょっと・・・。」
 「何? もう出したい?」
 「アッ、違うの。お尻が・・・、気持ち悪い。」

 リィホワにもつらさが分かる。

 「お尻・・・、その・・・、やられちゃったから・・・。」
 「そうじゃないの。それはそれでつらいけど・・・、お尻にブージーが入っていないせいか、ムズムズして気持ち悪い。」
 「エッ?」
 「ボ・・・ボク・・・。ずっと肛門拡げられていたから、抜かれていると・・・。」
 「分かった。今は何も考えないで、気持ち良くしていなさい。」

 リィホワは転がっていた金ブージーを拾い上げ、真澄の肛門に挿入する。そして優しいオスペを続けるのだった。そして汚辱感を打ち消す程の快感が高まる。

 「アフッ・・・。」

 リィホワはたぎりきっている亀頭を喰わえ込むと、真澄は痙攣する様に震え、激しい迸りを出した。その精液の良は今迄で最も多く、リィホワの口から溢れそうな程だった。

 「ウプッ・・・、シーズ、凄い量だよ。そして味も凄い。」
 「リィホワさん、有り難う・・・。」

 真澄は涙を流しながらも、嬉しそうにリィホワを見つめていた。

 「シーズ、何だかオチンチンが大きく成ったみたいだけれど・・・。」
 「オチンチンが? アッ・・・。」

 真澄にはある恐怖感が沸き上がった。

 「リィホワさん、ボクの胸は?」
 「胸? 痛いの?」
 「そうじゃない。オッパイが・・・。」
 「オッパイ? ああ、インユエさんの淫道の話か・・・。それはまだ。変化はないよ。」
 「良かった・・・。ママの改造とは違うんだ。」
 「ママ? シーズの母の淫道の法とか?」
 「うん。男の精を入れられる時には、結構胸が大きく成ってからが多かったの。」
 「なぜ?」
 「だって・・・オカマを掘る人だって、女に近い姿の人の方がいいでしょう? ウーッ、イヤだっ! 思い出しちゃう・・・。」
 「そうよね・・・。それにしてもインユエさんは・・・。ごめんね、シーズにイヤな事を思い出させて・・・。」
 「仕方ないよ。ボクの知識を読んだインユエさんなら、そうするに決まってる。だけど・・・。」

 リィホワは真澄のペニスをオスペしながら微笑んでいる。

 「だけど、シーズに先を越された。」
 「先?」
 「怒らないでよ。私はまだ処女だから、男の物を受け入れた事はない。だけどシーズはもう・・・。」
 「チェッ、凄く気分悪い・・・、ウッ・・・。」

 真澄はそう言いながら冷や汗を流し始めた。

 「どうした?」
 「クーッ、やっぱり・・・。」

 リィホワは心配そうに真澄を見つめていた。

 「ボク、やっぱりインユエさんの淫道の術に掛かっている。どうしよう、このままだと、本当に性奴に成ってしまうよ。」
 「だから一体・・・?」
 「気持ちではオカマを掘られるなんて・・・。だけど今だって金のブージーを挿れられている。」
 「ああ、落ち着いたのなら抜いて上げようか?」
 「ダメッ、違うの。イヤなんだけど・・・、ボクのお尻は挿れられていた方が落ち着いているんだよ。だけど、金の棒よりも本物の方が・・・。身体が性奴に成りたがっているよ。そうなったら、改造は一気に進んでしまう。」
 「何? どういう事?」

 真澄は情けない顔をし、涙を浮かべていた。

 「ボク、オカマ掘られたんだよ。男として・・・、とんでもなく恥ずかしく、悔しい事なのに・・・。今思い出すと・・・。」

 リィホワはハッと気が付いた。真澄の雲体風身はインユエの淫道により方向を変えられている。それは鶏姦が真澄の汚辱を招かないどころか、少なくとも肉体的には好ましい行為とされているのだ。だからこそ辱めの後にも関わらず、ペニスは悦びに満ち溢れているのだ。

