智美にとり、殆どが自習である学校への登校はかなりつらいものだった。かなり激しい発情をしてしまったも、級友には風邪に思われていた。一月も末になり、もう少しで自由登校になる事を楽しみに登校していた。智美の体型は殆ど女性として完成されていた。むしろ女性以上の女性と言っても良い程であった。乳房はもうCカップを超え、ウエストはクッキリとし、偽ペニスの張り型が入っているからガニ股になるのだが、それでもかなりの内股である。それに声もかなり高くなっていた。勿論カムフラージュの為に肉襦袢の様な物で身体のシルエットをごまかしていた。最初の内はそれでも良かったのだが、どうしても乳房の膨らみを隠すにはかなりの圧迫をしなくてはならない。
 愛華にしても少し心配なのだが、智美の普段の状態をいつも観察していた。

 「ねえ、咲庭さん。」
 「アッ、はい?」

 智美を見つめていた愛華にクラスの女性徒が話し掛けた。

 「あなたも変だと思っているのでしょう?」
 「エッ、何が?」
 「河合君よ。あなただって変だと思っているから、時々様子を伺っているんじゃないの?」
 「河合? トモミが?」
 「ええ、どうも変なのよね。あの子、元々女っぽいところがあったけれど、ここんとこますますそうみたい。女っぽいとかオカマとか言うよりも、何だか男っぽい女って雰囲気。」

 愛華はビクッとしたが、笑いながら相槌を打つのだった。

 「本当。まだ声変わりもしていないのよね。だけど女っぽいと言うよりも子供っぽ過ぎるわ。だってもうすぐ私達は高校生よ。だけどトモミはどう見ても小学生よね。」
 「そうよね。背も低いままだし、他の男子生徒に比べるからよけいよね。」
 「あれで再来月は高校生よ。高校の制服は絶対に似合わないわよ。」

 クラスメイトもクスクス笑っていた。

 「『坊や、お兄さんの制服を悪戯しちゃダメよ。』なんて言われたりして。」
 「アハハ・・・。」

 愛華はビクビクしながらも冗談として済ませる事が出来、内心ホッとしていた。

 「案外『お嬢ちゃん・・・。』だったりして。」

 それで愛華と智美の関係を言外に否定する事が出来た。もっとも、愛華と智美の不思議な肉体関係に思いが及ぶ事がある筈はないと思えた。智美も愛華の言葉が痛かったが、智美の方も自分の現れてしまう肉体の変化を冗談でかわしていた。

 「チビ、お前そのままでの高校生に成るのか?」
 「しょうがないだろう?」
 「どう見てもブレザーは似合わないよな。」
 「ボクもそう思うよ。いっその事、女子用の制服にする? 本当はボクはあの制服に憧れているの。」
 「アハッ、このオカマ。だけど、冗談じゃないよな。ナヨナヨがこの頃ますますひどいよ。本当に似合いそうだよ。」
 「じゃあ、ボクが女子高校生に成ったら、ガールフレンドにしてくれる?」

 級友は肩をすくめた。



 「愛華さん、やっぱりボクは女なのね。言葉使いが女に成っているのよ。これが自然なの。学校では無理して男言葉を使っているのよ。男で居たいのはまだ本心よ。『ボクは男だぞっ!』って思い続けているの。だけど・・・身体が許さないの。だから学校でもこの部屋でも男で居るのは凄くつらくなっている。」

 智美は服を脱いで自分の身体を見つめていた。既に完全な女性であった。髪の毛がショートカットの少女であった。そして華奢な身体に似つかわしくない形の良い乳房であった。

 「愛華さん、ボクの心の中の男はもうすぐ消えてしまう。その少ない男の心は学校で使いたいの。卒業式は男で出たい。愛華さんが戻る迄はボクはブラジャーをしているの。とても落ち着くわ。だから家では女で居たいの。」

 愛華は智美が何かを訴えたい様子である事は分かるのだが、何か言い難そうだった。

 「それは良く分かるわ。トモミが学校で無理に男を演じているのが。いいわ、何でも言って。私に出来る事なら・・・。」
 「ボクは愛華さんと女としてのセックスがしたいの・・・。ううん、お尻がイヤという訳じゃないのよ。とても気持ちいいし、嬉しいわ。だけどお尻でのセックスはオカマさんよ。オカマは男ですもの。ボク、オマンコに愛華さんのオチンチンを挿れて貰いたいの。ボクのオマンコはまだ狭いから、愛華さんには気持ち良くないと思うわ。ボクだけかが気持ち良くなるなんて・・・。だけど・・・。」

 智美は涙を流していた。愛華は胸がキュンと締め付けられた。

 「いいの? 私はいいわよ。だけど、オマンコに直接精液を入れてしまうと、トモミの身体は一気に女に成ってしまうわ。卒業式迄は一月よ。それに入学式迄はその後一月半。男子高校生としての入学は不可能になるわよ。それどころじゃないわ。入学する頃にはきっと妊娠してしまっているわよ。」
 「いいの。でも卒業式は男で出たいわ。きっとオッパイが大きく成ってしまっているでしょうから、無理してでも押し付ける。とにかく式だけに出ればそれで満足よ。高校も男として入学したい。ううん、女に成る事は・・・、それも違うわ。もう女ですもの。ボクの気持ちの問題。男で中学を卒業して、男で高校に入学したいの。ボクが男だったという記録を残しておきたいのよ。愛華さんのパパが言っていたけれど、多分すぐに学校を休まなくてはならないわね。ごまかし様のない女の身体に成ってしまうんでしょう? それと・・・、妊娠・・・、恐い。」
 「恐い?」
 「恐いのよ。オッパイがあっても、オチンチンが無くてもボクの気持ちの中で本当は男だったという意識を持っているわ。ニューハーフの人でもそういう人は居るわ。本人は女で良いかも知れないけれど、自分は元々が男だったって分かっているものね。だけどボクが妊娠したら、ボクは本当の意味で完全な女よ。性転換したんじゃないわ。本物の女なのよ。愛華さんとオマンコでセックスしていてもまだ男の意識は残せると思うわ。たとえ少なくても。だけど妊娠したら・・・。」

 智美は愛華に抱きついて泣いていた。ブルブル身体を振るわせている。愛華は智美をグッと抱きしめるのだが、股間の逸物がグイッとそそり勃って智美の腹部を押し付けるのだった。

 「愛華さんとセックスしてしまう事はボクの妊娠が早くなるのは良く分かるわ。だけど心がつらい。心を麻痺させてしまいたいのよ。本当の女だったらこんなにはつらくない。お願い、愛華さん。」

 涙で潤んだ瞳で見つめられると、愛華も精神的に智美を強く愛する感情が湧き出す。愛華も頷いて衣服を脱ぎ出すのだった。



 「いい? 私も意識してかなり細くしているわ。だけどトモミのオマンコよりずっと太いわよ。痛かったら言ってね。」

 智美は両手で顔を覆っていた。愛華としても初めてのセックスである。智美の足を押し拡げ、陰唇をめくりながら中腰でペニスの先端を押し当てた。

 「ヒッ・・・。」

 智美の小さな悲鳴と全身の震えは愛華にも新鮮だった。本当は目一杯のペニスにしてのセックスが望みなのだが、今の智美の性器では不可能なのだ。少しずつ捻る様にしてペニスを膣に填め込んでいく。

 「クッ、痛い・・・。」

 かなりきついのだった。愛液が充分に満ちているのだが、亀頭周りが大き過ぎるのだ。愛華は大きく深呼吸をし、力を込めた強い意志で亀頭を細くさせる。催している愛華にしてはかなりつらい精神集中だった。それでも亀頭がズルッと智美に填まり込んだ瞬間、智美に頭の中にスパークが走った。

 (入った・・・。愛華さんのオチンチンがボクのオマンコに・・・。ボクの初めてのセックス・・・。ボクと愛華さんは・・・。)

 肉体的にはあまり快感はなかった。愛華にしてもペニスを細くしている上にピストンが出来ない。しかもやっと挿れたペニスだが、半分程でまだ繋がってはいない子宮口に突き当たった。智美の方はその状態でも膣をいっぱいに拡げられ、かなりの苦痛を感じる。しかし精神的には二人とも感動に満ち溢れていた。