 「シーズ、どうなの? インユエさんは鶏姦を続けさせると言っている。」
 「どうしようもないよ。インユエさんはママと同じだよ。淫道について、言った事は必ず実行する。だとしたらボクはずっとオカマを掘られる。そしてそれを悦んでしまう。身体だけでなく、いつかは心迄も・・・。ボクは・・・、とんでもない変態に成ってしまう・・・。そしてオチンチンだけでなく、オッパイも大きく成る。分かっているよ。分かっているんだけれど、やっぱりつらい・・・。」

 リィホワは真澄の悲しみをオスペ、フェラチオでしか消せないのだった。



 「老師。」
 「インユエ、紫子はどうじゃ?」
 「予想以上です。いいえ、想像を絶すると言った方が宜しいかも。淫道に雲体風身を組み合わせると、これ程の事が為せるのかと驚いています。そこで、老師に更なる雲体風身を施して頂きたいと。」
 「ほう、インユエがそこ迄熱を上げるとは、紫子の素質は並大抵ではないのう。それで、儂はどの様な術を施せば良いのじゃ? 既に紫子は雲体風身の法を身に付けている。これ以上となると・・・。」
 「おそらく紫子への淫道にしか施せないでしょう。ですから最初で最後の試みでしょう。老師、これを・・・。」

 インユエは自分の宝石箱を取り出し、蓋を開いた。

 「ウム? 何じゃ?」

 箱の中には大量の真珠が輝いていた。インユエが何らかの淫道を施すのは分かっていても、その真珠の意味が分からない。しかもインユエ自身が施したと思われる強い淫氣が感じられる。

 「真珠か・・・。インユエの氣を込めてあるらしいが、何の為じゃ? しかも相当に強い念を込めているのう。これを淫道に使うのか?」
 「左様でございます。老師には更に強い氣を封じ込んで頂きたいのです。更に封じ込めると言えば、シーズの氣を・・・・。外から氣殺を施して頂きたいのです。」
 「何? どうも儂には良く分からぬ。外から氣殺じゃと? 本来、氣殺は己の氣配を断つ事じゃ。まあ、紫子は己の氣を操れぬ。しかも儂達からなら動かせるが。インユエの言う様に、儂が紫子の氣を氣殺で封じたとして、それは何の役にも立たぬぞ。周りの者にだけでなく、紫子自身にも氣が感じられなくなるだけじゃ。感じられないというだけで、氣その物は強い子供なのじゃから。それで、すぐに始めるのか?」
 「はい、氣殺の方はお願いします。ただ、真珠はまだ準備が整っておりません。細工を施さねばなりませぬので、数日お待ち下さい。」
 「そうか。淫道についてはインユエの深い思慮は分からぬで、儂は言う通りにするが、どの様に処せば良いのじゃ?」

 インユエは少し考えながら、

 「シーズはこれから男根と胸が大きく成ってまいります。男の子ですから、男根が大きく成る事については喜ばしいでしょうが、胸は分かっていてもつらいものです。ですから、老師にも分かるでしょうが、シーズの胸の溢れている氣、あの氣の形の乳房に成ります。」
 「あの氣の? 氣が強過ぎて、輝きが強い。確かに乳房の形の氣が在るが、実の大きさが分かり難い。」
 「あら、老師程の方が・・・。あの輝きの大きさの乳房に成るのですわ。」
 「何?! 本気か? しかし西瓜程の大きさじゃぞ。紫子の国の女は乳房がでかいとは聞いておるが、それにしても・・・。」
 「そうなのです。性奴はあの様な大きな乳房なのです。『智即可為也』ですし、『想即可成也』ですから。とはいえ、あの様な乳房に成ってしまう事は、さすがにシーズといえども抵抗が強いでしょう。心の抵抗が強いと、雲体風身はその効果が少なくなります。難しいのは、あの氣はそのままにしておき、実際に成長した乳房の部分の氣を氣殺する様にして頂きたいのです。」
 「む? 氣はそのままで? どういう事じゃ?」
 「はい。乳房の氣をそのままにしておく事は、シーズにはずっと淫道が施されている事を知らしめねばなりません。しかし現実に乳房が大きく成っていく事は、先程言った様に、激しい心の抵抗となります。ですからそれを気付かせぬ、そしてその相手をしているリィホワにも分からぬ様にする事なのです。シーズは母親の淫道に比し、私の淫道が薬や器具の点で進み方が遅くなると信じています。しかし実際にはシーズの雲体風身の力は本人の意識よりも遥かに強いので、おそらくずっと早い変化を見る筈なのです。乳房は放っておいてもそれなりの大きさには成るでしょうが、最初の内の成育状況が、後の形の良さの元となりますので、あまり心の抵抗の無い内にそれなりの形にせねばなりません。それと男根の処置は様々な術を施した上で行うのですが、それでもかなり大変な処置なのです。それを済ましてしまう迄は心を閉ざされてしまう事のない様にしないとなりません。」
 「左様か・・・。ちと面倒じゃが、インユエ一代の淫道の法も見てみたい。細かい事は後で聞くにしても、胸の氣殺だけは施しておくか。」
 「お願いします。」

 慈照老師はフッと姿を消し、真澄達の前に現れた。

 「アッ、老師!」

 リィホワは師の前でかしこまっていたが、真澄はその恥ずかしい姿を振るわしていた。

 「リィホワ、心の弱さが己をこの様な状態にしたのじゃぞ。さりとて、確かに紫子に腐刑を施せと言われて、即座に応じられる筈もないがの。」
 「老師、お願いです。老師からもインユエさんに・・・。」
 「分かっておるが、事淫道に関しては、儂もインユエに口出しは出来ぬ。しかし実際のところ、心が大分弱っておるのう。どれ・・・。」

 老師は真澄の胸に手を宛てがった。そして氣殺の法を施すのだった。

 「フム、思った程ではないのう。紫子の心は確かに不思議じゃ。一見、非常に弱々しく華奢なのに、その芯はしっかりしておる。むしろリィホワよりは上かも知れぬぞ。」
 「老師・・・。」
 「儂に出来る事は、インユエにあまりひどい責めをせぬ様に頼む事ぐらいじゃ。」
 「それでも結構です。お願いします。」

 慈照老師は頷いて姿を消した。



 「リィホワ、こちらへ。」

 インユエが隣の部屋へ招いた。それが何を意味するのかは二人にも分かる。

 「ワーッ、イヤーッ、リィホワさん、またボクはオカマを掘られる!」
 「インユエさん、シーズを虐めるのは・・・。私が代わりますから・・・。」
 「リィホワ、おまえに何が出来ます? 鶏姦趣の男子に更に淫道を施しました。女子の相手など及びません。シーズ、おまえもそうじゃ。リィホワが邪魔をするという事は、私に逆らう事。その様な性奴はそれなりの処罰をせねばなりません。そうなれば、もう二度とここに来られぬ身体と成りましょう。それを分かっていて嫌がるのですか?」

 真澄としての結論は既に出ていた。インユエに逆らう事は出来ず、オカマを掘られてしまう事は避けられないのだ。たとえ汚辱であっても、その後のペニスの力となり、大きく成るのだ。しかし乳房が出来てしまう事がつらかった。

 「リィホワさん、インユエさんに逆らわないで。ボクは大丈夫だよ。ボクはオカマを掘られるのがイヤなんじゃない。身体が悦んでしまうのがイヤなの。そして・・・。」

 真澄が必死に涙を堪えているのは、リィホワにも良く分かり、それはリィホワに対する優しさである事も分かるのだった。

 「ごめん、シーズ。私には何も出来ない・・・。」

 リィホワは泣きながら隣の部屋へ駆け込むのだった。そして入れ違いに別の扉から若い男が入ってきた。以前と同様、インユエの催淫術に掛けられていて、強い淫氣を迸らせていた。真澄は既に覚悟を決めていた。出来るだけ早く汚辱の時を済ませてしまいたいと思っている。それは無意識に肛門からの淫氣を強め、男の催しを激しくするのだった。

 (ああ、ボクのお尻を痛い程見つめている。)

 男はブージーを引き抜き、すぐさまペニスを肛門に押し当てるのだった。

 「ウクッ・・・。」
 (クッ、ボクのお尻はオチンチンを待ちわびている? アッ、息張っちゃダメだ。ウッ、オチンチンを吸い込んでしまう・・・。)