 愛華のペニスは強い圧迫を受けていて、その生理的な刺激で少ない量の射精を迎えた。

 「ハクッ・・・。」

 膣いっぱいになっているペニスからの射精は精液の出る隙間など無い。子宮口をプクッと膨らませ、膣底に満たされるのだった。

 愛華の精神集中も限界が近く、

 「トモミ、もう難しい。悪いけれど抜くわよ。」

 そう言ってペニスを引き抜いた。

 「愛華さん、ごめんなさいね。ボクも心苦しい。本当なら愛華さんに気持ちの良いセックスをして貰いたいから、オマンコを大きくしたいとも思うのだけれど、まだ本物の女には成りたくないという意識が強いのよ。」
 「いいのよ、分かってるって。私が本当のセックスが出来るのはトモミが本当の女性に成った時ですもの。だけど、大丈夫? 処女なのにいきなり私のオチンチンを挿れられて・・・。」
 「処女・・・!!!」

 智美は絶句した。確かに智美は処女だったのだ。しかし話しに聞いていた様な血は出ておらず、ただ膣口が痛むだけだった。しかし膣内に残る暖かい生の精液が心地良く、精神的には自分でもハッキリ分かる程の落ち着きを取り戻せた。

 「処女と童貞のセックスだものね、まだボク達のセックスは本物じゃないよ。だから少し痛かったけれど、張り型よりはずっと感触がいい。」

 愛華は智美の口調の変化に少し驚いていた。

 「トモミ・・・、変?」
 「おかしい? そう言えば頭の中のモヤモヤが晴れた様な気がする。そのせいじゃないかな?」
 「トモミ、あなた男? 女?」
 「愛華さん、何言ってんだよ。ボクはもう女の身体だよ。そりゃ心は男で居たいと思っているよ。あれ? 本当に変だよ。言葉が男だよね。」

 愛華は不思議そうに見ていたが、何となく分かるのだった。

 「ママはセックスをしないとヒステリーを起こすって言っていたわよね。多分精神不安定の事でしょうけれど、そんな場合、私がお尻から入れて上げた事もあるの。だけどパパがママとセックスする程には落ち着かなかったわ。多分トモミもそうなのよ。」
 「だけど、ボクはずっとポンプでお尻からの精液を入れていたよ。」
 「やっぱり違うのね。セックスで生の精液を入れたという事で精神的に回復するのよ。」

 トモミも大きく頷いた。

 「それは分かる。お尻に入れて貰う時程気持ちは良くなかったよ。だけど凄く気持ちが落ち着いたわ。だけど困る・・・。だって、精神的に落ち着いていたいけれど、そうするとボクは早く女に成ってしまうよね。」

 智美としては本当に困っているのだが、以前程の落ち込みは無い様だった。

 「愛華さん、気持ち良く出せなかったでしょう? ボクも挿れて欲しい。」
 「いいわよ。私も中途半端だったから。」

 愛華は本当のセックスを楽しみに想像しながら、濃くて量の多い精液を放出するのだった。



 智美は登校日の最後迄、割りと落ち着いて登校出来た。毎朝必ず膣に射精して貰う事で半日は平静を保てるのだった。そして昼休みにも『疑似』セックスを行う事で精神安定が図れた。それともう一つのメリットとして、精神の安定は乳房の圧迫にも耐えられた事だった。その分、自室では充分に晒け出していなければならなかった。



 「フーッ、終わったわ。」
 「あと半月で卒業ね。」
 「愛華さん、次の登校日は卒業式の予行よね。ボク、行かなくてもいいでしょう?」
 「行きたくないの?」
 「ううん、本当は出たいのよ。だけど、多分無理。」
 「どうして?」
 「つらいけれど、今日が最後だからって、オッパイをかなり強く押し付けていたのよ。もうCカップのブラも着けられなく成っているわ。あと半月経ったら・・・、きっと凄く大きいわ。ボクも卒業式の日にオッパイを隠せるか自信がないのよ。隠すにはきっと、相当強く絞らないとダメよ。卒業式の日なら間際に出て、終わったらすぐ戻るつもり。だけど予行は長いのよ。とても耐えられないと思うの。」
 「そうね。いいわ、私からトモミが風邪をひいているって言っておく。・・・と、だとすると嘘をつく事になるのだから、インキュバスを押さえておかないと。いい? その為には目一杯のセックスをしないと、私は自信はないわよ。」
 「ウッ・・・、そうすると、ボクのオッパイはよけい大きく成ってしまう。ねえ、愛華さん、程々にお願い。ボクは愛華さんのオチンチンを見ると、愛華さん以上にしたくなってしまうのよ。そう考えると不安になるの。だから、不安解消の為に・・・ねっ?」

 智美は自分の言葉の矛盾に苦笑いしながらベッドに愛華を誘うのだった。愛華もニコニコしながら衣服を脱ぎ始めた時、突然智美が腹を押さえて苦しみ始めたのだ。

 「クッ、痛い・・・、おなかが・・・。」
 「トモミ、どうしたの?」
 「痛い・・・。クーッ、本当に痛い。」

 智美は脂汗を流しながら苦しんでいた。愛華はオロオロするばかりだった。

 「どうしよう・・・。薬は・・・、困った。」

 とにかく激しい痛がり様に、愛華は急いで電話に飛びついた。そして父親へ電話をするのだった。


 《はい、咲庭です。》
 「アッ、ママ!! 私、愛華。」
 《あら、愛華ちゃん、どうしたの?》
 「助けて。トモミが苦しんでいるのよ。病院に連れて行きたいけれど、トモミはもう女に成っているし・・・。」

 愛華の慌てている様子に母親も心配そうに尋ねた。

 《苦しんでいる? どんな具合? アッ、ちょっと待って、パパに代わるから。》

 そして電話には父親が出た。

 《トモミちゃんが苦しんでいるの? で、どこが痛いって?》
 「おなかが痛いらしいのよ。それもかなり激しいわ。」
 《おなか? ちょっと待って・・・、ねえママ、トモミちゃんがおなかが痛いらしいけれど、ちょっと早過ぎない?》
 「早過ぎるって?」
 《愛華ちゃん、おなかのどの辺が痛いの? みぞおちの奥の方、むしろ背中に近い方かしら?》
 「ちょっと待って。」

 愛華は電話を持ったまま智美に近付いた。そして痛みの場所を聞く。

 「ママ、その通りよ。その付近が痛いらしいわ。」
 《分かりました。予想より早いのはトモミちゃんが子供だったからかしらね? 多分女に成る痛みよ。子宮と膣が繋がる時、私も凄く苦しかったわ。すぐに治まる筈よ。だけど何度か痛みが起きる筈だわ。良く揉んで上げて。パパ、結婚式よ。お爺様達にも連絡しないと。》
 「エッ、結婚式?」
 《そうよ、愛華ちゃんとトモミちゃんのね。トモミちゃんが本当の女に成るには沢山の精液が必要なのよ。それにちょうどその頃はとても精神的につらい時なのよ。沢山精液を入れて上げて、精神的な落ち着きを保たせる事と、膣を愛華ちゃんに合う大きさ迄、早く育てて上げる必要があるわ。本当の女に成り、愛華ちゃんと本当のセックスの出来る身体に成れば、トモミちゃんも変わるのだけれど・・・。とにかく、すぐに行きますからね。》
 「分かったわ。早くね。」

 愛華は電話を切り、智美の身体をさすり始めた。

 「痛いよ。苦しい・・・。」

 智美は愛華にすがりつき、強く抱き寄せるのだった。そしてマッサージの効果もあり、少しずつ痛みがひいていった。

 「有り難う、愛華さん。かなり楽になったわ。こんな痛さ初めてよ。」

 愛華もホッとして肩の力を抜いた。

 「心配したわよ。だけど、まだその痛みは起きるらしいわ。」
 「エッ? どうして?」

 智美の顔に驚きと怯えの色が現れていた。母の言っていた精神不安定状態らしい事は分かる。この痛みが本当の女に成る前兆であるとは言い出せない。

 「おなかの痛みだけれど、今迄の腹痛とは違うわ。痛みはオマンコの奥だったわ。まさか・・・、ボクが女に成る痛み・・・? イヤよ。まだ女に成りたくないわ。」

 智美は震えながら泣き出した。

 「もう諦めてはいたわ。だけど・・・、やっぱり・・・。女に成るって、ボクがボクでなくなってしまう事なのよ。男としてのボクが死んでしまう事よ。恐い・・・。愛華さん、やっぱりイヤッ! 助けて・・・。」