 そして激しいピストンを始める。精神的嫌悪が肉体的愉悦に覆い隠されてしまう。

 (ダメッ、気持ちいいなんて思っちゃ・・・。インユエさんの淫道のせいだ・・・。アアッ、ブージーよりずっといい。ウッ、ボクのお尻もオチンチンを強く絞っちゃう・・・。ヒーッ、出た・・・! おなかに染み込む・・・。)

 「アフーーッ・・・!」

 つい真澄は良がり声を上げてしまった。隣の部屋のリィホワはつらそうにその様子を伺っていたが、真澄のアクメの声に少し怒りを感じるのだった。

 「リィホワ、シーズを責めてはいけませんよ。シーズの淫氣は全ての男女に効くのです。将来、放っておけばリィホワ以外の女性でもシーズを求めるでしょう。しかし男根を大きくしておけば、リィホワ以外の女性とは交合えません。しかし気を付けるのですよ。挿入だけなら出来る女性も居るかも知れません。そして男なら、鶏姦趣の男性なら当然として、男根以外は女性のシーズなら、どんな男性をも虜にするでしょう。しかし鶏姦はシーズの為だけでなく、リィホワにも喜ばしい事でしょう。シーズの淫智によると、鶏姦による男の精はすぐにシーズの精になるのです。という事は、シーズが鶏姦をされると、その後のリィホワとの交合いは凄く強いものとなるのです。それにリィホワの満足にもなるのです。」
 「なぜ? 女との交合いは出来ないとしても、私の夫となる筈のシーズが、それも男に汚されるのが、なぜ私の満足に? 今だってつらい・・・。私はまだシーズとは男女の営みはないけれど、それでも・・・。」
 「そうですね。ですが、シーズの尻を求める男は素晴らしい鶏姦を出来ます。男にも好かれ、愛されるのです。しかし女はリィホワだけ。リィホワはそれ程に皆に愛されるシーズを自分のものと出来るのです。男根の良さは見た目でも分かりますから、女性は羨むでしょう。そして男性はシーズを自分のものとしているリィホワを羨みますからね。」
 「そうかも知れないけれど・・・、そこ迄まだ分からない・・・。」



 真澄へのアナルセックスは毎日、二、三人の男に行われた。真澄の意識としては抵抗をしない事はリィホワへの処遇に対する配慮からだったが、やがて素直に応じる様になっていた。リィホワには真澄が自分の為に我慢していると思っていたが、インユエの言う通り、アナルセックスの後はペニスに力が篭り、射精の勢いも強く、精液の味もぐんと良くなるのだった。そしてペニスの成長が実感として感じられるのだった。

 「シーズ、かなりオチンチンが大きく成ってきたね。」
 「うん、それはボクにも分かる。それはいいんだけれど、胸が・・・。」
 「胸? ああ、オッパイが出来るって言ってたね。だけど、まだその感じはない。」
 「インユエさんの淫道はママのとは少し違う様だ。オチンチンは大きくされるけれど、その時にはオッパイも結構大きく成るんだよ。」
 「しかし胸から出ている氣は相変わらず強い。」
 「だから心配なの。いつかは大きくされてしまう筈だから・・・。せめて普通の女の人位だったら・・・。」
 「アハハ・・・、普通の女程度のオッパイならいいの?」
 「良くないよ! だけどオッパイが出来るのは間違いないのだから、少しでも・・・。」
 「ねえ、シーズ・・・。」

 リィホワは少し甘えた様な声で話す。ちょっとモジモジしながら、顔も少し赤くなっていた。

 「シーズのオチンチンはかなり大きく成ったのよ。私のあそこは金砂の袋で大きくされているけれど、それでも・・・。」
 「リィホワさん・・・?」
 「分かるでしょ?」

 真澄は驚きと喜びでいっぱいだった。

 「いいの? ボク、リィホワさんと?」
 「いいのね?」
 「ボクからは言い出し難かったの。それにずっとリィホワさんにお世話して貰っているのに、ボクとセックス・・・、交合いをして欲しいなんて・・・。それにこの格好では、リィホワさんに何もして上げられない・・・。だけど、いいの? インユエさんは・・・。」
 「それは大丈夫。交合ってはいけないとは言っていないわ。それに交合えばシーズのオチンチンも丈夫になるし、私のあそこだって訓練になるの。」