 智美はしっかりと愛華に抱きつき、すすり泣きを続けていた。愛華は智美を本当にいとおしいと思うのだが、それでも早く女に成って欲しいと願うのだった。



 最初の痛み程ではないのだが、何度か突き刺される様な痛みで智美は苦痛に苦しんだ。痛みの程度も弱くなり、時間も短くなっているのだが、智美にはいよいよ本当の女に成ってしまうという恐怖に震え続けていた。精神の不安定には膣への射精が良いのは分かっているのだが、それはすぐに女に成ってしまう事を意味しているので、とてもする気にはなれなかった。

 「今晩は。」
 「アッ、ママ・・・。パパも?」
 「トモミちゃん、大丈夫?」

 智美はベッドで愛華に抱きついたまま泣き続けていた。

 「愛華さんのお父さん、お母さん・・・。ボク、イヤよ。女に成りたくないの。」

 愛華の母は優しい微笑みを浮かべていた。

 「トモミちゃん、心配しないで。それにもうトモミちゃんは誰が見ても可愛い女の子よ。」
 「それでもイヤなの。ボクの心の中の男だと思う気持ちはまだほんの少し残っているわ。だけどそれが消えてしまう。」
 「それは大丈夫よ。私はトモミちゃんの先輩よ。その私が言うのだから安心して。」
 「だけど・・・、お母さんは愛華さんのママよ。愛華さんの幸せを考えるのがお母さんでしょ? 愛華さんの幸せの為にボクが女に成るのでしょう? もうこの姿でもいいわ。だけど本物のオマンコに成ってしまったら、本物の女よ。ダメッ、やっぱりイヤッ・・・。」

 父も母もちょっと困った顔で見つめあった。

 「パパ、私も覚えているわ。私だってあの時はつらかったのよ。あなたのママのどんな言葉も慰めにはならなかったわ。」
 「そうよね。だからトモミちゃんのつらい時間を短くして上げるのが本当の優しさよ。」
 「それが分からなかったのだけれど・・・。お爺様達はいつ頃になるのかしら?」

 その時部屋のドアをノックしながらもう一組みの『女性達』が入ってきた。

 「今晩は。」
 「ママ、久しぶり。」

 愛華の父が『ママ』と声を掛けた女性は母と同様に小柄で超巨乳の女性だった。

 「今晩は、麗華、良子さん。」

 そしてもう一人の女性は背が高く、愛華の父に良く似ていた。中年と言うには若い二人であったが、それでも智美にはこの二人が愛華の祖父母であるらしい事はすぐに分かった。シーツで身を纏って緊張していた。

 「麗華、慌てたわよ。最初の話しではもっと先だった筈でしょう? だけど良かったわ。愛華ちゃんのお嫁さんがこんなに早く決まって。」
 「本当。だけど若くてとても可愛いお嫁さんです事。」

 智美は家族達が完全に自分を愛華の嫁として認識している事に少し不満だった。確かに女に成り、間もなく本物の女に成るにしても、まだ自分では男としての尊厳が少し残っているつもりだった。

 「あなたがトモミさんね? 初めまして。」

 祖父母がお辞儀をしたので、智美もつられてお辞儀をした。そして愛華に尋ねた。

 「愛華さん、この方達は・・・、愛華さんのお爺さん、お婆さん?」

 とてもそれ程の歳には見えない程に若い。話では五十台だった筈だが、どう見ても三十台にしか見えない。

 「そうですよ。これからも宜しく。」
 「パパ達、さっそくで悪いのですが、結婚式の準備をしないと。」

 智美は身を堅くした。いよいよ女にされてしまうのである。

 「あ・・・、愛華さん・・・。」
 「心配しないで。」
 「愛華ちゃん、不安は仕方がないわ。初めての事ですもの。」

 祖父が愛華に尋ねた。

 「愛華、結婚式の仕方は分かっているの?」
 「いいえ、あまり知らない内に・・・。」
 「そうですよね。私達もビックリする程早かったのですから。本当はすぐにあなた達の結婚をさせて上げたいのですが、愛華は治まっていますか?」
 「治まる? 何が?」

 愛華の父が笑いながら言う。

 「多分まだでしょうね。愛華、トモミちゃんの膣は筋肉がまだ硬直したままなのよ。解して上げないと入らないの。だからうんと細く、短くしておいて、まず長さを伸ばす事で奥迄拡げて上げるのよ。それから太さを増していって、愛華ちゃんのオチンチンが入る様にして上げるの。筋肉に弾力を持たせるにはやはり精液が沢山必要なの。私も私のパパも入れて上げるけれど、オマンコへは愛華ちゃんの精液しか入れられませんからね。だけどその前段階としてオチンチンを小さくしなければならないのだけれど、私にも覚えがあるのだけれど、お嫁さんを迎えるとなると興奮していて、思う様に縮められないのよね。」

 愛華は照れ笑いしていた。

 「ええ、その通りよ。言われたので縮めようとしてみたけれど、全然。」
 「だからこれから沢山出して落ち着かせないとね。」
 「分かったわ。じゃあ、トモミに入れるわ。」
 「アッ、それではダメなのよ。どうしてもトモミちゃん相手では興奮が治まらないのよ。落ち着くのに疲れ切っていては、いざ結婚の時に楽しくないわ。それに結婚式の間は私達もトモミちゃんに精液を上げ続けるのですから、ママ達に上げられないのよ。だからその代わりにママ達に上げるのよ。」
 「分かりました。じゃあ・・・。」

 愛華が立ち上がろうとすると、トモミはしっかりと愛華に抱きついた。

 「ダメッ、愛華さん!」

 愛華が肩をすくめ、父親に目で尋ねた。

 「分かっているわ。ママもそうだったから。だけどこうすれば簡単なのよ。」
 母親も祖母も照れ臭そうにしていた。自分達もそうであったので、恥ずかしそうにしていた。父親はスカートを持ち上げ、紐パンの紐を解く。股間にそれ程大きくない逸物が垂れ下がっていたが、ちょっと気を込めると、クッと持ち上がり、そしてムクムクと大きく伸び始めた。その逸物はグングンと大きく成り、30pを超える巨根に成った。その間ジッと見つめていた智美だが、やがて赤黒く輝く亀頭に生唾を飲み込んだ。しっかりと抱いていた愛華への手の力が抜け始め、まるで催眠術に掛かった様にフラフラと愛華の父の方へ向かうのだった。

 「ダメッ、お父さん・・・。ボクはそんなオチンチンを見ると・・・。」
 「いいのよ。ママもそうだったのよ。お口? それともお尻がいい?」

 智美は纏っていたシーツを脱ぎ、ベッドに手を突いてお尻を突き出した。

 「ウッ、こんな事ダメよっ・・・。美味しそうなオチンチンを挿れられたら・・・。あ、愛華さん、ボク・・・。」

 泣き声を上げているが、心と身体は別であった。自分から尻たぶを拡げて父のペニスを誘うのだった。

 「それでは私もご馳走しましょうか。」

 祖父もスカートを上げ、父にも負けぬペニスを突き出してきた。智美はハッとして祖父の股間を見つめた。そして屈んだまま祖父の方へ寄り、震える手でその巨根を掴んだ。

 「口とお尻で同時に・・・? 美味しそう・・・。ダメッ、心が・・・、アフーーッ。」

 智美の理性は完全に吹き飛ばされた。父がペニスを智美の肛門に突き挿すと同時に、智美は祖父の亀頭を頬張った。ゆっくりとしたピストンに合わせ、智美のオーラルセックスも一緒に始まる。

 (いい・・・。両方にこんなに大きなオチンチンを・・・。アーッ、つらい。こんなに気持ち良くて嬉しい。ハフーーッ。)