 リィホワは訓練用の皮袋を引き抜き、真澄の顔に近付いた。

 「オシッコを飲んで。そして・・・。」
 「うん、ボクは舌でしかリィホワさんを気持ち良くして上げられないから。」

 リィホワは真澄の顔を跨いで排尿を始めた。既にその行為は日常的なものであり、二人には何の抵抗もない。そして真澄はいつもよりも念入りに膣口とクリトリスを嘗め上げるのだった。リィホワは自分の胸を抱え上げ、嗚咽を堪えながら身を捩らせていた。そして愛液が溢れ出す頃にはリィホワは激しく身震いを始める。

 「シーズ、欲しい・・・。」

 リィホワはふらつきながら真澄の顔から離れ、下腹部に走り寄る。そして真澄の上に跨り、自らの下腹部をペニスの上に下ろす。

 「ハフッ・・・。」

 真澄の亀頭がリィホワの膣口に触れると、リィホワは少しずつ腰を下ろす。

 (ああ・・・、ボクはリィホワさんとセックスを・・・。アッ、オチンチンがオマンコに填まり込む・・・。柔らかくて暖かい。いい・・・п@クーッ、オマンコ全体がオチンチンを絞る・・・。)
 「クッ、シーズ・・・пv
 「お姉さん・・・пv

 リィホワの腰の上下は早くなった。完全な騎乗位で、真澄からは何も出来ないので、ただペニスを激しく上下させ、リィホワのリズムに合わせる。

 (ヒーッ、凄い! これがオマンコ?)

 真澄はひたすら耐えていた。早い射精ではリィホワが悦ばない事は分かっていたし、真澄としては必死に耐える事がリィホワへの快感を長引かせる事なのだ。しかしそれにも限度がある。普段のフェラチオではとっくに放精してしまっている程の刺激と快感なのだ。

 「リィホワさん・・・、もうダメ・・・。出る・・・。」
 「いいの。頂戴・・・。ハクッ・・・。」

 真澄は最後の激しい突き上げとともに、これ迄にない激しい迸りを向かえた。

 「ヒキーーーッ・・・пI」

 リィホワの膣底に熱い塊が突き込まれた。そして膣は意識とは関係なく激しく絞り込むのだった。天を仰ぎ、口を開いたまま硬直していた。



 「リィホワさん・・・、お姉さん?」
 「エッ・・・、アッ、私は・・・。」

 リィホワは初めてのセックスに気を遣ってしまっていたのだった。真澄に声を掛けられてやっと気が付いた。

 「これが交合い?」
 「お姉さん、有り難う・・・。」
 「ねえ、シーズ、暫くこのままでいい?」
 「いいよ。ボクもオチンチンをオマンコに挿れているのが、こんなに気持ちいいなんて知らなかった。」
 「私も。訓練用の皮袋と全然違う。シーズのオチンチンの脈動が気持ちいいし、何よりも凄い氣が私の体の中に飛び込んできた。雲体風身を得たオチンチンとの交合いの良さというのがやっと分かった。これがもっと大きく成ると、もっと凄くなるの? インユエさんの淫道は信じていなかった訳ではないけれど、こんなに凄いとは知らなかった。」
 「お姉さん、ボクの国でもそうだよ。だから恐いよ。」
 「恐い? こんなに凄い交合いが出来るのに?」
 「そう。だって、まだボクのオチンチンはもっと大きくされるんだよ。それも相当大きくされるんだよ。全然催していない時でも相当大きいのだから、ズボンを穿いていても目立ってしまう。それにオチンチン以外は女の子の様にされてしまうのだから、よけい仕舞えなくなる。そしてお姉さんがそういうオチンチンにしたくなるから、ボクの改造を喜んで手伝う様になるよ。」
 「ああ、そうか・・・。だけどもう遅いわよ。インユエさんはもっと凄いオチンチンにするって言ってたわ。私もそうしたい。」
 「分かっていたんだけど・・・。」
 「そうよね。シーズの精は美味しかったけれど、やっぱりこっちで味わう方がずっと上。ねえ、もっと飲ませて。」
 「ウワッ、お姉さんのオマンコ凄い・・・。動いていないのに強く絞る・・・。」
 「ウフフ・・・、訓練の効果ね。そうよね、別にシーズにお願いしなくても、私はいつでも交合えるのだったわ。それに、シーズには悪いけど、私の為に鶏姦も沢山してね。その方がいい交合いになりそう。」
 「アーン、やっぱり・・・。女の人って、みんなそうなんだから・・・。アフーン・・・。」

 真澄の思っていた通り、一度真澄とのセックスに目覚めたリィホワは想像以上に性の虜になってしまっていた。



 「オホン、リィホワ。」
 「キャッ、インユエさん、いつから?」

 リィホワは慌てて立ち上がり、真澄から離れる。真澄はすっかり疲弊し、勃起したままにさせられているとはいえ、その勢いは弱かった。
 リィホワは下腹部を押さえて恥ずかしそうにはにかんでいた。

 「私は氣殺していた訳ではありませんよ。ある程度はリィホワが夢中になるとは予想していましたが、遥かに好き者だったのですね。」
 「リィホワさん、ずっと・・・?」
 「ええ、ええ。そうですよ。シーズがすっかり疲れ切っていたので、すぐにやめると思っていたのですが・・・。交合いは互いの訓練になるから良しとしていましたが、それも程度問題です。」

 リィホワは照れながらも膣から流れ出る精液の始末をしようとしていた。

 「リィホワ、拭き取ってはダメです。シーズに処置をさせなさい。」
 「シーズに?」

 真澄は驚いてしまった。アナルセックスでかなりの量の精液を入れられているとはいえ、そして自分の精液であってもそれを飲む事は肉体の変態化を促してしまうのだ。

 「イヤーッ、ダメッ! 精液を飲んだらボクは・・・。」
 「シーズ、私に逆らう事は出来ませんよね? それにリィホワが美味しく飲んでいる精をシーズは飲めないと言うのですか? 私が飲ませると言ったら、必ず飲ませます。どうしてもリィホワからの精を飲まないのなら、次の鶏姦の男性から直接飲ませます。」
 「ワーッ、イヤーーッ!!」
 「シーズ、インユエさんを怒らせないで。」

 そして耳元で囁く。

 「インユエさんは言ったら必ずするわよ。それよりも私はシーズの精は本当に美味しいから、きっと我慢出来る。それに逆らうと、シーズが一番恐れているオッパイをきっとすぐに大きくされてしまうかも。」
 「分かったよ。リィホワさんが言うなら・・・。」

 リィホワはニッコリ微笑み、真澄の顔を跨ぐのだった。真澄としては自分の精液がそれ程多いとは思っていなかったし、リィホワの愛液で薄まっているかと思っていた。しかし膣口が口に押し当てられた時、その間違いを悟った。

 「ムフーーーッ?!」
 (ワーッ、精液が多い・・・。ゲーッ、ドンドン流れ出てくる。イヤーッ、こんなに沢山の精液は・・・。)

 顔を揺すって吐き出そうとしたが、リィホワは足でしっかりと顔を押さえ付けていた。真澄としては飲み込まなければ離して貰えない事も分かっていた。

 (ヒーッ、生臭くて苦い・・・。どうしてリィホワさんは美味しいなんて・・・。飲まないとこのまま・・・。)

 何とか喉を通す事は出来たが、男としての自尊心をも飲み込んでしまうつらさだった。

 (ウーッ、気持ち悪い。ウッ、胸の氣が動いている。まさかオッパイが?)