 智美の狂態を見ていた愛華は少し呆れ顔だった。

 「トモミは思っていた以上にスケベだったのね。」
 「そうではないのよ。あの時は一番つらいから、つらさを忘れる為にオチンチンに夢中になるしかなかったのよ。だけど本当に可愛いお嫁さんだ事。ちょっとジェラシーを感じるわ。私の為の精液を愛華ちゃんのお嫁さんに沢山入れてしまうのですもの。」
 「私も。私のオチンチンじゃないのにあんなに狂ってしまって・・・。」
 「愛華ちゃんも早く挿れたいのでしょう? だから私達が飲んで上げるわ。」

 愛華はペロッと舌を出してスカートをまくり上げた。既にペニスはいっぱいに勃起していて、カウパー腺液が糸を引いて垂れ落ちていた。

 「これでは無理ですよね。愛華ちゃん、縮められないでしょう?」
 「ええ、全然ダメよ。本当はトモミの中に出したいのだけれど・・・。」
 「残念ですね。私の時と同じだわ。飲んで上げますよ。意思で小さく出来る程度迄出してしまわないと。」
 「良子さん、久しぶりなの。私に先に飲ませてくれます?」
 「ああ、お母様、宜しいですわよ。そう言えば愛華ちゃんのを飲むのは・・・。」
 「そう、これが二度目なの。一度目はずっと小さい時でしたから。愛華ちゃん、どんなに成長したか、飲ませてね。」
 「はい。」

 ひざまづいた祖母の目の前にいきり勃ったペニスを突き出すと、祖母はその亀頭をパクッと喰わえて吸い始めた。舌の先が亀頭を嘗め回し、両手で少ししごき始めただけで愛華はアッと言う間に達してしまった。

 「ハブッ・・・。」

 祖母の予想よりも早い放精と、予想以上の量の精液に息を詰まらせのざえ、口から精液を溢れさせて尻餅をついた。口の周りに着いた精液も拭って嘗めながらも大量の精液を美味しそうに飲み込むのだった。

 「フーッ、凄い量よ。こんなに溜めていては小さく出来る筈がないわね。だけど立派に育ったオチンチンです事。これならお嫁さんも大喜びだわ。」

 愛華は照れ笑いしながらも突き勃ったペニスを晒していた。

 「愛華ちゃん、今度はママでいい?」
 「ええ、まだ全然。」
 「そうでしょうね。こんなに元気では。」

 今度は母が愛華のペニスを喰わえる。そしてしごきながらオーラルセックスをするのだった。ちょっと羨ましそうに良子とトモミを見つめる祖母であった。

 「バファッ・・・。」

 母も口から精液を溢れ出させていた。

 「フーッ、愛華ちゃん、随分と多いのね。ちょっと多過ぎない?」
 「そう? いつもと同じだと思うけれど。ねえ、パパ、お爺様、こんなものよね?」

 父親は智美とのアナルセックスを続けながら少し驚いていた。

 「お父様、私達よりも愛華の方がずっと多いし、元気ですわね?」
 「フーッ、若いっていうのはいいわね。だけど若さだけではなさそうね。ずっと元気だし、量の多さも抜群みたいだわ。愛華ちゃん、少しは小さく出来そう?」

 愛華はペニスに気を集めた。僅かに縮んだ様に見えたが、すぐに戻ってしまう。

 「まだだわ。もう少し出さないとダメみたい。」
 「それで分かったわ。麗華、愛華ちゃんのお嫁さんがこんなに早く結婚式を迎える身体に成れた訳が。」
 「そうですね。回数も量も多かったからだわ。だとしたらもう少し出さないとダメでしょうね。」

 祖母がニコニコしながら愛華のペニスを握った。

 「愛華ちゃん、そう言う事。折角だからお尻に出してくれる?」
 「お爺様みたいに大きくないけれどいいの?」
 「いいわよ。こんなに美味しい精液を出すオチンチンなのですもの。お爺様とも麗華とも違う味ですし、感触も違うわ。お願いね。」

 祖母は両手を着いて尻を突き出した。愛華は腰に手を当て、ペニスを捻込んでいった。

 「フーッ、お婆様のお尻柔らかいわ。」
 「長い事女ですからね。クーッ、いいわよ。沢山出して頂戴。」

 愛華のアナルセックスは愛華にとっては性行為ではない。母へのアナルセックスと同様、自分の溜まった精液を放出する事と栄養にして貰う為の親孝行なのだ。だから生理的なピストンの刺激で放精するのだが、それでも祖母が驚く程の量であった。

 「ハーッ。凄い量よ。おなかの奥深く迄入ったわ。暖かくて美味しいわ。良子さん、ちょっと残念ね。こんなにいいオチンチンを味わうのは結婚式でおしまいですものね。」
 「いいんですか、お母様? お父様が妬きますよ。」
 「大丈夫よ。ねえ、あなた? あなたは私から離れられないですものね?」
 「良く言うわ。それは同じでしょ? 愛華ちゃん、どう? 小さく出来る?」
 「もう少し、じゃあ、ママ、今度はママにね。」



 愛華は母親と祖母へのアナルセックスを数回繰り返した。父も祖母も愛華のペニスの元気良さに驚いていた。自分達も智美に何度か放精したのだが、その数倍の放精を繰り返していたのだった。

 「フーッ、さすがに疲れたわ。」
 「大したものね、愛華。私達も随分出したけれど、あなたはその何倍も出しているのよ。もうそろそろいいのでは?」
 「ちょっと待って・・・。」

 愛華は立ち上がってペニスに気を集める。するとスーッと細く短く成った。

 「アッ、いいみたいだわ。」
 「分かっているわね? トモミちゃんに挿れたら、まず細いまま長さを伸ばすのよ。そして膣いっぱいの長さ迄に成ってから、少しずつ太くするの。セックスしたいでしょうけれど、暫くは我慢よ。子宮と繋がったらOKですからね。」
 「分かりました。」

 愛華は少し緊張していた。そして衣服を脱いで全裸になると、父と祖父は智美からペニスを引き抜いて抱き上げ、ベッドに仰向けに寝かす。まだ二本挿しの快感の余韻に酔い痴れている智美の両手と両足を支え、愛華を招いた。

 「トモミちゃん、いくわよ。」

 愛華は細いが堅いペニスを智美の股間に宛てがった。智美はビクッとして硬直した。

 「あ、愛華さん・・・av

 ヌプッとペニスを填め込む。小さくしてあるペニスはすぐに智美の膣に完全に埋没し、下腹部同士がピッタリと合わさった。

 「アアッ・・・、ボクは・・・。」

 快感の余韻がいきなり覚め、智美は反射的に逃げようとした。それを父と祖父が押さえ付ける。愛華はペニスに気を込めてグッと伸ばした。

 「ヒーッ、愛華さん、ダメーッ・・・メ@アッ、オチンチンが伸びる。ウッ、オマンコがーーーっ・・・メv

 メリメリと音がし、智美の膣が拡がっていく。膣道は固まった筋肉で細い管状であったが、その中に愛華のペニスが押し拡げながら填まり込んでいくのだ。智美の膣筋肉は既に完成している。ただ、膣を形成する細胞は強い圧縮状態であり、密度の高い状態になっている。それを愛華のペニスが結合にひびを入れながら押し入るのである。膣筋肉の強い結合が少しずつ解れながらその径を増していくのだ。

 「堅い・・・。」

 愛華はペニスに力を入れながら伸ばしていく。トモミの痙攣しながらの抵抗は父と祖父が押さえ、膣細胞の塊、つまり智美の男としての最後の抵抗を崩壊させていくのだ。

 「挿れちゃイヤーッ・・・。アアーッ、深い。」

 智美の体内に、今迄には絶対に異物の入る筈のない空間が出来ていくのが感じられる。

 「おなかの中に・・・、オチンチンが・・・? ボクは男よーーっ、入る筈が無いのよーーーっ・・・。」
 (ボクの体の中にオチンチンが・・・? 深い・・・。愛華さんのオチンチンがボクの中に・・・。あんなに大きなオチンチンが・・・。愛華さんとボクのあそこがピッタリと合わさっている。あの大きなオチンチンがスッポリ・・・。)

 そして愛華にも分かったのだが、智美にも愛華のペニスが子宮口迄到達したのが分かった。

 「アッ・・・、オチンチンが・・・。」
 「クッ、届いた・・・。」

 愛華の汗が振り飛ばされている。

 「届いた? 愛華、子宮の入り口へ?」
 「ええ、届いたわ。」
 「ダメーーッ、愛華さん、やめて。お願い、抜いて・・・。子宮に届いちゃった・・・。子宮? ボクに? ボクは男よ。子宮なんか・・・。イヤーーッ!!!」

 激しい泣き声が響く。智美も自分の子宮の存在が分かるのだった。そして愛華は伸ばし切ったペニスに改めて気を込める。するとペニス全体が直径を大きくし始めた。ペリペリという音が智美の身体に響く。膣細胞の収縮が弾けているのだ。

 「きーっ、愛華さん、ダメよーっ、オマンコが・・・、オマンコが大きく成っちゃうーーっ・・・!!」
 「パパ、堅いのよ。大丈夫なの? トモミのオマンコ、割れていくみたいで・・・。」
 「大丈夫よ。膣は出来上がっているのよ。それが本来の形に成るだけ。愛華、亀頭のえらに力を入れて拡げるのよ。トモミちゃんのオマンコの形があなたのオチンチンにピッタリ合う様に成るわ。」
 「だけどまだ動かしてはダメ。膣細胞が離ればなれになっても、今は水分が少ないし、筋肉の力が弱いの。麗華、二人で交代で精液を飲ませて上げましょう。」

 泣き叫んでいるトモミの顔の上に跨った父は、ペニスを喰わえさせた。そして智美の口の中に擦り付ける。泣いていた智美だが、そのペニスを強く吸い始めた。智美にとり、つらい状態の回復にはやはり精液であった。インキュバスの精液は強い女性ホルモンであり、今は大きく拡がった膣細胞に一番必要な状態である。身体が必要としている時の精液は智美には極めて美味であり、飲み下した精液はすぐに膣に集まり、細胞を活性化させていくのだ。

 「パパ、オマンコが柔らかく成ってくるみたい。ううん、締め付けは強いけれど、お肉が解れてくるの。」
 「そうよ。うんと柔らかくて、丈夫なオマンコに成るのよ。」

 愛華はいっぱいに勃起させていたが、いつの間にか精嚢には精液がまんたんになっていた。ペニスを動かす事は出来ないし、拡がったばかりの膣には愛液が殆ど無い。それでも膣筋肉が少しずつ活動を始める事が愛華には嬉しかった。それは精神的に強い催しになる。

 「パパ、私もつらい・・・。出そう・・・。」
 「アッ、ダメよ。我慢して。抜き挿ししてはダメ。」
 「クーッ、動かさないのにトモミのオマンコの締め付けが気持ちいいのよ。アーッ、出ちゃう・・・。」

 父は慌てて愛華を押さえた。愛華が我慢し切れずにピストンを始めてしまう事を恐れたのだ。

 「アヒッ・・・!」

 愛華は悲鳴の様な声を発した。下腹部は押し付けたままピッタリとしている。その状態でいってしまったのだ。

 「ヒーーーッ・・・。」

 智美の動きが止まった。愛華の精液がいきなり膣口を押し拡げ、子宮の中に突き挿さってきたのだ。

 (愛華さんの精液が入った・・・、ボクの子宮に・・・。暖かい・・・。ボクの子宮の中で愛華さんの精液が・・・。)

 嫌悪感ではなかった。否定でもなかった。不思議な感動が文字通り智美の体の中に飛び込んできたのだった。智美の意識は子宮だけであった。それ以外の感覚は一切無くなり、ただ子宮の中の愛華の精液以外に感じられなかった。

 (ボクの子宮に愛華さんの精液が・・・。これがセックス。ボクは愛華さんと本当のセックスをした。ああ、暖かい。愛華さんの精液がボクの子宮を膨らませた。あら? この感じは何かしら? 愛華さんの愛情を感じるけれど、全然別の喜びが・・・。不思議ね。いとおしさを感じる。ああ、まだ入って来る。嬉しい。ボクは愛華さんとセックスが出来た。好き、大好き。ボクは愛華さんが好き。愛華さんとのセックスが嬉しい。)
 「愛華・・・。」

 父と祖父は心配そうに愛華を見つめていた。

 「射精したの?」
 「アッ、我慢出来なくて・・・。」

 父達は顔を見合わせていたが、それは心配ではなく、安堵の笑顔であった。

 「あなた達、凄い夫婦ね。」
 「私とトモミが?」
 「セックス能力に関しては脱帽よ。」

 父は少し羨ましそうに繋がったままの二人を見つめていた。

 「愛華のオチンチンは私達より強いのは認めるわ。悔しいけれどね。私達の方がセックス経験がずっと多いし、以前の愛華の様な淡泊ではなかったわ。実際私がお母様にオチンチンを挿れた回数は愛華よりもずっと多かったわ。」
 「本当よ。回復力と量では、私があなたの歳、或いは結婚したばかりの一番強い時よりもずっと上よ。だけどそれ以上にトモミちゃんは凄いわ。まだ膣が拡がったばかりなのに膣筋の力だけで愛華ちゃんをいかせてしまうのですもの。それは余程いいオマンコでなければない事なのよ。愛華ちゃんは可愛いだけでなく、凄い名器のお嫁さんを得たのよ。」
 (ボクが名器? ウフッ、変ねえ、凄く嬉しいわ。照れ臭いけれど、私のオマンコが誉められているのが擽ったい。ああ、気持ちいい・・・。お尻に挿れて貰った時よりもずっと落ち着く。私のオマンコはまだ出来たばかり。まだ本当のセックスをする迄には育っていないのね。早くいいオマンコに成って、愛華さんのオチンチンを強く絞って上げたい。・・・、エッ? ボクは男なのよ。あれ程女に成りたくなかったのに・・・。ううん、身体はとっくに女だったわ。オマンコがちゃんと出来る様に成るだけ。じゃあ、心が? ボクは男? どうかしら・・・。ボクは男だった。それは間違いないわ。心が変わったのかしら? 愛華さんが大好きなのは変わらないわ。もっと好きになっているけれど・・・。違ったのは精液が子宮に入れて貰えた事。これはとても嬉しい。これがイヤだったのかしら? イヤと言うよりも、それこそが女に成った証なのよ。それがイヤだったのね。知らなかったからよ。こんなに素晴らしい事だという事を。じゃあ、何も変わっていないじゃない。ボクの心は男のまま・・・でもないわ。どちらでもいいじゃないの。ボクは愛華さんのお嫁さんに成ったのよ。フーッ、お父様のオチンチン美味しい。飲み込む程にオマンコが育っていくのが実感出来るわ。)

 智美は・・・、イヤ、自分の中でも既に愛華の妻であるトモミという意識であった。トモミは愛華の下で強く愛華を抱きしめた。自分の乳房と愛華の乳房を押し付け合い、そして父や祖父の精液をひたすら飲み続けるのだった。

 「ねえ、良子さん、トモミちゃんの場合、私達よりもずっと早いと思わない?」
 「だって中学生ですもの。」
 「そういう意味ではないのよ。確かに若いから変化が早いのは当然かも知れないけれど、それにしては早過ぎない? トモミちゃんが愛華ちゃんと付き合い始めたのはつい最近だし、結婚式だって思っていたよりもずっと早いわ。愛華ちゃんの精液量が多いからでしょうけれど。」
 「そう言えばそうですね。私の場合もパパの精液が入ったのは次の日だったかしら?」

 祖母は笑いながら、

 「そうですよ。お父様やお爺様が苦労してあなたを押さえ付けていたのですもの。それがトモミちゃんの場合、もう素直になっているわ。」

 祖父もトモミにペニスを喰わえさせながら、

 「そうそう。良子さんだけじゃなかったのよ。この調子だと、もうすぐ三本挿しを楽しんで貰えそうね。」

 父はちょっと指を折りながら数えていた。

 「だとすると、孫が出来るのはかなり早そうね。」

 愛華も顔を上げて、嬉しそうだった。

 「子供? どれ位で妊娠するの?」
 「私達もいつ妊娠したか分からないの。初めての経験ですものね。菊野さんの話しだと、私達の身体が女に成り、それから卵子が出来るのだけれど、多分一週間から一ヶ月は掛かっていた計算らしいわ。どっちにしても妊娠判定薬を使えば分かりますよ。」

 陶然としてペニスを吸い続けていたトモミは『子供』という言葉にピクッと反応した。

 (子供? 妊娠? ひょっとして・・・。)