 やっと飲み込んでリィホワが離れたので、真澄は恐ろしそうに尋ねた。

 「リィホワさん、胸の氣が変・・・。まさかオッパイが?」

 そう思うと胸に何か不思議な重みを感じるのだった。

 「胸? 変わっていないわよ。そうね。確かに氣は強い。」

 リィホワは真澄の胸の上に手を動かした。

 「ん?」
 「エッ、どうしたの? 何だか本当にオッパイが在って、触られている様な感じだよ。」
 「確かにね。氣が凄く強い。まるで塊が在る様な氣だけれど、実際には無い。インユエさん、これはどういう事?」
 「シーズは並みの雲体風身の氣ではありませんからね。私としては早く乳房を大きくしたいのですが、私の技術では氣としての乳房にしか・・・。しかし必ず大きな乳房にしてみせますからね。」
 「お姉さん、本当にオッパイは無いのね? 氣だけなんだね?」

 真澄としては少しホッとしていた。母の技術による改造であれば、とっくに巨乳にされている筈なのだが、やはりホルモン処置の出来ない事が救われていると思っていた。しかし強い氣は肉体をも変化させる事は分かっている。それでもまだ氣だけであるという事は真澄に精神的な余裕をもたらしていた。



 真澄とリィホワの日常は、真澄は誰か男にオカマを掘られ、大量の精と淫氣を注ぎ込まれ、ペニスが充実した状態でリィホワとのセックスを続ける。そしてその精液をリィホワに放出するのだ。リィホワから溢れる精液を再び真澄が飲み込む。真澄が栄養浣腸で食事をするのは、疲労困憊の状態で眠りに落ちている間に、リィホワが施すのだった。

 「シーズとこういう事になってから何日経つのかしら・・・。一月位かな? いや、もっとか? ここは地下室で、陽が当たらないから・・・。でも長かった様で短い・・・。私は真澄と交合う迄、処女だった。他の男は知らないけれど、インユエさんの言った通り、もう他の男の相手なんて考えられないわ。だけど本当にオチンチンは大きく成ったわ。ウフフ・・・、最初に見た時は子供のオチンチンだったのに、今のはもう八寸・・・、九寸はあるかしら? だけどこれが一尺に成るの? 確かに氣の輝きは一尺だけれど、もう少し薄い氣のその周りに在るわ。一尺五寸? もし、こんなに大きなオチンチンに成ったら、私に填まるのかしら・・・。だけど不思議なのは胸なのよ。インユエさんもシーズもオッパイが大きく成ると言っているのに、氣だけは強いのに以前のまま。それでいてその氣に触れるとまるでオッパイが在る様に感じるのも不思議だわ。輝く氣よりは小さいのに、それだも確かにオッパイが在ると感じるの。私よりも、インユエさんよりも大きい。触れられる氣というのは初めて。きっと大きなオッパイに成るのは間違いないのだけれど、それらしく見えない・・・。」

 リィホワは真澄の肛門に突き立てた壷を抱えながら、嬉しそうにペニスを眺めていた。

 「リィホワ。」
 「アッ、インユエさん。」
 「ダメですねえ・・・。いくらシーズとの事が楽しくても、あなたはいつかは近衛に戻るのですよ。それなのに私が近付く事に気付かないなんて。」
 「すみません。本当に私は淫乱に成ってしまったらしく、シーズのオチンチンでの交合いの事しか考えられません。」
 「仕方ないですね。でも、もっと淫乱に成るのですよ。」

 インユエは机の上に箱を置き、中から粘土で出来たペニスを取り出した。それは一尺の大きさで、リィホワにもすぐにそれが真澄の氣で輝いている大きさだと分かった。

 「それは、シーズの? ワーッ、大きいメv
 「そうですよ。これだけの大きさに成るのですから、リィホワも訓練で膣を拡げないとね。男根の訓練の器具を作るので、しっかりと型を作りませんとね。」

 インユエは真澄のペニスの氣を見ながら、粘土の模型を修正するのだった。暫く粘土細工を続け、やがてリィホワが見てもそっくりの形に成っていた。

 「こんな物ね。そしたら、もっと素晴らしい男根にしないと。」
 「もっと・・・素晴らしい?」
 「そうです。ところで栄養浣腸はもう終わりますね。」
 「ええ。最初の頃と違い、今ではすぐに飲み終えてくれます。流し込むのではなく、お尻が吸い込んでいるみたいです。」
 「シーズの淫智よりもずっと早いですね。まだ暫くは眠っているでしょう。その間にちょっといらっしゃい。」
 「はい。」