 トモミの手が自分の腹を撫でていた。

 「トモミ、何?」

 トモミは嬉しそうな表情で薄目を開けた。

 「愛華さん、ボク・・・。」
 「エッ?」
 「赤ちゃん・・・。」

 嬉しさを含んだトモミの声に全員が驚いた顔であった。

 「ボクには分かる。愛華さんの精子とボクの卵子が一緒になったの。ボクでも愛華さんでもない別の命を感じるわ。とても可愛い、いとおしい・・・。ボク、お母さんに成るという嬉しさでいっぱいなの。」
 「まさか・・・。」
 「だけど本当かも知れないわよ。だってトモミちゃんは愛華に正式な申し込みをした子なのよ。ママ達は誰もそんな事ではなかったのよ。正式な申し込みを知らないで出来た子よ。だから誰よりも早い女性化があってもおかしくないわ。」

 愛華も指を折って数えていた。

 「じゃあ、高校の入学式の時は二ヶ月目ね? トモミは男で入学したいって言っていたから何とか間に合うわね。」
 「愛華、それは違うのよ。妊娠した時を一月と数えるのよ。だから三ヶ月になるのだけれど、私達インキュバスは胎児としての生育が早いの。なぜだか分かります?」
 「さあ・・・、普通は十ヶ月でしょう?」
 「私達は八ヶ月よ。だって妊娠してしまうとなかなかちゃんとしたセックスがし難いわ。特に臨月近いとね。ですから胎児も親孝行で早く育つの。だけど本当は羊水の代わりに精液で満たされているのよ。栄養とホルモンたっぷりの中で育つのですもの、だから早いのよ。」
 「そしたら・・・、トモミは入学は無理じゃ?」

 トモミはニコニコしながら囁く様に喋った。

 「愛華さん、ボクはもう女よ。そしてお母さん。だけど愛華さんと一緒に入学したいわ。誰にも隠したくないわ。妊娠していてもいいなら女で入学する。」
 「恥ずかしくないの? クラスの何人かは今のクラスの子と一緒になるのよ。トモミが男だったって事を知っているのよ。」
 「そうねえ・・・、恥ずかしいかも知れない。だけどボクがお母さんに成る事と比べたら・・・。自慢に思う事なのに、恥ずかしいなんて事ないわ。」
 「トモミ・・・!」

 愛華は嬉しくなってグッと抱きしめた。ペニスがグッと奥に押し込まれ、その刺激でトモミの膣がギューッと絞られた。

 「パパ、早くしたい。私、トモミとちゃんとしたセックスしたい。」
 「分かったわ。パパとお爺様で沢山精液を入れます。トモミちゃん、愛華を下にして騎乗位になって。」

 愛華はトモミを抱いたままゴロンと下になる。そしてお尻から祖父が、口には父がペニスを挿れた。

 (嬉しい。オチンチンが三つ・・・。ああ、早くオマンコの中のオチンチンを抜き挿ししたい。ボク、幸せ・・・。)



 明け方には誰もが眠っていた。トモミは快感の中で、愛華は嬉しさで、誰もが嬉しいのだが、父と祖父には疲労があった。母と祖母は空腹の為、談笑しながら流動食の食事をしていた。勿論肛門からであった。

 「良子さん、トモミちゃんの準備は?」
 「ええ、こんなに早いとは思いませんでしたから、全然。私の思惑では高卒迄には候補を決めたいと思っていましたのよ。」
 「菊野さんへの連絡は?」
 「ええ、一応は。ですからトモミちゃんと愛華を同じクラスにして頂く事迄はお願いしたのですが、最初は男子生徒としてとお願いしていましたの。トモミちゃんが女子生徒として入学するとなると、制服の変更もしないと・・・。」
 「ダメですよ。トモミちゃんの体型を考えると、普通の制服では合いませんよ。それにマタニティーの制服なんてありませんからね。」
 「あらーっ、そうでしたわ。気が付かなかった。」
 「それにトモミちゃんが赤ちゃんを産むのは確実だけれど、どの程度のおなか迄登校出来るかしら・・・。高校一年生で出産を迎えるとなると・・・、やはり学校の対応も・・・。それに赤ちゃんが産まれてからの育児と勉学となると・・・。」
 「そうですわね。両立は・・・。まあ、育児については、父親の援助が大きいからいいですけれど。」
 「だけど、学校に行っているとすると愛華はつらいわよ。インキュバスは授乳が出来るのですから、お乳が張ってしまって。」
 「そうでした。愛華の時も麗華さんが授乳の手伝いをしてくれました。」
 「でもそれは卒業してからですからね。私達で菊野さんに色々とお願いしませんとね。」
 「はい、お母様、宜しくお願いします。」
 「だけどトモミちゃん・・・。」

 祖母はクスッと笑った。

 「何ですの?」
 「ええ、私達は小柄なままでお乳が大きいでしょう。女性に成ってからの体型は殆ど変わっていませんわ。私の時代では巨乳は大変だったのよ。良子さんの時はずっと普通になりましたけれど、それでもあなたのお乳はアンバランスな程大きいわ。今でもあなたのお乳より大きな普通の女性は少ないわね。だけどトモミちゃんは既に私のお乳より大きいのですよ。だけどもっと大きく成るのですから、卒業式の頃はあなたと同じ程度かしら。そしてそれ以上に育つのですから、あの小柄な身体の超巨乳。凄い体型よ。」
 「そうですわね。でも大丈夫かしら・・・。トモミちゃんは卒業式は男として出たいらしいの。あのオッパイを隠せるかしら。」
 「男で? それは無理なのでは? まだ髪の毛は伸びないにしても、体型は並みの女の人よりも遥かにグラマーなのですよ。」
 「この前迄は何とか乳房を隠して登校していたのですけれど・・・。」
 「今でもその希望なのかしら。一応相談はしてみますけれどね。ちょっと中途半端な時期でしたね。」
 「でも良かったですわよ。こんなに短い時間で、それもスムーズにお嫁さんが決まって。いつ迄もトモミちゃんに挿れていなくて済みそうですから。」
 「それは本当よ。良子さんの時はとにかくイヤがっていて、麗華さんもパパも大変だったのよ。そしてその影響は私にも合ったわ。麗華さんがいつ迄も良子さんに精液を入れ続けるものだから、私への分が減ってしまって。精神的にもつらかったわ。」
 「もう、お母さんたら・・・。いつ迄も昔の事を・・・。お母様だってそうだったって事は聞いていますよ。」
 「そうでした。だからこそトモミちゃんには驚かされるの。愛華も奥手・・・、インキュバスとしてはよ、奥手だと思っていたけれど、とんでもなかったわね。」
 「お母様、そろそろ旦那様達のお食事の準備をしておかないと。」
 「そうですね。どうしてもこれだけは苦手だわ。味が分からないで、しかも自分達では吐き気を催すものですものね。」
 「仕方ありませんよ。インキュバスの妻の宿命。それに普段はしない事なのですから。結婚式の間だけですから。」
 「そうですね。」

 二人の母親は小さなキッチンで夫と愛華の食事の準備を始めていた。



 「愛華・・・。」
 「アッ、パパ。」
 「お早よう。どう? トモミちゃんの具合は。」

 愛華のペニスは朝勃ちで極めて元気だった。トモミの膣内でいっぱいに膨れているので、強い圧力で押し付けられていた。しかし今迄に無い心地良い圧迫だった。直腸の圧力よりは弱いのだが、ペニス全体が一度に押し付けられている。そしてほぼ均等な圧迫であり、何よりも膣筋肉の弾力性が強くなっていた。
 「凄くいいわ。オマンコの中って、暖かくて柔らかい。それなのにギューッと締め付けられて。」
 「ヘーッ、柔らかいの? 随分と早いわね。もしかしたら・・・、ちょっと待ってね、お爺様に聞いてみましょう。」
 「もうセックス出来るの? かもしれないけれど、念の為よ。」

 父は祖父を揺り起こして愛華の事を話した。

 「愛華、本当に? ちょっと待って、トモミさん、朝よ。起きなさい。」

 トモミは肩を揺すられて目を覚ました。さすがに愛華のペニスを完全に埋没させたままである事に気付いて真っ赤になっていた。

 「アッ、お早ようございます・・・。」

 起き上がろうとするのだが、愛華のペニスが芯になっているので、身体を揺すっても起き上がれない。

 「トモミちゃん、愛華のオチンチンどう?」
 「キャッ・・・。」

 トモミは顔を覆って恥ずかしがっていた。しかしその指の隙間から見える表情は陶酔感がハッキリと分かるのだった。

 「オマンコの具合は? 痛くない?」
 「痛くは・・・ありません。だけど・・・、変な気持ちです。ボクのおなかの中に愛華さんのオチンチンが全部入っている。異物感じゃないの。入っていて当たり前っていう感じで・・・。」
 「ホーッ、それは良かったわ。私の場合、そんなに早くは感じられなかったわ。だけどすぐにその気持ちは分かる様になったのよ。」

 良子は素直に感心していた。

 「じゃあ、ママがそう思える様になった時にはオマンコが出来上がっていたわね? 愛華、ちょっとオチンチンを動かしてみてご覧なさい。アッ、少しよ。それもゆっくりと。多分細くは出来ないでしょうから、少しずつね。」

 愛華は嬉しそうにトモミの腰に手を添え、少し腰を浮かした。亀頭のえらが引っ掛かっていて、僅かにペニスが動いた。

 「キヒーーーーッ?」

 トモミが激しい悲鳴を上げたので、愛華はビックリしてペニスを引き抜くのをやめた。

 「トモミ、痛かった? 大丈夫?」

 トモミは目を見開いて愛華を見つめていた。幾分震えている。

 「な・・・、何なの? 痛いんじゃないわ。オマンコが・・・。」

 良子はニコニコしていた。

 「トモミちゃんは凄い感度なのね。それがセックスなのよ。トモミちゃんが男だった時には感じられない、想像も出来ない程の快感でしょう?」
 「快感? これが? お尻に挿れて貰った時でさえ信じられない程良かったのよ。今、ちょっと動かしただけで、その何倍も凄かったわ。」

 両親も祖父母も少し驚いた様であった。トモミの激しい性感は予想以上だった。

 「愛華、どうやら本物よ。ううん、本物以上。私達の想像以上の名器の様よ。もう少し動かしてご覧なさい。」
 「はい。」

 愛華は嬉しそうにしてペニスをグイッと引き抜いた。

 「キャーーーッ・・・!! 凄いーーーっ!!」

 トモミは絶叫とともに激しく悶える。そして膣に緊張が走る。

 「ウワッ、トモミのオマンコ凄い・・・。ヒーッ、パパ・・・、凄いのよ。私のオチンチンを・・・。」

 愛華のペニスは一度に全体が揉みしだかれ、僅かなピストンの後一気に爆発した。

 「ハヒーーーーッ!!」

 精液が塊となってトモミの子宮に圧入された。トモミはその瞬間絶頂で失神した。意識が飛び散り、全身が性器に成ってしまっていた。愛華にとっても信じられない程の激しい快感で、目を見開いたまま失神していた。


 「凄いわね。私も感じる様に成ってからは素晴らしいセックスだったけれど、こんなに早く・・・。」
 「ちょっと羨ましいわね。愛華は私から見ても奥手の割りに随分強いわ。ママも飲んだりお尻に挿れたりして強さは分かるでしょう? 私やお父様よりもずっと強いのは認めるわ。それがアッと言う間にいってしまって・・・、ううん、トモミちゃんにいかされてしまったのよ。」
 「私にも分かります。愛華ちゃん程のオチンチンが、たとえ溜まっていたにしてもこんなに早くいかされてしまったのよ。膣圧だけではないわ。何も知らないのに凄いテクよ。まるでサキュッバスの様なオマンコね。」
 「男だったのに・・・。サキュッバスの血を引いているのかしら? だけどそれなら最初から女の子の筈。どっちにしてもトモミちゃんは愛華のお嫁さんに成る為に生まれ付いたとしか思えないわ。良かったわ。理想的に夫婦に成りそうね。」
 「だけどまだ若いから、セックス浸りになり過ぎなければいいけれど。」

 失神したままの二人を見つめる皆の目は優しいものだった。



 「アッ、私達?」
 「愛華ちゃん、大丈夫?」
 「ママ・・・。私・・・?」
 「凄かったわね。いっちゃった様ね。」
 「いった・・・? ああ、私・・・。あれがいくって言う事なの? 驚いたわ。セックスって、あんなに凄いなんて知らなかった・・・。」
 「セックスと言っても、あなた達の場合は特別なのよ。ママ達だって普通の人間のセックスよりは遥かに素晴らしいのよ。だけどあなた達は更に遥かに超えているわ。ちょっと羨ましい。」
 「パパもよ。私達の一族は皆セックスで凄い快感を得られるのだけれど、あなた程凄くはないわ。もうトモミちゃんのオマンコは完全に出来ているから、これからは充分にセックスしてもいいのよ。」
 「いいの? 嬉しい・・・。」

 愛華の笑顔の瞳から涙が溢れ出した。

 「じゃあ、暫くは私達だけで続けていいのね?」
 「それは無理。パパ達の場合ですら三日掛かったのよ。」

 父は母をチラッと見やる。母は照れ臭そうにしていた。

 「無理? セックスするのにあと三日?」
 「違うのよ。愛華にも素晴らしさが分かったと思うけれど、ずっと続けていたい筈ね? 三日と言うのは、私達の結婚式で、パパのオチンチンがママから抜ける様になる迄の時間なの。勿論パパも凄いセックスに夢中で、ずっと繋がったままだったのよ。だけど抜こうとしても抜けないのよ。だからセックスし続けだったの。ママの膣はまだ弾力が少なく、パパのオチンチンを噛み込んだまま離さないのよ。それにパパのオチンチンの形に合わせた膣に成っているので、亀頭が簡単に外れないの。だけど不思議とピストンは出来るの。本当はその抜き挿しの間に抜けば抜けるのでしょうが、愛華も分かると思うけれど、最後にいく時にはどうしてもオチンチンをママに突き込んでしまうのよ。そしてママもいくとオチンチンをギューッと絞り上げるから、結局抜けないの。それに興奮したままのせいか、パパもオチンチンを細く出来ないのよ。」
 「だからママ達が繋がっている間、お食事なんか出来ないわ。お爺様、お婆様に支度をして貰うしかないのよ。」
 「キャッ、三日間繋がったままで?」

 愛華は照れ臭そうにしていたが、いかにも嬉しそうだった。

 「愛華はその程度では済まないと思うわ。だってトモミちゃんはママやお婆様よりずっと小柄よ。そして愛華のオチンチンはパパやお爺様より大きいわ。特に亀頭の張りは凄いから、トモミちゃんの膣はしっかり喰わえ込んでしまう。愛華が落ち着けば細く出来るでしょうが、愛華は強いし、トモミちゃんの膣の性能はもう抜群。少々の細さでは離して貰えないし、多分中ですぐに大きくされてしまうわよ。」
 「ワッ、それは・・・。だけど良かったわ。自主登校だから卒業式予行迄二週間、充分に楽しめるわね。」
 「まあ、そんなに続けるつもり? だけどいつ迄も続けていたいと思う程素晴らしい筈よ。ほら、トモミちゃん、寝た振りしているのは分かるのよ。」

 トモミは恥ずかしそうに目を開けた。

 「お早よう・・・、ございます。どうして分かりました?」
 「私は先輩よ。息づかいもあるけれど、オッパイが興奮しきっているし、膣口もピクピクしているわ。」
 「ウフッ・・・。愛華さん、凄かったわ。まるで空を翔んでいる様で・・・。」
 「私も。トモミ、暫くはオチンチンが抜けないらしいわ。覚悟なさい。思いっきり翔ばし続けるわよ。」
 「嬉しい・・・。アハッ。」

 両親、祖父母が見ていてももう二人に羞恥心はなかった。恥ずかしがっている余裕などなく、二人はしっかりと抱き合い、下腹部を動かし始めた。

 「ハヒーーッ! 凄いーーっ!」
 「トモミ、いいわーっ!」

 愛華は腰を激しく上下した。しっかりと填まり込んでいた筈のペニスがトモミの膣を激しく移動する。しかしどんなに激しいピストンをしても亀頭のえらの径が膣口よりも大きいのか、絶対に抜ける事はなかった。激しい嬌声でのセックスにさすがに両親、祖母とも呆れる程だったが、それでも優しい微笑みで見つめていた。