 インユエに導かれ、リィホワは肛門責め具の鉄球を抱え上げて着いていく。そしてリィホワの部屋へ向かう。

 「シーズの淫智を元に、いくつかの張り型を作ってみました。」
 「張り型?」
 「後宮では必需品ですから、私はいつも作っています。大抵はこういう物ですが。」

 箱の中から取り出した物は、リィホワも見た事のある、象牙の張り型だった。以前のリィホワだったら、嫌悪と迄はいかなくとも、さほど興味の湧く代物ではなかった。しかし今のリィホワは真澄のペニスとの比較で楽しい物だった。

 (シーズのよりは小さいわね。だけど以前のシーズのよりはずっと大きい。そうよ、毎日見ていたから気付かなかったけれど、これだけの期間で随分大きく成ったんだわ。)
 「リィホワ、こういう物はどう思います?」

 インユエの取り出した次の張り型は、大きさは同じだったが、イボイボの数多く付いたグロテスクな物だった。

 「ゲッ、何ですか、これは?」
 「これがシーズの淫智の中に在った張り型です。」
 「これが?」
 「どう思います?」
 「どうって・・・、こんなに凸凹では滑りが悪く・・・。」

 リィホワは顔を赤らめながら見つめた。

 「これは張り型ですが、張り型は男根の代わり、偽物です。という事は、こういう男根が在るという事ですよ。」
 「こんな凸凹の? なぜですか?」
 「このイボは全て真珠を男根に埋め込んだ物なのです。そういう男根は素晴らしいのですよ。シーズの国では、さすがに多くの男性に施されているというものでもないのですが、二、三個程度なら少しは居る様です。しかしシーズの母の淫道術では数十個の真珠を入れるらしいですよ。」
 「真珠をオチンチンに? そうです。確かにシーズはそう言っていたわ。だけど、痛くないの?」
 「それは大変な手術を要します。ですからその淫道の術は素晴らしいのですよ。ですから、まずはその張り型の比較をしなさい。」
 「比較? ボツボツしているかスベッとしているかでしょ?」
 「見た目ではありません。張り型は使い心地が命なのですから。」
 「使い心地って・・・、これを使うのですか?」
 「そうですよ。早くしなさい。」
 「早くって・・・、今ですか?」
 「当たり前でしょう? リィホワ、私をいらつかせるのですか?」

 リィホワはジワッと涙を浮かべた。

 「まさかインユエさんの見ている所でこれを?」
 「そうですよ。まさか恥ずかしいとでも? 私が居てもシーズと交合っていたリィホワが?」
 「分かりました・・・。」

 インユエに逆らう事は出来ない。拒否しても、もっと悪い状況で張り型を挿れられてしまうのだ。

 (きっと大勢の女兵士達に押さえ付けられ、みんなの前で填め込まれるに違いない。そして私のあられもない狂態を見られてしまう。)

 それなら膣拡大の袋を外して、自分でしてしまった方が良い。リィホワは皮袋を引き抜き、張り型を填め込んだ。

 「ハムッ・・・。」

 空虚になった膣に填まり込む物は、象牙とはいえ、落ち着きを取り戻せる。拡張の為の異物と異なり、本来女を悦ばせる物であるので、気持ち良い圧迫感だった。無意識に抜き挿しを始めてしまい、喘ぎ出してしまい、ハッとしてインユエの微笑みの視線に気が付いた。

 「さあ、もう一つのイボイボの物を試しなさい。」

 リィホワは少し張り型に未練を残していた。張り型とは本来こうあるべきという形の張り型に比べ、少しグロテスクなイボ張り型はあまり好ましく思えない。それでも早くインユエの命令を済ませてしまいたかった。

 「ハウッ・・・。」

 予想した通り、イボによる摩擦の抵抗が強いが、抜き挿しをすると気持ち良さ、快感の強さが全然違うのだった。

 「ハヒーーッ!」

 既にある程度の高まりを催していたリィホワは、予想外の刺激にいきなり達してしまうのだった。





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