 「ヒーッ! トモミ、凄いのよ。我慢・・・出来ない。」
 「あ、愛華さん。いっちゃう・・・。」
 「アクーーーッ!!」
 「ヒキーーーーッ・・・!!!」

 愛華は最後の瞬間にペニスをいっぱいに突き込む。亀頭の先端が子宮口をこじ開ける様にして熱い迸りが再び子宮に直接飛び込むのだった。

 「ヒーーーーーーッ!!!」

 そして再び二人は硬直して達した。失神と迄はならなかったのは二度目だからなのだが、それでも完全に理性は吹き飛んでいた。



 「愛華さん、ボク嬉しい・・・。」
 「私も・・・。トモミとのセックスがこんなにいいとは知らなかったわ。」
 「ボクもそうだけれど、そういう意味じゃないのよ。ボク、ずっと愛華さんが好きだったわ。だけど女にされるって分かった時は本気で恨んだの。悔しかったわ。それでもボクが愛華さんから離れられない程好きなので、よけいつらかった。だけど女としてセックスをしたら、こんなに凄いんだもの。ボク、今は本当に愛華さんのお嫁さんに成れて嬉しいの。それに・・・ウフッ。お母さんに成れるなんて・・・。こんなに嬉しい事だって初めて分かったの。」
 「そうでしょう? 私はママやお婆様を見ていたから、きっとトモミも喜んでくれると思っていたわ。」
 「ボクは女に成ったばかりだから分からないけれど、赤ちゃんが出来ているのにこんなにセックスしてもいいの?」
 「アッ、そうね・・・。」

 脇で見ていた祖父が答えた。

 「まだ当分は大丈夫よ。それに私達インキュバスは普通人よりもセックスに対する耐性が強いのよ。」
 「どういう事?」
 「多分・・・、これは知り合いの専門家からの受け売りだけれど、私も麗華も愛華もインキュバス、つまり男性型淫魔よ。生物学的には男性なの。だからいいオチンチンなのですよ。トモミちゃんもママもお婆様もやはり生物学的には男性よ。染色体としてはね。つまり両方ともXY染色体です。だからXXで受精する確率は四分の一だけれど、実際にはインキュバスのY染色体が極めて強いので、父親からは必ずYなの。トモミちゃんの方からはY染色体の卵子は出来ないので、必ずXよ。つまり絶対に男の子しか産まれないのよ。トモミちゃんの女性的な部分を受け継いだ卵子と、私達のインキュバスの証の精子で子供が出来るの。だから産まれる子供はやはりインキュバスなのよ。だけど私達は妊娠していてもずっとセックスを続けているわ。それがインキュバスですからね。インキュバスの精液には完全な男の子をもの凄い女にしてしまう程の強い女性ホルモンが含まれているのよ。その中で育つ赤ちゃんは、当然強い女性ホルモンで女性化してしまうのよ。ただ、インキュバスの証のオチンチンは、産まれてから精液の影響を受けなくなって暫くしてから発現するの。それが私達ニューハーフ型インキュバスなのよ。トモミちゃんの子供はインキュバスなのよ。愛華と同じで、私とも同じだけれど、沢山の精液を出せる子なの。精液に対する抵抗は強いのよ。抵抗ではないわね。むしろ自分と同じ物質なのよ。」
 「ハーッ・・・。」

 トモミは驚き、呆れ、感心していた。

 「それで何となく分かったわ。」
 「分かった? 何が?」
 「ウフッ、愛華さんが凄いスケベなのには驚いたものだけれど、それが分かった気がするの。だってまだ産まれる前からセックス浸りだったのね。愛華さんの沢山の精液で育つ赤ちゃんなのね。」
 「そうよ。私はママのおなかの中に居た時から、ずっとパパのオチンチンを突き込まれ続けていたのよ。その精液の影響で凄いスケベに成ったままのおなかの中で育ったのだもの。」
 「ウフフ・・・。本当ね。ボクもこんなにスケベで、愛華さんももっと凄いスケベ。その二人の子供だって当然スケベだわ。愛華さん、おなかの子の為にも、もっと・・・。」
 「ううん、赤ちゃんがスケベなのは分かっているわ。私はトモミをもっとスケベにする。いくわよ。」

 愛華は再びトモミを下に押さえ付けてピストンを始めた。ペニスの出入りする淫猥な音はすぐにトモミの喘ぎ声にかき消されてしまう。両親、祖父母ともそのセックスを微笑ましそうに見つめていた。



 トモミ達はただひたすらセックスをし続けていた。さすがに愛華には疲労が出始め、空腹になってきていた。

 「愛華。少し休憩したら?」

 父が呆れながら声を掛けた。

 「愛華が強いのは分かったわ。私だって結構強いと自負していたけれど、もう丸一日よ。食事もしないとね。」
 「そんなに? そう言われればおなかが空いている。」
 「そうよ、愛華さん。ボクは愛華さんの精液が沢山入っているからいいけれど、愛華さんは出し続けよ。ボクとしてはまだ続けていたいけれど、愛華さんが疲れていてはいいセックスが出来ないものね。」
 「トモミちゃん、あなただって休まないと。子宮がパンパンに膨らんでいるでしょう? インキュバスの妻は子宮でも精液を吸収消化出来るけれど、それでもまだあなたの子宮はまだまだそこ迄は、なのよ。」

 トモミは自分の腹をニコニコしながら撫でていた。愛華のペニスと膨らんだ子宮の圧力が心地良かった。

 「ねえ、トモミ、いいの? 私だけが食事していて。」
 「勿論。私の為にお食事して。愛華さんはボクが口からの食事が出来ないのに自分だけと思っているのでしょう? もしボクが普通に食事が出来るのに愛華さんだけが食事するのだったらつらいかも知れないけれど、ボクには無縁ですもの。ボクには出来ないし、したくない事なのよ。だから遠慮しないで。」
 「そう? それなら・・・。」

 愛華は父の差し出したサンドイッチを頬張った。

 「ねえ、パパ。あなたも食事したら? 私達もしますから。それにお父様、お母様は明日お戻りになるのでしょう? そろそろ休みませんと・・・。」
 「エッ、お爺様達、帰るの?」
 「そうよ。今回はあまり余裕がないのよ。いきなりの結婚式だから、仕事も途中で放ったらかしなの。ある程度片が付いたらすぐに来ます。愛華達の卒業式、入学式のお祝いもしないとね。」
 「そうね、私と良子さんはトモミちゃんに色々教えて上げないとならない事も多いし。何せ、女に成ったばかりでしょう、女の生理一つとっても全く知らない事ばかりなのよ。私が女に成って一番困った事なのだから。」
 「生理? ボクも? だけど・・・、赤ちゃんが出来たら・・・。」
 「それだけじゃないのよ。それにトモミちゃんは妊娠期間中の注意する事なんてのも知らないでしょ? 私はもっと歳上でだったから母親学級にも行ったわ。それでも随分若くて、少し恥ずかしかったの。だけどトモミちゃんでは行けないわよ。母子手帳も必要だしね。」
 「アッ、母子手帳・・・! そうよね。トモミが赤ちゃんを産んだ時に必要なんだわ。」
 「法律的にちょっと難しいけれど、それはそれなりに巧く処理出来るわ。知り合いの婦人科の先生に頼むから。とにかくパパ達の受けた性教育と、男だった私達の知ってる性知識では全然役に立たなかったわ。だからしっかりと教えて上げる。」

 トモミは確かに困りそうな予感がしていた。ピョコッとお辞儀をして、

 「お願いします。」

 まるっきり頼るしかなかった。

 「任せておいてね。だけど多分あなた達、それ程一所懸命には出来ないわ。だって、当分の間はあなた達はセックスしまくりだし、落ち着いて来た頃にはおなかが大きく成っていますものね。」
 「アッ、それは本当。」

 愛華はニコニコしながらトモミを横にした。

 「ウフッ。トモミが強く握るからよ。」
 「ええ、分かってますよ。」

 祖母と母はニコニコしていた。自分達も充分に経験していた事である。二人が当分セックスを続けてしまう事は当然の事と考えていたし、事実そうだった。





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